燃料協会誌
Online ISSN : 2185-226X
Print ISSN : 0369-3775
ISSN-L : 0369-3775
37 巻, 10 号
選択された号の論文の12件中1~12を表示しています
  • 鶴見 志津夫
    1958 年 37 巻 10 号 p. 567
    発行日: 1958/10/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 伊田 一善
    1958 年 37 巻 10 号 p. 568-572
    発行日: 1958/10/20
    公開日: 2011/10/21
    ジャーナル フリー
    日本の天然ガスの生産は新鉱床の発見と共に近年著しい増加を示してきた。ところがこの鉱床の分類は源始的な探査技術段階ににおいて仮設定されたものが現在まで踏襲されている。この点鉱床に対する概念の上に誤解を生じ易く, また日本の生産の大半を占める鉱床型式は外国ではあまり着目されていないものであることがわかつてきているので, この分類も独自のものを必要とする。ここには鉱床に対する現在の考え方を明らかにすることを試みた。
    鉱床の成立している地層の地質時代, 附随水が高鹹性であるか低鹹性であるか, 鉱床内で天然ガスが水と共に存在し液相を示すか, 単独に気相を示すか, あるいは両者の混合相を示すかなどは鉱床を区分する基本となるであろう。地質学的に考察すると, 地層がすべて含水率の高い状態にある時にガスの挙措はきわめて特殊な様相を示す。すなわちガスは水に伴い地層中に瀰漫し, そのreservoirは相互に完全にまたは不完全に連通しているため化学的または物理的に流体の性格が近似する。またreservoirでない部分でもガスを包含していると考えられる (潤成ガス鉱床) これに対して周囲の岩石が流体の流通を遮断する状態に達している場合は鉱床はその透通性のあるものの中にだけあつて周囲から隔絶した状態となる (包蔵ガス鉱床) すなわちreservoir間の異質性が発達する。このような観点のほかに液相ガス鉱床が地質構造からみて相対酌に低位置でなお透通性の大なる部分に形成された場合は溶解量も多く稼行に堪える鉱床となることがある (低位ガス鉱床) 。これに対して相対的に高い位置に形成された気相または二相鉱床は海外で普通に開発されている型となる。 (高位ガス鉱床) これらの流体鉱床は条件如何により相互に変貌し得るものである。
    日本では過去10年間第三紀高鹹性液相低位潤成鉱床が開発対象め主体を占めてきたが今後はさらに富鉱である第三紀の高鹹性である高位包蔵鉱床がこれにかわるであろう。
  • 昭和33年6月27日第26回コークス特別会講演
    下村 明
    1958 年 37 巻 10 号 p. 573-578
    発行日: 1958/10/20
    公開日: 2011/10/21
    ジャーナル フリー
    製鉄,都市ガス, 合成ガスの製造をは我国では別々に扱われることが多かつたが, 最近は技術的, 経済的に互に著しく接近してきた。将来は一括して化学工業のうちの一つの部門と考える方が妥当になる時がくるであろう。それらに共通する問題は特に日本の石炭事情に基いて粘結炭の代りに非乾留炭を原料とすることであるが, その技術の各国における現況をブリケット乾留, 微粉炭乾留, ガス化の項目別に述べた。
  • 寺田 稠
    1958 年 37 巻 10 号 p. 579-581
    発行日: 1958/10/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    さきにKoppes-Totzek炉によつて低品位常磐炭をガス化しその保証能力の150%に達する成績を納めたことを報告したが, さらに煉瓦壁寿命を飛躍的に延長することに成功し, したがつて反応そのものに益のないガス化用蒸気の使用をやめ, ガス化バーナ_の改良により能力を増大し, かつ安全性を大きくすることに成功した。さらに石炭に加えて同時に天然ガスを導入し, これまでの改良によりCO+H2にして当初3, 000m3/h (炉一基容積約10m3当り) の能力を10, 000m3/hに増大することができた。
  • 梶山 茂, 横川 親雄, 渡部 良久, 武上 善信
    1958 年 37 巻 10 号 p. 582-591
    発行日: 1958/10/20
    公開日: 2011/10/21
    ジャーナル フリー
    石炭の化学構造研究に関連して, 石炭化度の異る6種の石炭および大の浦炭のベンゾール加圧抽出成分を試料としてこれを1N-HNO3の沸点で酸化し, 好収率で再生フミン酸を得た。酸化過程における酸化生成物の生成状況と, 生成した再生フミン酸の元素分析値, 中和当量, 酸性基の性状から石炭の化学構造について検討を加えた。
    若年炭では酸化速度が大きく, 再生フミン酸収量は一般に小さく, かつ収量一酸化時間曲線において最大がみられ, 得られたフミン酸も炭素含量少く, またH/Cの値が大きく, 中和当量も低い。高炭化度炭ではこれに反して再生フミン酸収量が最大に達するのに長時間を要するが, その収量が大で, かつ収量一時間曲線には若年炭の時のような最大現象は認められなかつた。この場合の再生フミン酸は炭素含量が大きく, HICの値が小さく, 中和当量が高い。以上から石炭は再生フミン酸に引きつがれるような基本構造とこれを結合している部分とからなり, 石炭化度が進むと共に基本構造中での核縮合の度合が増し, その大きさも増大することを述べた。
    ベンゾール加圧抽出成分についての実験から, 固状ビチュメンよりの再生フミン酸は抽出残渣炭からのそれと構造的に同一と考えられるが, 油状ビチュメンは酸化に対し全く異つた挙動を示し, 得られる再生フミン酸も非常に違つたものと考えられることを示した。
  • 中込 間, 吉田 晋, 杉村 秀彦
    1958 年 37 巻 10 号 p. 592-595
    発行日: 1958/10/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    石炭の低度酸化に関する研究は, 従来, レトルト法またはロータリーキルン法によるものが多かつた。前報までにわれわれが述べた結果も, レトルト法により得られたものである。しかし, 工業化を考慮すれば, より能率の高い流動法の採用が望ましいわけである。
    以上の考え方から, 流動法により酸化した石炭, ならびにこの酸化炭を配合した石炭の乾留試験をおこない, 生成コークスの強度を比較検討した。その結果, 原料炭の酸化によるコークス化性への影響は従来いわれているほど簡単でなく, 配合率を変えて得られるコークスの強度変化は複雑な曲線を画くことを知つた。
  • The Variation of Coking-property by the Fluid Oxidation Method
    Tadashi Nakagome, Susumu Yoshida, Hidehiko Sugimura
    1958 年 37 巻 10 号 p. 596-600
    発行日: 1958/10/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    There have been lots of studies so far on the oxidation of the surface of coal through the low-temperature heat treatment (lower than 400°C). Only a few research workers, however, are known to have published reports on the examined results of the mild oxidation with fluid method, for most of the existing processes of such oxidation are those which employ retort method or rotary kiln method. The reporters experimentally treated Miike Coal with heat between 190° and 430°C employing fluid method, and examined minutely the variation of its properties, especially its coking-property, as the temperature changed. Hitherto it has been a generally accepted idea that, in the case of perplastic coal such as Miike Coal, the cokingproperty is improved by the mild oxidation method. But as a matter of fact the effects of the mild oxidation on the coking-property are far from simple, so that it will be too much hasty to conclude that it is “improved” by such processes. From the results of their study, the reoprters infer that the low-temperature dry distillation is able to produce a better result on the transformation of superior coking coals than The mild oxidation.
  • 固体燃料
    1958 年 37 巻 10 号 p. 601
    発行日: 1958/10/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1958 年 37 巻 10 号 p. 601a-602
    発行日: 1958/10/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1958 年 37 巻 10 号 p. 602-603
    発行日: 1958/10/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1958 年 37 巻 10 号 p. 603-605
    発行日: 1958/10/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1958 年 37 巻 10 号 p. 605-608
    発行日: 1958/10/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
feedback
Top