リハビリテーション医学
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36 巻, 5 号
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  • 木村 博人, 小松 賢一, 小林 恒
    1999 年 36 巻 5 号 p. 321-323
    発行日: 1999/05/18
    公開日: 2009/10/28
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  • 加倉井 周一
    1999 年 36 巻 5 号 p. 324-326
    発行日: 1999/05/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
  • 山口 脩
    1999 年 36 巻 5 号 p. 327-328
    発行日: 1999/05/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
  • 陳 隆明, 澤村 誠志, 藤田 久夫, 中川 昭夫, 中島 咲哉
    1999 年 36 巻 5 号 p. 329-332
    発行日: 1999/05/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は下肢切断者の体力を評価し,全身持久力訓練の効果を検証することにある.対象は片側下肢切断者26名(平均年齢25.5歳)で,同年齢層の健常者14名(平均年齢25.5歳)を対照群とした.体力の指標としては最大酸素摂取量,AT,最大負荷量を用い,その評価のために片脚エルゴメータ負荷テストを実施した.また26名の切断者のうち10名に対し全身持久力訓練を行い,それによる最大酸素摂取量,AT,最大負荷量の変化を検討した.切断者の最大酸素摂取量,AT,最大負荷量はそれぞれ平均で21.3ml/kg/min,13.4ml/kg/min,77.0W,健常者ではそれぞれ24.9ml/kg/min,14.8ml/kg/min,111.6Wであり,切断者では最大酸素摂取量,AT,最大負荷量ともに健常者に比べ有意に低下していた.全身持久力訓練を行った切断者の最大酸素摂取量,AT,最大負荷量はそれぞれ平均で26.9ml/kg/min,15.7ml/kg/min,98.4Wでほぼ健常者のレベルにまで改善した.今回調査した切断者は比較的若年であったが,健常者に比べ明らかに体力の低下が認められた.さらに全身持久力訓練を行った切断者では健常者レベルまでの体力の回復が見られた.本研究の結果から,切断後可及的早期に体力の改善を図るための適切な運動処方を行うことが,廃用性に低下した切断者の体力を回復させる上で極めて大切であることが示唆された.
  • 間嶋 満, 江口 清, 藤井 泰, 小宮山 剛平, 鈴木 英二, 近藤 徹
    1999 年 36 巻 5 号 p. 333-339
    発行日: 1999/05/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,脳卒中患者におけるanaerobic threshold (AT)を検出するための至適な運動負荷様式を検討することである.運動負荷様式としては自転車エルゴメータ・トレッドミル・健側下肢運動を採用し,各々におけるATの検出を2回行い,各運動負荷様式でのATの検出率と再現性を検討した.再現性はIntraclass Correlation Coefficient (ICC)で検定した.エルゴメータ,トレッドミル,健側下肢運動でのATの検出は各々26例,13例,17例で実施され,各々のICCは0.80,0.87,0.77であり,再現性はすべての運動負荷様式で良好であった.ATの検出率はエルゴメータで最も高く92%であり,トレッドミルでは77%,健側下肢運動では47%であった.ATの再現性と検出率との結果から,本研究で採用した運動負荷様式の中では,自転車エルゴメータが脳卒中患者のATの検出のための運動負荷様式として最適であることが明らかとなった.
  • 脳室周囲白質軟化の臨床的意義
    荏原 実千代, 太田 令子, 染屋 政幸, 田辺 雄三
    1999 年 36 巻 5 号 p. 340-345
    発行日: 1999/05/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
    早産低出生体重の痙直型両麻痺児(以下SD)28例,運動障害のない児(以下noSD)11例にFrostig視知覚発達検査とMRIを施行した.MRIはT2強調像とT1強調像を,それぞれ前額断像と横断像で得た.T2強調像では,脳室周囲高信号域(以下PVH)の有無,前後方向への広がりを検討した.T1強調像では,脳室周囲白質量の減少の程度を検討し,視知覚発達検査の結果(以下PQ)と比較した.PVHは,SD全例とnoSD9例にみられ,前者では全例,前頭部放線冠(皮質脊髄路)に及んでいたが,後者では,9例すべて頭頂後頭部に限局していた.また,脳室周囲白質量の減少とPQは有意に相関していた.頭頂-後頭白質病変は,視知覚発達障害に関係すると考えられた.
  • Yahr重症度と移動動作能力の変化
    中村 紀子, 小林 充, 門 祐輔
    1999 年 36 巻 5 号 p. 346-348
    発行日: 1999/05/18
    公開日: 2009/10/28
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    本態性パーキンソン病患者教室5年間の取組みでYahr重症度と移動動作能力の変化をまとめた.20人のうち,継続できた13人のYahr重症度(ステージ)の変化は,悪化が62%であった.ステージ1は1例で不変,ステージ2では66%が,ステージ3では80%が悪化した.移動動作能力は31%が悪化し,介助を要するようになって,屋外自立でなくなった.教室の果たした役割は,病気の正しい理解を得て,うつ状態に陥ることなく,積極的に行動し,生活の中でのリハビリテーション的ケアを取り入れることによって,廃用や合併症を防げるよう,意識を変えたことにあると考えられた.
  • 山口 朋子, 染矢 富士子, 影近 謙治, 八幡 徹太郎, 立野 勝彦
    1999 年 36 巻 5 号 p. 349-352
    発行日: 1999/05/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
    乳房切除術後に発生する上肢浮腫の危険因子を調査する目的で,術後患者を対象にアンケート調査を行った.150名から回答が得られ,このうち77名(51.3%)が術後に浮腫を発生していた.自覚的な浮腫の誘因として最も多くの回答が寄せられたのは,家事・職業に伴う手の使用量増加だった.しかし,浮腫を発生した群としなかった群の間で,家事・職業を開始した時期や手の使用量に有意差はなかった.また,診療録から,これまで浮腫の発生を来すと考えられていた術式,放射線照射,抗エストロゲン製剤投与による浮腫の増加はみられなかった.今回の結果から,乳房切除術後に発生する浮腫の危険因子を特定することはできなかった.
  • 1999 年 36 巻 5 号 p. 353-358
    発行日: 1999/05/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
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