腸内細菌学雑誌
Online ISSN : 1349-8363
Print ISSN : 1343-0882
ISSN-L : 1343-0882
24 巻 , 1 号
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総  説
  • 神谷 茂
    原稿種別: 総  説
    2010 年 24 巻 1 号 p. 1-12
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/02/27
    ジャーナル フリー
    プロバイオティクス(probiotics)の投与がHelicobacter pylori感染症に有用であることが報告されている. Lactobacillus, Bifidobacterium, Streptococcus, Clostridium, Saccharomycesなどのプロバイオティクスはin vitroにてH.pyloriの付着や増殖を抑制する.また,無菌マウス,スナネズミなどの実験動物を使用した in vivo研究において,各種のプロバイオティクスはH. pyloriの胃内定着を抑制することが明らかにされている.メタ解析を含む多数の臨床研究からもプロバイオティクスの H. pylori持続感染菌量の低減作用,除菌率向上作用および抗菌薬による副作用防止効果が示されている.副作用の殆どないプロバイオティクスを H. pylori感染症の除菌治療の際に有効に使用していくことが今後期待されている.
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