外科と代謝・栄養
Online ISSN : 2187-5154
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49 巻 , 1 号
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特  集
原  著
  • 山本 和義, 西川 和宏, 平尾 素宏, 福田 泰也, 中山 環, 永妻 佑季子, 谷川 清, 前田 栄, 原口 直紹, 三宅 正和, 濱 ...
    原稿種別: 原 著
    2015 年 49 巻 1 号 p. 35-41
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/05/08
    ジャーナル フリー
      胃癌患者は高齢者や低栄養症例も多いため,術前からサルコペニアの有病率が高いことが予想される.2012年7月~2014年2月の期間で当科にて行った65歳以上の胃癌手術症例69例中38例(55.1%)にサルコペニアを認めた.サルコペニア群で有意に摂取エネルギー量が少なく(25.6 vs. 29.9kcal/(IBW)kg, p=0.0060),摂取タンパク質量が少なかった(0.95 vs. 1.12g/(IBW)kg, p=0.0041).Clavien-Dindo分類Grade Ⅲ a 以上の重篤な合併症発生率はサルコペニア群で有意に高かった(23.7 vs. 6.5%, p=0.043).サルコペニア有りは重篤な合併症発生に関する独立した危険因子であった(OR 5.86, 95%CI 1.06? 51.65, p=0.042).サルコペニア合併高齢胃癌手術症例に対し,適切な栄養介入が重篤な合併症を回避するうえで有用であると考える.
  • 志村 充広, 土屋 誉
    原稿種別: 原 著
    2015 年 49 巻 1 号 p. 43-51
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/05/08
    ジャーナル フリー
      亜鉛は必須微量元素のひとつであるが,周術期の動態に関する報告は少ない.消化器手術 319 例(胃切除 178 例,大腸切除 73 例,膵頭十二指腸切除(PD)53 例,肝切除 15例) を対象とし,周術期の血清亜鉛値を測定した.また尿,膵液,胆汁中の亜鉛排泄をPD 症例で検討した.胃切除症例では術前亜鉛値と術後合併症との関連を調べた.術前亜鉛値は 75.5±12.1μg/dl と低下しており,65μg /dl 未満の症例も 17.6%にみられた.術前亜鉛値とアルブミン値は正の相関関係を認めた(R=0.56).血清亜鉛値は術後 1POD で低下し,その後 7‐14POD で術前値に復した.低下の程度は膵,肝切除で胃,大腸切除に比して大きかった.胃切除症例では亜鉛低値群(65μg /dl 未満)で炎症性術後合併症の発生率が高い傾向にあった(P=0.10).排泄経路の検討では,胆汁にはほとんど排泄されず,膵液,尿中に排泄されていた.周術期の亜鉛は大きく変動しており,亜鉛補充も考慮にいれた周術期管理が必要である.
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巻  末
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