腸内細菌学雑誌
Online ISSN : 1349-8363
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12 巻 , 2 号
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  • 森下 芳行
    1999 年 12 巻 2 号 p. 57-72
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/03/16
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  • その研究を開始した頃
    相川 清
    1999 年 12 巻 2 号 p. 73-79
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 鈴木 百々代, 佐藤 成, 大和田 勉, 尾崎 明, 水谷 武夫, 森下 芳行
    1999 年 12 巻 2 号 p. 81-88
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    新生児における腸内フローラの形成と推移に, ガラクトオリゴ糖 (GOS; 70%ガラクトシルラクトース (GL), 25%ラクトース, 5%グルコース) がどのような影響を及ぼすかを明らかにするために, 無菌マウスを用いて新生児に代表的な腸内細菌9菌種Staphylococcus epidermidis 2414, Escherichia coli 128, Enterococcus faecalis 132, Lactobacillus salivarius ATCC 11741T, Clostridium perfringens ATCC 13124T, Bifidobacterium brave YMM-1, Bacteroides vulgatus YM 18, およびEubacterium aerofaciens 151とClostridium paraputrificum VPI 6372を記載順に1週間隔で経口投与して, 糞便内フローラの形成および酵素活性の追跡検討を行った. マウスには0%または5%GOS添加AIN 93G飼料を与えた. その結果, S. epidermidisはGOS摂取に関係なく, E. coli, En. faecalisの定着によつて菌数が低下した. GOS群ではEn. faecalisの菌数が, Eub. aerofaciens, C. paraputrificumの定着により有意に低下した. L. salivariusはGOS群でのみ定着した. C. perfringensはGOS摂取において, B. vulgatus, Eub. aerofaciensおよびC. paraputrificumの定着後, 顕著に減少した. GOS群のBif. breveの菌数は実験期間を通して対照群と比べ約100倍も高かった. また, 実験終了時の各菌種の占有率では, GOS群でBif. breve, E. coli, L. salivariusの占有率が高まった. その他の菌種は低下した.
    in vitroにおける糖資化性試験ではBif. breveがGLの資化性が最も強く, En. faecalis, B. vulgatus, C. paraputrificumも資化性を示したが, その他の菌種はGLを資化しなかった. GOS摂取により糞便, 盲腸内容pHの低下傾向が認められた. 糞便中酵素活性測定試験では, GOS摂取群でのE. coli, B. vulgatusの定着後に, β-ガラクトシダーゼ, α-ガラクトシダーゼ, β-グルコシダーゼ, β-グルクロニダーゼにおいて, 酵素活性上昇が認められた. GOSは新生児の腸内フローラの形成と菌種間の相互関係に強い影響を及ぼすことが示唆された.
  • 朝原 崇, 清水 健介, 大橋 雄二, 松木 隆広, 松本 一政, 高田 敏彦, 結城 功勝, 高山 博夫, 田中 隆一郎
    1999 年 12 巻 2 号 p. 89-96
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/03/16
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    加熱調理した挽肉摂取後に上昇するヒトの尿中変異原活性および腸内フローラに対する, ビフィズス菌発酵乳の飲用効果を検討した. 成人男子の被験者10名を用いて, 飲用前, 未発酵乳飲用中, ビフィズス菌発酵乳飲用中および飲用後に加熱挽肉を摂取し, 尿中変異原活性をエイムズSalmonellaテストで測定した. ビフィズス菌発酵乳飲用中の尿中変異原活性は, 飲用前, 飲用後に比較して有意な低下が認められた (p<0.05). 一方, 未発酵乳飲用中の尿中変異原活性は, 飲用後との間にのみ有意な低下を認あた (p<0.05). 被験者の大便フローラを測定したところ, 投与ビフィズス菌であるBifidobacterium breveヤクルト株およびB. bifidumヤクルト株が, それぞれ7.65±0.41および8.41±0.36 (log10CFU, 平均値±SD/大便1g湿重量) 回収された. また, ビフィズス菌発酵乳飲用時には, 飲用前および飲用後に比較してLactobacillusが有意に増加した (p<0.001およびp<0.002). 一方, Enterobacteriacoaeはビフィズス菌発酵乳飲用中および未発酵乳飲用中に菌数の減少を認あた (p<0.01). これらの結果から, ビフィズス菌発酵乳の飲用は, 食生活における加熱焦げ肉の摂取によって生じる発癌リスクの低減に有用な方法であることが示唆された.
  • 菌種同定と選択培地の作製
    結城 功勝, 松本 一政, 高山 博夫, 諸富 正己, 田中 隆一郎
    1999 年 12 巻 2 号 p. 97-102
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/03/16
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    異なる2つの実験動物生産施設 (日本クレア: Jcl, および日本エスエルシー: Slc) より購入した実験動物ラット, F 344/Jcl, Jcl: WistarおよびSlc: Wistarの糞便から, 非選択培地であるBL培地, および既存のBifidobacterium選択培地であるBS培地を用いてBifidobacteriumを74株分離した. 糖発酵性状試験とDNA-DNAハイブリダイゼーション法で菌種同定をした結果, F 344/JclおよびJcl: Wistarから分離した45株はすべてB. pseudolongum subsp. globosumと同定された. 一方Slc: Wistarから分離された29株は, すべてB. animalisと同定された. またSlc: Wistarから分離されたB. animalisは, BS培地では発育しないことがわかったので, これらの分離株と基準保存株を用いて, 新たに, 実験動物ラットからのBifidobacteriumの定量培養が可能な選択培地の作製を試みた. 乳製品中のBifidobacteriumの菌数測定に用いられているTOS培地を改良し, 選択剤としてセファロチン, フォスフォマイシン, プロピオン酸ナトリウム, および塩化リチウムを添加し, pHを補正することにより, 選択性も回収性も良好な選択培地を作り出すことができた. またこの選択培地を用いて, ラット糞便中のBifidobacteriumを定量した結果, 糞便1g当たりの菌数は106-8であることがわかった.
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