地学雑誌
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90 巻 , 1 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 川辺 鉄哉, 大野 恵一郎, 前田 四郎
    1981 年 90 巻 1 号 p. 1-13
    発行日: 1981/02/25
    公開日: 2010/10/13
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    1) 勝浦層と黒滝層との層位学的関係を明らかにする目的をもって火砕岩鍵層Krに着目して研究を行なつた。Krは春日台, 勝浦大橋に露出する火砕岩を模式とした。
    2) 火砕鍵層Krは新妻 (1976) による火砕鍵層KRの下位約4~5mに新たに発見された層厚120~140cmの凝灰岩KRlをも加えたもので, 下位からこのKRlと, 新妻の記載したものを新たにKRmとKRuとに区分し, これらをまとめた。KRmはさらにm0, m1, m2, m3, m4に細区分した。m0は最下位に発達するゴマ塩状凝灰岩を示す。
    3) Krは東部では走向はNNE-SSW, 西部では走向はENE-WSWを示し, 勝浦北東から春日台にかけては走向はENE-WSWを示す。Krはいくつかの断層によつてたちきられ, 分布がずれると共にまた海面からの高さが場所により異なる。
    4) Krは石切の沢とその約0.5km北西の合山の沢との間で, 勝浦層から黒滝層中へ延長し, 合山の沢では層位上不整合面の約8m上位に位置し, その西方約0.6kπ妻の市道鵜原荒川線との間でKrの東方からの延長が消失している。
    5) Krは西方に位置するにしたがい各葉層の層厚が薄くなり, 松部までは葉層の総計の厚さ (Krの厚さ) 約12mのものが, その西方約0.9kmの石切の沢では厚さ約9m, 合山の沢では厚さ約4.5mとなる。
    6) Krは西方に位置するにしたがい構成する各葉層の岩相がわずかずつ変化し, 黒滝層に近づく石切の沢ではm3下部に軽石, スコリアのラミナを多く挾む厚さ約20cmの層状砂質凝灰岩が2層みられる。さらに合山の沢では凝灰質砂岩となる。
    7) 地質断面図に示されるようにKr層準を基準に考察すると東部の黒ガ鼻地域の黒滝層が層位上, 最も下位で, したがって最も古く, そして分布範囲内の北西部地域に分布する黒滝層はより若い形成といえる。このことから黒滝層は同相異時堆積物であり, 勝浦層と黒滝層との関係は同時異相の関係にある。また黒ガ鼻の黒滝層は一部の勝浦層の基底ともなっている。
    8) 尾田 (1975), 西田 (1977), 前田・他 (1979), 川辺・他 (1979) による諸事実と今回明らかとなつた層位学的事実からして, 房総半島に分布する黒滝層はほぼ鮮新世後期中頃~更新世初頭にわたる異なる時期に一連的に形成された含礫粗粒堆積物であるといえよう。
  • 登内 正治, 古田 俊夫, 小林 和男
    1981 年 90 巻 1 号 p. 14-24
    発行日: 1981/02/25
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
    Magnetic properties of the pillow basalts, dike basalts and ultramafic rocks of the ophiolite suite of the Boso-Miura Peninsula (Cenozoic) are compared with those of the ophiolite suite in the Maizuru district (Paleozoic). From the dike basalt of Boso Peninsula to the least altered dike basalts of Miura Peninsula and Maizuru district, the average intensity of the natural remanent magnetization (NRM) decreases from a maximum of 1.5×10-3 to 8×10-4 (emu/cc).
    The Köenigsberger ratios (Qn) of these dike basalts range from 3.2 to 0.4. Thermomagnetic analyses for the dike basalts from the Cenozoic ophiolite suite exhibit the characteristic behavior of low temperature-oxidized cation deficient titanomagnetite or titanomaghemite.
    In contrast the dike basalt of the Paleozoic ophiolite suite does not have a clear irreversible thermomagnetic curve. The pillow basalts of the Cenozoic ophiolite have NRM intensities from 3×10-3 to 6×10-4 (emu/cc) and Qn-values from 8 to 5. Thermomagnetic analyses of the Cenozoic pillow basalts are quite similar to those of the Cenozoic dike basalts. In the Paleozoic ophiolite suite of the Maizuru district, pillow stractures are not developed in the basalt, but auto-brecciated pillow basalt are present. These auto-brecciated pillow basalts have NRM intensities of abont 1×10-4 (emu/cc) and Qn-values of about 0.3.
    The ultramafic rocks of the two ophiolite suites show wide range of NRM intensities from 1×10-3 to 1×10-4 (emu/cc). Thermomagnetic analyses of the ultramafic rocks have reversible thermomagnetic curves for pure magnetite.
  • 杉原 重夫, 横山 秀司
    1981 年 90 巻 1 号 p. 25-37
    発行日: 1981/02/25
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 小林 貞一
    1981 年 90 巻 1 号 p. 38-45
    発行日: 1981/02/25
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 茂木 昭夫
    1981 年 90 巻 1 号 p. 46-47
    発行日: 1981/02/25
    公開日: 2010/10/13
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  • 茂木 昭夫, 松田 磐余
    1981 年 90 巻 1 号 p. 47-48
    発行日: 1981/02/25
    公開日: 2010/10/13
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  • M. SHIKI
    1981 年 90 巻 1 号 p. plate1-plate2
    発行日: 1981/02/25
    公開日: 2010/10/13
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