物体色のデータベースから得られた実在の物体色の色域を超えないように彩度
C*を高めることによって,sRGBなど,せまい色域で表示させるために作られたディジタル画像の彩度を高める手法を開発した.彩度を高める際には三つの異なる関数を用いた.自然さについての主観評価実験により,本手法は従来法より良好な結果を示した.また,彩度を高める関数のうちnonlinearでもっとも自然な画像を得られることがわかった.更に,クラスタ分析によって被験者が正反対の評価傾向をもつ二つのグループに分かれることがわかった.
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