近年,深層学習を用いた画像圧縮と画像通信に関する研究開発が盛んになっている.画像圧縮は,国際標準方式の一部を深層学習で置き換える方式(部分適用方式)と,画像圧縮全体を深層学習で行う方式(エンドエンド方式)に分類される.画像通信は,人間が感じる主観画質を深層学習で推定する方式(画質評価)と,ネットワークの混雑状況を予測して送信レートを制御する方式(適応レート制御)に分類される.本稿では,これらの研究開発動向の紹介を行うと共に,筆者らによる研究開発事例の紹介を行う.
近年,地球の温暖化が顕著となっている.地球の温暖化が進んだ場合,その影響は雪氷圏で顕著となる可能性が高い.海氷域の変動観測の重要性が増してきている.全球の海氷の分布変動の監視には衛星による観測が不可欠である.ここでは,地球温暖化の現状を概観し,衛星による海氷観測の重要性と,各種の衛星搭載センサが捉えた海氷分布変動の特徴について論ずる.センサにはそれぞれ,長所,短所があり,相補的に活用することの重要性についても言及する.
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