応用統計学
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11 巻, 1 号
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  • 後藤 昌司, 松原 義弘
    1982 年 11 巻 1 号 p. 1-26
    発行日: 1982/09/10
    公開日: 2009/06/12
    ジャーナル フリー
    最近,医学。生物学の話題として付随情報を伴う生存時間の統計的な接近法への関心が急増している.本稿では種々の接近法の中でも,特に理論的かつ応用的な観点から関心の高いCoxの比例バザードモデルをとりあげる.このモデルはハザード率上での回帰モデルに相当する.その解法に注目し,特に部分尤度法と周辺尤度法について解法間の相違と実地適用に伴う問題点を簡単な具体例を通して明らかにする.また,周辺のモデルと解法についても簡単に触れ,比例ハザードモデルの位置づけ,およびその特徴を考察する.
  • 細野 泰彦, 太田 宏, 加瀬 滋男
    1982 年 11 巻 1 号 p. 27-38
    発行日: 1982/09/10
    公開日: 2009/06/12
    ジャーナル フリー
    二重指数分布に従う品質特性値のばらつきの変化を管理する際,尺度母数をどう推定するかが重要なポイントになる.すなわち計算が容易で,位置母数の変動があるなら,それに影響されないものが望ましい.そのため本稿では,当該工程から一定間隔ごとに得られた一連の観測値に基づく移動範囲による尺度母数の簡便推定法を提案する.提案推定量は,モーメント推定量および最小分散線形不偏推定量に比べて,位置母数の連続的増加や突発的シフトなどの外乱に対して偏りが少ないことが検証される.さらに,移動範囲統計量を応用した二重指数特性値の尺度母数に関する管理図の設計法を示す.最後に移動範囲管理図の諸特性を調べ,従来の管理図との比較を行う.
  • 特に喘息の発作に及ぼす環境要因の評価
    柳本 武美, 鎌倉 稔成
    1982 年 11 巻 1 号 p. 39-47
    発行日: 1982/09/10
    公開日: 2009/06/12
    ジャーナル フリー
    点過程モデルを用いて小児喘息児の発作に及ぼす要因を解析した.このためにロジット型モデルと比例強度型モデルについて考察を加え,その適用上の工夫と両モデルの相違を論じた.2つのモデルは東京都め2病院で得られたデータに適用し,前日効果,大気汚染濃度の影響を調べた.
    点過程モデルは継続して得られるデータの特性を良くとらえた解析を可能にすることが分った.
  • 旗野 脩一, 芳賀 博, 荒尾 静代
    1982 年 11 巻 1 号 p. 49-58
    発行日: 1982/09/10
    公開日: 2009/06/12
    ジャーナル フリー
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