リハビリテーション医学
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40 巻, 9 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 2003 年 40 巻 9 号 p. 563-586
    発行日: 2003/09/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
  • 穐山 富太郎
    2003 年 40 巻 9 号 p. 587-592
    発行日: 2003/09/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
  • 徳田 佳生, 木佐 俊郎, 永田 智子, 井後 雅之
    2003 年 40 巻 9 号 p. 593-599
    発行日: 2003/09/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
    嚥下障害の評価における咽頭反射の臨床的意義を明らかにするために,咽頭反射を陽性(咽頭絞扼反射あり)・やや減弱(しかめ面あり)・減弱(わずかにしかめ面あり)・消失(無反応)の4段階に評価し,ビデオ嚥下造影(VF)上の誤嚥所見との関係を検討した.嚥下障害でVFを施行した67例の咽頭反射は,消失と減弱で79%を占め,片麻痺,痴呆症状,両側・多発病巣が影響していた.VF上の誤嚥所見には,両片麻痺,咽頭反射,水飲みテストが影響しており,誤嚥に対して両片麻痺は特異度90%,水飲みテストでのむせは感度91%を示した.水飲みテストでむせがあり咽頭反射消失の場合VF上の誤嚥は73%と高率であった.むせがない場合,咽頭反射陽性~減弱では誤嚥も喉頭侵入も無かったが,咽頭反射消失では誤嚥または喉頭侵入が60%を占めた.ベッドサイドでの咽頭反射と水飲みテストの評価で,誤嚥リスクをある程度予見可能と考えられた.
  • 牛場 潤一, 正門 由久, 小宗 陽子, 富田 豊
    2003 年 40 巻 9 号 p. 600-609
    発行日: 2003/09/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
    長橈側手根伸筋(ECRL)から同側上腕二頭筋(BB)の運動神経への神経投射を,post-stimulus time histogram法を用いて調べた.被験者は健常者10名である.針電極を用いてECRL筋枝に電気刺激を与えたところ,計10個の運動単位のうち15個に抑制,10個に促通が観察された.両者ともECRLの運動閾値より低い刺激強度でも観察された.両者の潜時を検討するため,表面電極による肘関節部での正中神経刺激によって単シナプス性Ia促通を観察した.潜時比較の結果,ECRL筋枝への刺激により得られた反応は,単もしくは二シナプス性投射であると考えられた.
  • 浦上 裕子, 中島 八十一
    2003 年 40 巻 9 号 p. 610-616
    発行日: 2003/09/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
    外傷性脳損傷の中でも「びまん性軸索損傷」は受傷時に意識障害が遷延化するにもかかわらず画像診断(CT・MRI)で明らかな器質的異常が検出されない病態であるが,後遺症の高次脳機能障害との関連性についての報告は少ない.脳波は神経細胞レベルでの脳機能を電気生理学的に評価できる検査法であり急性期の意識障害の程度を評価することが可能である.これらの症例の慢性期における脳波所見や臨床症状との関連性の報告は少ない.今回われわれは外傷性脳損傷の中でも画像診断(CT・MRI)で明らかな局在性異常所見に乏しい外傷性脳損傷患者15例を対象として,慢性期(受傷から平均半年以上の経過における)の脳波所見を臨床経過・高次脳機能障害との関連性から検討し,同時に電気生理学的検査法である脳波がどの程度この病態を捉えることができるかを検討した.脳波正常群の方が異常群より有意に受傷時の昏睡期間が短く重度の知的機能低下を示した3例には局在性徐波焦点などの脳波異常が認められた.それ以外の症例では脳波正常群と異常群との間の高次脳機能障害に有意差はなかった.脳波正常群のα波の周波数が異常群より有意に速く,受傷時の昏睡期間と関連した(p<0.01).脳波異常と高次脳機能障害との間には特異的な関連性はなかったが,慢性期に正常脳波所見を示しても,臨床的には重度の認知障害が後遺症として残っている場合があった.外傷性脳損傷の慢性期における脳波所見の特徴を検討することにより脳機能を評価し,臨床における有用性を示した.
  • 牧野 健一郎, 吉本 奈美, 和田 太, 蜂須賀 研二
    2003 年 40 巻 9 号 p. 617-620
    発行日: 2003/09/18
    公開日: 2009/10/28
    ジャーナル フリー
    脳卒中片麻痺患者は,非麻痺側の上下肢を用いて車椅子を駆動することが多いが,効率が悪く長距離の移動には向かない.下肢は上肢よりも強い力を発揮することができ,重度片麻痺患者でもリカンベント型エルゴメーターを漕げることが多い.そこで,これらの患者に対して下肢駆動型車椅子の有用性を検討する目的で予備的実験を行った.対象は脳卒中片麻痺患者5名で,十分な駆動訓練に続いて,下肢駆動型車椅子と普通型車椅子の両方で外周コースとスラロームコースを駆動した際の駆動速度とPhysiological Cost Index (PCI)を算出した.駆動速度はいずれのコースでも下肢駆動型車椅子が速く,PCIは外周コースで下肢駆動型車椅子が有意に低値であった.一方,減速ブレーキがない,ペダルが移乗の邪魔になるなどの問題点も指摘された.下肢駆動型車椅子は改良が必要であるが,片麻痺患者にとって有用な移動手段となりうると判断した.
  • 2003 年 40 巻 9 号 p. 621-628
    発行日: 2003/09/18
    公開日: 2009/10/28
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