リハビリテーション医学
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36 巻, 9 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 乗松 尋道
    1999 年 36 巻 9 号 p. 581-583
    発行日: 1999/09/18
    公開日: 2009/09/04
    ジャーナル フリー
  • 太田 博明
    1999 年 36 巻 9 号 p. 584-588
    発行日: 1999/09/18
    公開日: 2009/09/04
    ジャーナル フリー
  • 佐藤 能啓
    1999 年 36 巻 9 号 p. 588-590
    発行日: 1999/09/18
    公開日: 2009/09/04
    ジャーナル フリー
  • 大平 充宣, 野村 健, 河野 史倫, 野井倉 武憲, 井上 勝一郎
    1999 年 36 巻 9 号 p. 591-592
    発行日: 1999/09/18
    公開日: 2009/09/04
    ジャーナル フリー
  • 重症脳外傷患者の知的能力に関する問題点 (第3報)
    冨田 祐司, 宮野 佐年, 渡辺 修, 大橋 正洋, 片桐 伯真, 久保 義郎
    1999 年 36 巻 9 号 p. 593-598
    発行日: 1999/09/18
    公開日: 2009/09/04
    ジャーナル フリー
    脳外傷患者の社会復帰を検討する際の指標としてのWAIS-Rの有用性について検討した.対象は, 55歳以下, 実用的な屋外歩行が可能で, 失語症がない重症脳外傷患者60例である.社会復帰状況を, 就労群と福祉的就労を含む非就労群に分け, 各知能指数と11の下位検査について検討した.就労群で言語性知能指数 (VIQ) 90.4±14.6, 動作性知能指数 (PIQ) 80.5±14.2, 非就労群でVIQ82.3±14.2, PIQ62.3±13.0で, 非就労群のPIQの低下が顕著であった.判別分析を行うと, PIQとその下位検査の絵画配列と符号が両群の判別に有用であった.これらは社会的能力をよく反映し, 重症脳外傷患者の社会復帰を知的側面から検討する場合, 有用な指標になる.
  • Craig Handicap Assessment and Reporting Technique (CHART) による予備的検討
    青柳 紀代, 高橋 秀寿, 原 行弘, 柴崎 啓一, 里宇 明元, 千野 直一
    1999 年 36 巻 9 号 p. 599-606
    発行日: 1999/09/18
    公開日: 2009/09/04
    ジャーナル フリー
    WHOが推奨するCraig Handicap Assessment and Reporting Technique (CHART) を用いて脊髄損傷患者を評価し, その社会的不利に影響を与える因子を検討した.対象は外来通院中の完全脊髄損傷患者73名 (頸損30名, 胸腰損43名) で, CHART得点と, ASIA Motor score, FIM運動項目の排尿, 排便コントロール, 褥瘡の既往との関係を調べた.結果はCHARTの得点はASIA Motor scoreとは相関しなかった (p=0.13) が, 排尿, 排便が自立しているほど高得点であった (排尿自立群414.1点, 非自立群337.9点 : p<0.001).以上より社会的不利は機能障害よりも, 能力低下により大きく影響を受けている可能性が示唆された.また, 褥瘡の既往は, 既往なし群の方がより高得点であった (既往あり群387.4点, 既往なし群434.0点 : p<0.05).
  • 筋線維伝導速度による検討
    近藤 国嗣, 岡島 康友, 里宇 明元, 千野 直一
    1999 年 36 巻 9 号 p. 607-611
    発行日: 1999/09/18
    公開日: 2009/09/04
    ジャーナル フリー
    頸髄損傷患者では, 残存高位下限の筋に対する筋力増強がADL向上に極めて重要となる.したがってリハビリテーションに際しても適切に筋力増強されているか, あるいは更なる増強が可能な状態か否かの診断が必要となる.本研究では, 残存高位下限における筋線維肥大の評価として筋線維伝導速度 (MFCV) 測定を試みた.被験筋は上腕二頭筋で, 対象患者群として残存高位第5ならびに6頸髄節の頸髄損傷患者9例 (訓練施行群7例と未施行群2例), 対照健常者9名との比較を行った.またCT画像による上腕二頭筋の横断面積評価もあわせて行った.その結果, 筋断面積は訓練施行患者群では健常者より小さくなるものの, MFCVは訓練施行患者群で健常者より有意に速くなることが示された.一方, 訓練未施行群のMFCVも訓練施行群より遅延していたが, 1例に訓練開始後改善が認められた.この結果は, MFCV測定により, 筋力訓練による筋力増強の評価ができる可能性が示唆された.
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