self-extension(Belk, 1988)とself-expansion(Aron & Aron, 1986)という,自己の拡大にかかわる2つの概念について対比的に検討を行った。先行研究のレビューに基づき議論を行うことで,self-extensionとself-expansionには動機づけ的な側面に根本的な違いがあり,これが機能や特徴の違いを生み出していることが明らかになった。また先行研究で用いられている測定尺度には,こうした違いが十分反映されていないことも明らかになった。
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