工業化学雑誌
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73 巻, 12 号
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  • 大沢 俊行, 岩野 俊彦, 長谷川 征男
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2559-2564
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    偏析現象を利用した通気分別溶融法によるアントラセン中のフェナントレンの分離精製を実験ならびに理論的に検討した。カルバゾールおよびアントラキノンの分離についても実験的に検討した。試作した実験装置は1回に10kgの試料を処理できる比較的大型のものである。融帯下降式通気分別溶融法によりアントラセンの効果的精製の行なえることを明らかにした。実験結果を基礎式から求めた計算値と比較した結果, 両者はよく一致した。また, 工業化の観点から多段操作について解析的検討を行ない, 一般式を誘導した。ディジタル電子計算機を用い, この式について数値解析を試みた。その結果, 多段操作における融帯の通過回数N, すなわち加熱器の必要個数を決定するための一般的線図を作成することができた。
  • 大沢 俊行, 狩野 猛, 岩野 俊彦, 長谷川 征男
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2564-2568
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    偏析現象を利用して液体有機化合物を連続的に精製する方法として,連続式分別冷凍モデルを提案した。試作装置によりベンゼンの連続精製を行ない満足すべき結果を得た。実験結果を既報で誘導した多段操作の一般式より得た解析解と比較した結果,両者はよく一致した。
    工業化の観点から,N段の連続分別冷凍を行なった場合の製品純度について,解析的検討を行ない一般式を誘導した。ディジタル電子計算機を用いこの式について数値解を求めた。
    その結果,各種有機化合物を連続式分別冷凍法により精製する際の,その系の有効分配係数kと冷却器の個数Nより,製品純度を推定することができた。
  • 茂庭 喜弘, 小松崎 茂樹
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2568-2573
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    組成の異なる各種グリースについて,毛細管型圧力粘度計を用いて見掛け粘度ηaとせん(剪)断速度Sとの関係を検討した。ηaとSとの関係についてSiskoはらにより既に次の実験式ηa=ηa+bSn-1(η∞:Sが非常に大きい場合の粘度,b,n:定数)が報告されている。
    従来η∞+は基油の粘度η0に近似できるとされているが,本報で取扱ったグリースではη0は約2.0~9.6であった。したがってηは基油の粘度により一義的にきまるものではなく,グリースの組成によりかなり影響を受ける。さらにηにおける増ちょう剤の挙動を推定するため,従来の分散体についての議論からその体積分率φを検討した。その結果かなりの油分はグリースの粘度がηになるような高剪断速度のもとで増ちよう剤のミセル構造が相当破壊をうけた状態においても,なお増ちよう剤から完全には分離しないことが推定された。本報で求めたφは仮定を含んだ推定値で今後さらに検討しなければならない。しかしころがり軸受が焼付きに至ったときのグリースには通常50~60%の油分が残っており,潤滑にはグリース中の油分のすべてが有効に働かないという事実がある。したがってηにおける増ちょう剤の体積分率φはグリースの潤滑性を考える上に重要な意義があると思われる。
  • 谷 忠昭
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2574-2577
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    SnCl2 による還元増感を純AgBr乳剤に行ない, 感度の上昇と銀核の形成およびその作用との関係を調べた。銀核の形成は金 補力によりかぶらせて確認した。また銀核の作用は, フェノサフラニンの減感への影響から判断した。写真感度の上昇はSnCl2の添加量が多く,各粒子あたり多数の銀核が形成された領域で認められた。SnCl2が少ない領域(この領域でもすでに各粒子あたり1 個以上銀核が形成されている) ではフェノサフラニンの減感は抑制され,SnCl2 が多い領域では促進される。既報の結果から,SnCl2 が少ない領域ではホール・トラップとして作用する銀核が形成され, SnCl2が多い領域ではエレクトロン・トラップとして 作用する銀核が形成されたことが示唆される。写真感度の上昇はSnCl2の多い段階ではじめて認められたので,還元増感感光核はエレクトロン・トラップとして作用する銀核であると結論される。
  • 黒川 広三, 近藤 輝男
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2577-2581
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    本報告は触媒の活性に対するアルミナの種類および触媒の焼成工程の前で過酸化水素で処理する方法の影響について明らかにした。アルミナは4種類用いた。硝酸アルニウム溶液にアンモニア水を加えていき,pH6で中止したものをタイプ1とし,タイプ1と同様に造りpH10で中止したものをタイプ2とした。塩酸溶液にアルミン酸ソーダ溶液を加えpH8.5で中止したものをタイプ3とし,アルミン酸ソーダ溶液に炭酸ガスを吹き込みpH9.0で中止したものをタイプ4とした。アルミナを硝酸雛バルトおよびモリブデン酸アンモニウム溶液に浸し,100℃ で乾燥し,500℃ で焼成した。触媒活性はガッチサラン残油の水素化脱硫結果から比較した。最高活性はタイプ1のアルミナから造った触媒でえられた。過酸化水素処理はタイプ1および2のアルミナを用いた場合,活性を高めた。
  • 小方 英輔, 神谷 佳男, 太田 暢人
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2582-2587
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    酸化タングステン-アルミナ触媒によるn-ヘプタン,3-メチルヘキサン,2,4-ジメチルペンタン,ヘプテン-1の水素化分解反応について検討した。反応は小型加圧固定床流通式反応装置を用いて反応温度340~540℃,反応圧50kg/cm2の範囲で行なった。
    n-ヘプタンは速かに2-,3-メチルヘキサンを主体とする各種C7炭化水素に異性化し,ついでCenterCrackingによりプロパンとブタンになる。3-メチルヘキサンはn-ヘプタンから生成すると同種のC7炭化水素に異性化し,ついで分解して行く。2,4-ンジメチルペンタンは,他のヘプタン類から生成すると同種のC7炭化水素に異性化され,それと同時に一部は直接水素化分解する。ヘプテン-1は非常に速やかに水素化され,ついでn-ヘプタンと同様の水素化分解をうける。すなわち,ヘプタン類の水素化分解はヘプテン類を経由するものではない。水素化分解速度は次のような順であった。
    2,4-ジメチルペンタン>3-メチルヘキサン>ヘプテン-1≒n-ヘプタン
    C7パラフィン系炭化水素の異性化および水素化分解には酸性中心が関与している。反応はカルボニウムイオン機構によって進行しており,異性化はカルボニウムイオンへのメチルアニオン移行により,また水素化分解はカルボニウムイオンのβ-開裂によっ進行していると考えられる。
  • 小方 英輔, 神谷 佳男, 太田 暢人
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2587-2593
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    加圧水素存在下において酸化タングステン-アルミナ触媒によるC4~C8の各種パラフィン炭化水素化の異性化および水素化分解について検討した。実験は小型加圧固定床流通式反応装置を用いて,反応温度340~440℃,反応圧50kg/cm2の範囲で行なった。
    n-パラフィン系炭化水素はすべて異性化の方が水素化分解より速やかであり,反応はつぎのようなカルボニウムイオン機構で進n-行すると考えられる。最初に炭化水素の水素原子がH〓にして酸化タングステンのL酸点にはいることによりカルボニウムイオンを生成する。
    異性化反応はカルボニウムイオンへのメチルアニオンの移行によって起こるが,カルボニウムイオンの近くにあるメチル基は移行し難く,反応分子の炭素原子の中でカルボニウムイオンに対して6~7番目に位置するメチル基がとくに移行し易い。その容易さは次のとおりである。ただし,riはカルボニウムイオンよりi番目にあるメチル基の移行速度を意味する。r3:r4:r5:r6:r7=1:4:8:16:16
    水素化分解はカルボニウムイオンのβ開裂によって起こり,その分解速度は分解により生成するカルボニウムイオンの安定性により強く影響をうける。
  • 米田 義章, 美濃 順亮, 宍戸 武雄
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2594-2598
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    不均一系で非可逆過程である洗浄系に,侵食形反応の概念をとり入れ,速度論的考察を行なった。
    木綿,ポリエステル,ウール,ポリプロピレンの4種の繊維布に14Cで標識したトリオレインを付着し,同一条件で繰り返し洗浄を行なった。
    洗浄条件の設定と,繰り返し洗浄の実験から,洗浄の初期過程と再汚染現象が無視できて,汚垢の脱落過程のみについて,その速度論的取り扱いができた。汚垢の脱落過程において,付着状態に基づくと思われる2ないし3個のSpeciesが考えられ,そのおのおののSpeciesについて,加算洗浄時間tと洗浄効率Dとの間に,D=klogtDの関係が見い出された。
    侵食形反応との対応,および繊維布の種類による汚垢の付着状態などの対応について考察した。
  • 石川 平七, 権 相旭, 金 冕燮
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2599-2603
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    主成分がAllophaneである膠質土を4N以上の高濃度の塩酸で処理した場合の生成表面の物理的,化学的特性の変化を化学成分,比重,湿潤熱,比表面積,細孔分布ならびに温度変化によるベンゼンおよびピリジン吸着量の変化等の測定によって推定した。4N塩酸処理で大部分のアルミナ成分は溶出し,比表面積はやや増加し,表面の活性はさらに大きくなるが,さらに強い塩酸で処理した膠賃土は比表面積は非常に増加するが活性は小さくなる。またピリジンの吸着実験から300~400℃あるいは500~600℃附近に加熱された試料はより活性化されることがわかった。
    温度変化によるベンゼン吸着量変化曲線の変曲点でベンゼンが試料表面に単分子層におおわれると見なし,その点でのべンゼン吸着量から比表面積を測定した。この結果はBET法による比表面積測定値とほぼ一致した。
  • 荒井 康夫, 安江 任
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2603-2609
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    セッコウの構造はCa2+とSO42-からなるイオン結合の層と水分子の層からなり,水素結合がイオン結合にくらべ弱いためいちじるしいへき開性をしめすことがしられており,摩砕によりメカノケミカル脱水が容易におこることが期待される。二水セッコウ,半水セッコウを摩砕すると,摩砕時のフンイ気,摩砕機の能力,試料の採取量による摩砕効果などにより脱水転移速度はかなりことなるが,最終的にはII型CaSO4の微細結晶(結晶子の大きさ約300Å)となる。すなわち,結晶質物質の摩砕現象として一般にみとめられるようなX線的な無定形化はおこらない。
    一般に二水セッコウおよび半水セッコウの示差熱分析曲線においてIII型CaSO4→II型CaSO4転移に起因するところの発熱ピーク(340℃)はほとんどみとめられないか,またはきわめて微弱であるが,セッコウ摩砕物のDTA曲線においてはシャープな発熱ピークが観察される。これは摩砕過程において構造不整の大きいβCaSO4・1/2H2Oおよびそのヌケ殻構造であるIII型CaSO4が生成することをしめしている。
    すでに多くの研究者によりあきらかにされているように,充テン度の高い安定構造であるII型CaSO4は純水中において水和性をしめさないが,これにたいして摩砕によってえられたII型CaSO4は純水中ですみやかに水和してCaSO4・2H2Oに再結晶する。この原因をX線,赤外吸収スペクトルおよび電子顕微鏡により討議した。
  • 森 正枝, 安藤 淳平
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2609-2613
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    リン鉱石の硝酸分解物をアンモニア化する際アルミニウムイオンはフッ素アパタイトの生成を遅くする。これはアルミニウムがフッ素と不活性な非晶性化合物を造るためである。マグネシウムイオンもフッ素と不活性な化合物を造り,またリン酸二石灰の反応性をも低下させるので,アパタイト生成抑制の作用が著しい。マグネシウムを加え,アンモニア化に際して,炭酸ガスを吹込むとアパタイトの生成はさらに抑制される。この際の炭酸ガスの効果は,従来考えられていたような炭酸カルシウムの生成によるものではなく,アンモニア化に際しての局部的なpHの上り過ぎを防ぐためと考えられる。硫酸の添加は,アパタイトの生成を遅らせる。第二鉄イオンとカリウムイオンは, 顕著な効果は示さなかった。なお, アルミニウムイオンや硫酸などを加えて, 高いpHまでアンモニア化した試料では,乾燥後であっても,リン酸二石灰が徐々にフッ化物と反応して,アパタイトに変ることが認められた。
  • 安藤 淳平, 清源 寿郎
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2614-2618
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    硝酸アンモニウム(NN)と硫酸アンモニウム,硫酸カリウム,塩化アンモニウム,尿素,リン酸一アンモニウムの各二成分系の状態図を作成し,一部については吸湿試験も行なった。また,NNと塩化カリウム,硫酸カリウムの各二成分系およびNNとリン酸一アンモニウムとカリウム塩の三成分系について融点や生成塩類を調べた。これらの結果はNNおよびNNを含む肥料その他の諸製品の製造や性質の解明に役立つであろう。
  • 浅岡 忠知, 島崎 長一郎, 堀 修平
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2619-2623
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    含イオウ非環状シアナミド誘導体としてチオ尿素(A),チオシアン酸アンモニウム(B),2,4-ジチオビウレット(C),グアニルチオ尿素(D)を使用し,それらの熱分解機構を解明する目的で,熱分解過程を通常の化学的手段およびDTA,TGA,IR,UV,ペーパークロマトグラフィー,イオン交換クロマトグラフィーなどの物理的手段によって追求した。
    (A),(B),(C)および(D)は400℃以上では同じ熱分解過程をたどり,熱分解生成物(シアヌール酸,アンメリド,アンメリン,メラム,メレム,メロン)も同じである。(A),(B)はそれぞれの融点以上で(A),(B)の混合物となり,その後はぼ同じ分解過程をたどり,200℃以上ではグアニジンチオシアン酸塩(E)が生ずる。(C)は融解と同時に完全に分解し,二硫化炭素を副生し,主分解生成物として(A),(B),シアナミド,(E)および環状生成物を生成し,環化が他の試料と比較して約50℃低い温度でおこることが確認された。(D)は熱分解途上で(A),(B)を生成することなく,融点以上で主分解生成物として(E),副生成物としてチオアンメリン(F)を生成する。(E)と(F)とはそれぞれ異なる経路を通り,(E)の加熱によっては(F)は得られない。
  • 石黒 孝義, 鈴木 英雄
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2624-2630
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    スルファミン酸塩浴からのニッケル・クロム合金電着に際し,電着浴内における錯体形成と合金電着条件との関連について考察した。先ずスルファミン酸ニッヶル0.40mol/lおよびスルファミン酸クロム0.15mol/lのそれぞれの溶液にクエン酸カリウムを順次添加して行き,平衡電位の移動ならびに吸収スペクトルの測定から浴内ニッケルイオンおよびクロムイオンは,いずれもクエン酸イオンと錯体を形成することを認めた。次いで錯体の組成について検討した結果,ニッケル・クエン酸錯体についてはpH2.0~4.5で[NiCitH-],クロム・クエン酸錯体についてはpH2.0~3.5で[Cr2(CitH)3]3-または[Cr(CitH)2]3-と推定された。以上の錯体組成をもとにHarvey,Manningの方法により錯体の解離定数を算出した結果,[NiCitH-]についてはニッヶルイオン濃度0.04~0.02mol/l,pH2.0~3.5のときは2.1~5.4×10-4,[Cr2(CitH)3]3-についてはクロムイオン濃度0.015mol/l,pH2.0~3.5のときは1.35×10-3~1.80×10-14,[Cr(CitH)2]3-については0.03mol/l,pH2.0のとき3.6×10-7であった。次いで合金電着浴における浴内錯体形成と電着条件との関連については最適電着条件として錯化完了前の遊離ニッケルイオンおよびクロムイオンの共存する状態において良好な電着状態ならびに高電流効率が見られることが認められた。
  • 木原 清, 石井 義彦, 鈴木 義仁, 武内 次夫
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2630-2633
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    カルバゾールの精製法について研究した。また,種々の精製過程における不純物の除去状態をしらべるためガスクロマトグラフ法および紫外吸収スペクトル法によって分析を行なった。その結果,精製法として,まずカルバゾール中の少量のアントラセンを除去するために,(I)試料を無水マレイン酸と無溶媒で加熱反応させ,ついで加水分解を行なったのち,(II)o-ジクロルベンゼンより分別沈殿し,さらに(III)ゾーンメルティングによって精製する。上記I,II,IIIによる精製物およびIVの溶融管の各部分について当教室で開発した粉末注入による高感度ガスクロマトグラフィーと紫外吸収スペクトル法とによって不純物の定性定量を行ない,各精製過程での不純物の除去状態を考察した。I,II,IIIの方法を順次行なうことによって,市販の精製カルバゾール(純度98.8%)は良好な収率で純度99.999%に精製することができる。
  • 山崎 満, 武内 次夫
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2634-2644
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    種々な溶媒中におけるテノイルトリフルオルアセトン(TTA)のプロトンおよび19FNMRスペクトルを20℃で測定した。エノールOHプロトンおよびCF3基化学シフトは種々な溶媒中で希釈すると大きな変化を示した。種々な溶媒中,20℃における平衡定数を測定した。ケト型含有率はピリジン,キノリン中で希釈につれ増加した。トリエチルアミン,ピペリジン中ではTTA濃度50mol%以下ではエノール型として存在した。種々な溶媒中でのTTAのケト型とエノール型の間のconversionenthalpy△Hを概算した。
    種々な種類のTTA金属キレート(M=Al,Ga,In,Mg,Ca,Sr,Ba,Zn,Cd,Pb)を合成し,これらキレートのアセトニトリル溶液のプロトンおよび19FNMRスペクトルを20℃で測定した。キレート環の=CH-プロトンおよび19F共鳴の化学シフトは両方とも,キレートに結合した金属のイオン半径と相関があることを見出した。キレート環の=CH-プロトンはイオン半径が増加するにつれ高磁場シフトして,一方,19F共鳴はイオン半径の増加とともに低磁場シフトした。プロトンおよび19F共鳴の化学シフトはまた,キレートに結合した金属の電気陰性度と相関があった。
  • 小笠原 貞夫, 佐藤 裕之, 岩田 有三
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2645-2650
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    MoO3-Al2O3触媒を用いて,プロピレン,水および酸素より直接アセトンを合成する場合の反応機構について検討した。この反応はつぎの過程を経て進行する。
    反応には二種の活性点が必要であり,それぞれ過程(1)および(2)に対応する。前者はこの触媒の酸性点であり,後者は酸化モリブデンに属する活性点であることが帰納された。反応速度(r)は200℃以上において,次式で整理できる。
    (k:速度定数,PP・PA:プロピレンおよびアセトン分圧,KP・KA:プロピレンおよびアセトンの吸着平衡定数)反応の活性化エネルギーは200℃を境にして異なり,低温側では約30kcal/mol,高温側では約10kcal/molであった。前者の値はIPA生成反応の活性化エネルギーに一致することから,低温側のアセトン合成反応の律速段階は気相プロピレンと吸着水とのIPA生成反応であると推定され,一方,高温側の律速段階は吸着IPAの或る種の表面拡散律速として説明できる。
  • 佐野 正勝, 四ツ柳 隆夫, 青村 和夫
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2651-2654
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    酸化ニッケル-シリカ-アルミナ触媒の活性化の挙動を研究した。触媒の塩酸に対する溶解速度は,初期の段階においては放物線状の曲線で示される。しかしながら,後期の段階においては溶解速度は極端に小さくなる。この溶解し難い部分の濃度は,触媒活性化温度の上昇に比例して増加する。とくに400~800℃ の温度領域においては直線関係が見られた。また,酸に対する溶解速度は酸化ニッケルの過剰酸素量に比例して増加し,しかもγ線照射により著しく大となった。ニッケル濃度6.8~16.7%の触媒の溶解反応の活性化エネルギーは3~4kcal/molであった。
    溶解速度のγ線照射に対する変化は,前報で報告したγ線照射した触媒のプロピレン重合反応に対する活性の変化と対応する。以上の実験結果から, γ 線照射した酸化ニッケル-シリカ-アルミナ触媒のプロピレン重合反応に対する活性の増加は, 結晶性酸化ニッケルの過剰酸素に依存すると結論した。
  • 土屋 富士雄, 久和 正昭, 伊香輪 恒男
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2655-2657
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    芳香族N-オキシドに光照射すると異性化が起こると同時に若干の酸素が脱離することが知られている。本研究ではこの脱離酸素とオレフィンとして用いたcis-2-ブテンとの反応を検討した。反応を,-5,-15,-30℃で行なった結果,各反応においてエポキシドの生成を見た。これは,脱離酸素原子の二重結合への直接付加により生成したものと推定できた。さらに,-30℃で,数種の4-置換ピリジン-N-オキシドを,cis-2-ブテン共存下に光照射を行なった結果,酸素原子の脱離には4位の置換基の影響があり,電子供与性基は脱離酸素量を増し,吸引性基はそれを減少せしめることがわかった。これらの置換基の効果は,各化合物の双極子能率および(N-O)結合の赤外線吸収波数と対応していることが明らかとなった。エポキシ化に関しては,電子供与性基を持つピリジン-N-オキシドが酸素源としてより有効である。
  • 中西 三郎, 吉村 太
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2658-2664
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    C8からC10の鎖状オレフィンを空気で希釈した無水硫酸でスルホン化した。直鎖オレフィンからは,不飽和スルホン酸およびヒドロキシスルホン酸がえられ,二重結合炭素で枝分れしたオレフィンからは不飽和スルホン酸のほかに重合オレフィンおよび重合オレフィンのスルホン酸が生じ,特に2-メチル-ヘプテン-1からは多量の二量体オレフィンのスルホン酸が生じた。不飽和スルホン酸の二重結合の位置は,n-オクテン-1からえたものでは,スルホン酸基に対してβγ位が最も多かったが,反応温度が高くなると炭素鎖内に移動したものが増加した。しかし,n-オクテン-4からえたものはほとんどαβ位であった。また枝分れオレフィンからえられたものはいずれもβγ位であったが,2-メチル-ヘプテン-2からえられたものは例外で大部分αβ位であった。n-オクテン-1およびn-オクテン-4からえられたヒドロキシスルホン酸の水酸基のつく位置は,いずれもスルホン酸基に対しほとんどβ炭素であった。枝分れオレフィンの重合はオレフィンの立体構造に左右され,二量体スルホン酸はオレフィンが二量化し,ついでスルホン化されて生成したものと考えられた。
  • 岡本 能樹, 桜井 洸
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2664-2668
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    α位に異なった置換基を持つ数種のα-エトキシカルボニルホスホン酸ジエチル誘導体を合成して,それらを酸性あるいはアルカリ水溶液とともに加熱還流する条件におけるそれらの炭素-リン結合の安定性を比較検討した。電子吸引性置換基であるフェニル,アセチル,エトキシカルボニル,ベンゾイル基をα位に持つα-置換-α-エトキシカルボニルホスホン酸誘導体は炭素-リンの結合が切れ,ホスホノ基がリン酸として脱離し,対応するカルボン酸誘導体,あるいはカルボキシル基も脱離したカルボニル誘導体を与えることを見い出した。またそれらの置換基のP→Oの赤外吸収スペクトルの吸収波数におよぼす影響を調べた結果,置換基の分極効果を表わすHammett-Taftσ*とその吸収波数のずれ(Δυ=υRH)の間に直線関係が認められた。
  • 笠井 俊保, 姫野 清
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2667-2670
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    ナフタリン核の異なるベンゼン環にアルコキシル基を1 個ずつ有するジアルコキシナフタル酸無水物およびイミド類のうち, 非対称型の2,5-ジアルコキナフタル酸無水物およびそれらのイミド類を合成した。
    これらはすべて文献未載の化合物で,いずれも淡黄色,黄色,黄緑色針状結晶である。有機溶媒には青白色蛍光を呈して溶ける。モノアルコキシナフタル酸イミド類,3,4-,3,5-,3,6-,および4,5-ジアルコキシナフタル酸イミド類と同様にアセテート繊維および合成繊維を白色に染めるが,増白効果は相当する4-アルコキシナフタル酸イミド類のそれよりも劣っていた。耐光性はきわめて良好であった。はきわめて良好であっ
  • 笠井 俊保, 姫野 清
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2671-2674
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    ナフタリン核の異なるベンゼン環にアルコキシル基を1個ずつ有するジアルコキシナフタル酸無水物およびイミド類のうち, 対称型の2,7-ジアルコキシナフタル酸無水物およびそれらのイミド類を合成した。
    これらはすべて文献未載の化合物で,いずれも淡黄色,黄色,黄緑色の針状,板状または不定形の結晶で有機溶媒には青白色蛍光を呈して溶ける。モノアルコキシナフタル酸イミド類,3,4-,3,5-,3,6-,4,5-および2,5-ジアルコキシナフタル酸イミド類と同様にアセテート繊維および合成繊維を白色に染めるが,増白効果は4-アルコキシナフタル酸イミド類のそれよりも劣っていた。耐光性はきわめて良好であった。
  • 石川 延男, 田辺 敏夫, 井上 晃
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2675-2679
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    ジアゾ成分中のべンゼン環に直結するフッ素原子が色相および耐光性におよぼす影響をあきらかにする目的で,42種の含フッ素モノアゾ色素を合成し,相当する含塩素色素と比較した。用いたジアゾ成分およびカップリング成分はつぎのとおりである。
    ジアゾ成分:2-,3-および4-フルオルアニリン,2,6-および3,5-ジフルオルアニリン,5クロル-2-フルオル-および3-クロル-4-フルオルアニリン,2-,3-および4-クロルアエリン,2,6-,3,5-,2,5-および3,4-クロルアニリン。
    カップリング成分:2-ナフトール,3-ヒドロキシ-2-ナフト-アニリド,-o-トルイジド,-p-クロルアニリド,-o-アニシジドおよび-5'-クロル-2',4'-ジメトキシアニリド。
    一般にジアゾ成分中の塩素をフッ素でおきかえると,えられた色素の吸収スペクトルは浅色かっ淡色的に移行した。また含フッ素色素は対応する含塩素色素にくらべて耐光性が改良されることはなく,とくに4-位(アゾ結合に対してパラ位)のフッ素原子は耐光性をそこなうことがわかった。
  • 平佐 興彦, 林 正敏
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2680-2687
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    不均一エーテル化メチルセルロースの水溶液は, 加熱によってゲル化をおこす。このゲル化温度は, 無機塩のような脱水和剤を添加することによって低くなる。ここでは脱水和作用と溶媒和作用をかねそなえているアルコール類(メタノール,エタノール,1-プロパノール,エチレングリコール,グリセリン)を添加した場合の影響について検討した。一価アルコールと多価アルコールとでは異った影響を与え,一価アルコールでは最初は脱水和効果が大きく,アルコールの濃度,アルキル基の長さが増加するにしたがって溶媒和効果が著しくなり,ゲル化しなくなる。一方多価アルコールでは,脱水和効果と水酸基を介しての橋かけ分子間二次結合がつくられ,ゲル化温度を低下させると考えられる。
    また特異現象として,無限ズリ速度における粘度(η∞)の温度依存性において50~60℃で変曲点をもち,流動の活性化エネルギーが低温での2~3倍になることが観測され,高温ではメチルセルロース分子とアルコールの相互作用が大きいことが推定された。
  • 青柳 重郎, 土田 英俊, 篠原 功
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2688-2691
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    スチレン-マレイン酸共重合体ナトリウム塩水溶液と2価金属イオンを反応させ,生成してくる沈殿重合体塩の構造について検討した。金属イオンの種類やその濃度は沈殿点に影響し,重合体濃度(Cp)<N/10における沈殿点の順序はCa>>Cu>Znとなるが,Cp>N/10ではCa>>Cu≅Znとなる。またこの重合体のイオン交換平衡定数はKCuNa>KZnNa>KCaNa>となり,かつ沈殿重合体中に含まれる金属量もこの順序に従っている。溶液中でスチレン-マレイン酸共重合体は2塩基酸として作用し,解離定数K1,K2はそれぞれ2.0×10-5,3.2×10-9である。溶存重合体中で解離しているカルボキシレート濃度はpHによって著しく影響される。解離定数から各pHにおける共重合体の溶存イオン濃度を検討した結果分子内および分子間架橋型塩の生成率はCu2+では95~75%,Zn2+では96~50%,Ca2+では88~37%となることが明らかとなった。
  • 西村 啓道, 田村 直幸, 田畑 米穂, 大島 恵一
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2692-2698
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    テトラフルオルエレンは-196℃の固相でγ線によって~10%程度の重合が起るとされている。著者らはこのテトラフルオルエチレンにマトリックス分離法を適用し,電子スピン共鳴(ESR)を観測することにより重合の初期過程に関する研究を行なった。
    -196℃でテトラフルオルエチレン単独にγ線を照射すると中央の超微細構造のほとんど見られない幅の広い成分と,その両側の“wingpeak”からなるESRスペクトルが観測され,これは~CF2CF2・つまり成長ラジカルが生成したことを示している。
    一方キセノンマトリックス中にテトラフルオルエチレンを低い濃度に分散させた場合には単独の場合には見られなかった・CF3を始めとするいくつかの低分子ラジカルが見出され,これらの結果は炭素間の結合の切断がかなり起っていることを示している。これらの結果にもとついて反応機構について考察を行なった。
    またエチレン-テトラフルオルエチレン2成分系について-196℃の固相ではγ線による共重合はあまり起らないことが確かめられた。
  • 西内 豊道, 谷 昌隆
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2699-2703
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    硝酸セリウムアンモニウム塩を触媒に用いて,カルボキシメチルセルロース(CMC)水溶液中でメタクリル酸メチル(MMA)の重合を行ない,CMC-MMAグラフト共重合体の生成におよぼす重合条件の影響を検討し,さらにこの共重合体の二,三の性状を調べた。
    (1)CMC濃度2%,硝酸0.119mol//l,重合温度50℃,重合時間2時間の条件で,全重合率,グラフト効率は触媒濃度の増加とともに増大し,単量体濃度(5~17%)の増加とともに低下する。重合温度(30~60℃)については,その増大とともに全重合率は増大するが,グラフト効率は低下する。硝酸濃度およびCMC濃度に関しては,全重合率,グラフト効率とも極大値をもつ曲線がえられた。
    (2)生成グラフト重合体は熱水,ベンゼン,メタノールおよびアセトンにまったく不溶である。また水中でカチオン交換性を示す。
    (3)同じセリウム塩触媒を用い,水中で粉末セルロース存在下でMMAを重合させた場合のグラフト率,グラフト効率は,一般にCMC水溶液中でのMMA重合の場合のこれらの値に比較して大きい。
  • 榊原 敏之, 森岡 正雄, 蜷川 彰, 松田 治和, 松田 住雄
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2704-2707
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    過塩素酸を触媒として酢酸中でRO-〓-X-〓-OR(R:H,CH2CH2OH,X:C(CH3),CH2,S,SO2)とホルムアルデヒド(F)との反応をおこない樹脂を得た。またFの消費速度の測定から,これらの反応の速度Rは次式に従うことがわかった。
    R=-d[F]/dt=k[P][F]〓
    これらの反応で得た樹脂の分子量および速度論的数値はXの種類により大きく変化した。NMRスペクトルでのフェニル核水素の化学シフトおよびUVスペクトルの結果から,反応速度はメチロールカチオンが攻撃するフェニル核上の反応点の電子密度の大小に左右され,活性化エネルギーはフェニル核と置換基との共鳴エネルギーの大小により影響されることを認めた。
    また反応速度定数kは系の触媒濃度および水濃度により影響されるが,それらと酸度函数H0との間には次式が成り立つことを認めた。
    logk=-H0+1.1CHClO4+const.
    logk=l-ogH0-0.001CH2O+const.
  • 北条 舒正, 白井 汪芳, 鈴木 彰
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2708-2712
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    1,2,3,4-シクロペンタンテトラカルボン酸イミド(CPDI)は1,2,3,4-シクロペンタンテトラカルボン酸無水物(CPDA)と28%アンモニア水溶液から好収率で得られた。pH滴定曲線,吸収スペクトル,連続変化法によってCPDIおよびモデル化合物,コハク酸イミド(SI)の錯体生成反応が検討された。CPDIとSIと銅(II),ニッケル(II),コバルト(II),亜鉛(II),水銀(II),銀(I)との錯体生成を水溶液中で行なった。これらの金属錯体の熱安定性の序列は次のようになった。
    水銀(II)>銀(I)≅銅(II)>亜鉛(II)>ニッケル(II)>コバルト(II)>SI
    水銀(II)>CPDI>銀(I)>銅(II)≅亜鉛(II)>ニッケル(II)>コバルト(II)
  • 谷 忠昭
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2712-2714
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
  • 浅野 豊司
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2714-2716
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
  • 小林 悦郎
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2716-2718
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
  • 城代 進
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2718-2719
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
  • 八代 大六郎, 上田 寿
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2720-2721
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
  • 伊藤 俊治, 宮川 亜夫
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2721-2722
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
  • 相馬 芳枝, 佐野 寛
    1970 年 73 巻 12 号 p. 2723
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
  • 1970 年 73 巻 12 号 p. 2724a
    発行日: 1970年
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
  • 1970 年 73 巻 12 号 p. 2724b
    発行日: 1970年
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
  • 1970 年 73 巻 12 号 p. 2724c
    発行日: 1970年
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
  • 1970 年 73 巻 12 号 p. 2724d
    発行日: 1970年
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
  • 1970 年 73 巻 12 号 p. 2724e
    発行日: 1970年
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
  • 1970 年 73 巻 12 号 p. 2724f
    発行日: 1970年
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
  • 1970 年 73 巻 12 号 p. 2724g
    発行日: 1970年
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
  • 1970 年 73 巻 12 号 p. 2724h
    発行日: 1970年
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
  • 1970 年 73 巻 12 号 p. A141-A149
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    These abstracts are prepared for the benefi ot f our readers abroad in order to assist them to get a general idea of the contents of the present issue, written in Japanese by the respective authors. Readers are recommended toto refer to the figures, tables, formulae etc. from the original papers.
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