流通研究
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13 巻, 1_2 号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
  • 櫻井 秀彦, 吉町 昌子, 早瀬 幸俊
    2011 年 13 巻 1_2 号 p. 1_2_5-1_2_17
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/02/29
    ジャーナル フリー
    本研究では、保険薬局を対象としたサービスの知覚品質に関する調査・分析を行い、先行研究との比較を通して新たな知見を探った。ここで明らかになったことは以下の3 点である。1 つに、今回の薬局に関するサービス品質の測定・評価次元は、5 次元に弁別されたが、これらはSERVQUAL の基となった10 次元に内包され、薬局サービスとしての特性からSERVQUAL のオリジナルとは若干異なる内容で5 次元に集約されたと考えられること。2 つに、他の価値概念との関連性を考えた場合、統計学的な論拠からも階層構造が支持され、北欧学派の2 元論に集約されること。3 つに、総合評価などへの相対的影響度は、全体では表層的な品質評価よりも本質的な品質評価の方が影響度は高いが、顧客セグメントごとで検討するとそれぞれ全く異なること。以上の知見は、プロフェッショナル・サービスを提供する組織のマネジメントにおいて、有用な示唆を持つものと考えられる。
  • 恩蔵 直人, 石田 大典
    2011 年 13 巻 1_2 号 p. 1_2_19-1_2_32
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/02/29
    ジャーナル フリー
    本研究では、顧客志向と新製品パフォーマンスを結びつける媒介変数として、製品開発チームの凝集性と製品開発チーム・アイデンティティという2つの製品開発チーム要因を検討した。ハイテク企業を対象とした調査の結果、顧客志向は製品開発チームの凝集性と製品開発チーム・アイデンティティを向上させ、新製品パフォーマンスを高めることが明らかとなった。
  • 塩地 洋
    2011 年 13 巻 1_2 号 p. 1_2_33-1_2_48
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/02/29
    ジャーナル フリー
    近年急激に増大している, 日本から海外への中古車輸出は様々な社会問題を引き起こしているが, その実態はほとんど明らかになっていない。本稿は, 実際に中古車輸出業者が行っている, (1)オークション落札代行モデル, (2)インターネット受注モデル, (3)現車提示•即売モデル( 日本海モデル), という三つのビジネスモデルの実態を解明する。さらに, 現時点ではほとんど参入していないが, 国内の新車ディーラーが自動車メーカーと提携した形で中古車輸出ビジネスに参入しうるビジネスモデルを提起する。
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