燃料協会誌
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3 巻, 5 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 大正十三年四月六日大阪燃料講演大會に於ける講演
    片岡 安
    1924 年3 巻5 号 p. 271-273
    発行日: 1924/05/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    燃料は現代丈明に於て吾人生活の中心をなすべき重大なるものであろことは今更喋々すうまでもない事柄であるが其重要な程度が籐りに普遍的であり且瞬時も五、人生活な離るゝことがない爲あ恰も空氣と水が人生の生存長も重要なものぐありながら殆んど其重要の度合が一般の入々に感智られないと同様に燃料の供給に就ては特殊の關係者の外に集だ深く留意ぜられない嬢がある。然るに燃料は空氣や水と異りて之な容易に得る事は到底不可能であつて、地球上の或る限られ大る分量な採掘或に伐探して利用するに過ぎないのである。而も其天然資源の地理的分布は極めて不平均である之に封して妻明國民は如何なる態度な持績しであるのであるか、叉我日本國民は如何にして其間に處すべきであるか、蓋し我國策の最大なるもののぞある。幾的分布に於て僅に其雰の写埋藏するに過ぎない我國は何等か適當なる國策を樹てざれば近き將來に於て國民生活上の一大危機に潭遇ぜん与るのである。演者は國策として我國の燃料問題を攻究する、芝の極めて重大且つ緊急事であることを力説ぜんとすろのである。
  • 大正十三年四月六日大阪燃料講演大會に於ける講演
    吉村 萬治
    1924 年3 巻5 号 p. 274-286
    発行日: 1924/05/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    演者は現代の經濟生活を観察して、特に (イ) 都市の發達 (ロ) 生産の擴大 (ハ) 交通の變革に關する方面な拉し來りて近代の趨勢秘論じ其樞軸な支持するものは瓦斯、電氣、揮發油及び重油等流動性原力なることを指摘すると同時に此原力を廉價に且っ豊富ならしむることは、即ち一般生活の充實を圖ろは其の所以であることな説示し。之に封し生産者、取扱者、消費者、學者其他は共同して之が改善進歩に努むる必要あり特に我國に於ては其の最も緊切なる事な論究ぜんとするものである。
  • 人大正十三年四月六日大阪燃料講演大會に於ける講演
    石渡 信太郎
    1924 年3 巻5 号 p. 287-312
    発行日: 1924/05/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    石炭が國家存亡上重大なろ關係あろことな論じて、吾國内の石炭産出及消費の過去、現在將來に及び、近く十年以後に於ては豫想産出額を三千五百萬噸とすうも術千五百萬噸の不足を生ずべきことを前提し、將來我國の石炭問題の眞意義は、採掘可能の見込ある三十億乃至三+五億噸の石炭の壽命はA.後何年かといふ問題ではなくして、近き十年先には千吾萬噸、二十年先には三千萬噸以上の大缺乏な來すが、此缺乏を如何にすろやといふ問題であることな説き、演者は此の缺乏な補ふべき對策に就いて卑見な述べんとすのである
  • 大正十三年四月六日大阪燃料講演大會に於ける講演
    田中 芳雄
    1924 年3 巻5 号 p. 313-322
    発行日: 1924/05/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    空中商業機關としての飛行機及び陸上産業機關としての自動車拭何等の顧慮なく迅速に發達して行く。是れ誠に明確で動かす可からざる世界の大勢である。此等の機關の發達なくしては一國の繁榮隆昌は最早や望む可くもない。更に飛行機及び自動車が戰時に於て一國安危の運命か決する機關であることも最早や論議を盡されて居ろ。此の世界の大勢に見て本邦の飛行機及び自動車の發達は必然の結果として急速であらればならぬ鼓に於てか其運轉の生命となる可き飛行機及び自動車燃料の生産は誠に緊要の問題でなければならぬ。現今善通燃料たるガソリンの品位や生産方法は如何に變遷しつゝありや及び其將來は如何。叉最近に於けるガソリン代用燃料の現出と其將來の發達如何。並に此等に關聯する諸問題に關し演者は本邦の現状に立脚し其の大要か述べ更らに此等飛行機及び自動車の燃料研究に關すろ近來の傾向に關し批判を試みんとするのである。
  • 大正十三年四月六日大阪燃料講演大會に於ける講演
    青柳 榮司
    1924 年3 巻5 号 p. 323-327
    発行日: 1924/05/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    石炭を永遠に保存し、森林な涵養する爲め薪炭に代ゆるに水力電氣を用ゐる事の必要なるは我國状の然らしむろ所である。且つ大阪京都等に於ては電氣料金は薪炭よりも低廉であるから、其價格に於ても市民の節約し得ろ事莫大の額に達する。のみならず簡便にして手數を省き時間か節約し清潔であつて衛生的である點から見うも叉清楚として美的である點から考へるも電氣使用が優ろのであろ。若し之な使用すうとせば保熟、蓄熟及び定温装置を特に考慮すろことが利益な大にする所以か説き、併ぜて專門家、電氣供給者、需要者及び爲政者は勿論學者、教育者等の努力に俟つもの大なろことを述べ結局電氣な家庭燃料として使用すろことは市民に眞の丈化生活な與ふるに甚だ應しきのものなろことを立論ぜんとするのである。
  • 大正十三年四月六日大阪燃料講演大會に於ける講演
    大島 義清
    1924 年3 巻5 号 p. 328-333
    発行日: 1924/05/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    家庭に於て使用せらるべき燃料は其の庖厨用なうと媛房用なるとな問はず軍に燃料の熟値のみより論ずれば固形燃料が最廉ぐあり、叉單に衛生上の見地よりすれば電氣は最も理想的のものである。豪壮なる邸宅の一室に壁煖爐を設けて一家團變の快を味ふのにば石炭火に如くものはない、又洒な住宅に入つて丈明的簡易生活を營む爲にば電氣或は瓦斯に如くものはないのぐある。若し夫れ茶を點じて氣か練り、静座して思な凝らす爲には本邦古來の火爐に如くものばない。併し演者の説かんとする家庭に於ける燃料は一般の家庭に於けるものぐあつて特殊の塲合を云ふのではない。抑も都市に於ける家庭の燃料准如何にすべきやば其經濟と共に攻究すべき重大問題ぐあつて其解決は家庭自ら之に當らなければならないのである。然るに家庭は一入の家庭でなく小にしては一都市の家庭であり大にしては國家の家庭である。故に家庭燃料を考究すうには國家的見地を忘れることは出來ないのぐあろ。演者は此の天恵乏しき邦土に於ける都市の家庭燃料として從來の木炭を廢して代ふるに瓦斯を以てし、同時に國家が要する燃料を得る方法を推奨ぜんとするのであろ。
  • 大正十三年四月六日大阪燃料講演大會に於ける講演
    内藤 游
    1924 年3 巻5 号 p. 334-339
    発行日: 1924/05/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    燃料の燃燒程度及び熟の利用率な的確に表示する機械の具備して居ないことは燃料研究上の大缺點であろ。之がたあ常時使用して差支ない測量機械が發明せらるゝ迄は燃料技師として非常に骨が折れることか覺悟せればならない。尤も燃料の經濟は燃料か焚燒する點に於ての改良もを必要とすうが叉石炭が工場に搬入されて火處に建すろ迄或は火處にて燃焼して廢氣となつて姻突を出つる迄の工程中工揚の經濟に影響する事項の多い事か發見する。故に燃料經濟は焚嶢にのみ窮局せしめずしイ、工場經濟全體の上から考査することに依り著しき効果か牧むることが出來るのである。尚鼓に工場經濟上大に注意な要する事柄は昨年工場衰退の時機に於て我邦の石炭需要が工場衰退の割に減少しない現象である。此等の點を考察する時は工場經濟上石炭の利用には缺點が多々あるのぐある。演者は此等の缺陥は容易に改良し且つ解決せらるべきを論じて工場主並に工場監督者の注意を喚起ぜんとするのである。
  • 大正十三年四月六日大阪燃料講演大會に於ける講演
    辻元 謙之助
    1924 年3 巻5 号 p. 340-371
    発行日: 1924/05/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    石炭の低温乾留は歐洲大戰起當つて英國及び蜀國が燃料油の急を告げれるれめ國な擧げて研究機關な設置すろ様になつれ。然し平和期に入うに及んでは戰時の如くに製品に對する期待は各國共に必ずしも同一でなく、獨は油に對し、英は無煙燃料に對するが如く目的な異にする様になり又周圍より事業の成否を窺ひ居れろ瓦斯叉は石油關係者は其立場上より數多の批判か試み、低温乾餾は現今混沌たる状態にあるのである。日本に於ては之が成否に迷つて居る状態であるから演者は之各方面より觀察して眞精神のある所か世人に傳へ、低温乾餾法が進んで我國に採用すべきものであり、之に依る各種生産品即ち半骸炭、瓦斯及び低温タールの利用を述べ且つ低温乾餾が工業として成立する表あには經濟的に收支相ふの必要な論じ其主要なる點が熟像導及び設備にあること存説かんとするのである。
  • 1924 年3 巻5 号 p. 372-374
    発行日: 1924/05/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1924 年3 巻5 号 p. 374-379
    発行日: 1924/05/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
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