図学研究
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37 巻, 2 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • 阿部 浩和, 吉田 勝行
    2003 年37 巻2 号 p. 3-8
    発行日: 2003年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    本稿では建築プロジェクトにおける設計変更の傾向と設計図書に与える影響を明らかにすることを目的に, 設計施工一貫方式による建築プロジェクトを取り上げ, そのプロジェクトで使用された「設計図書」と「設計変更記録書リスト」及び「討議記録」を分析し, 以下の結果を得た.設計変更の内容の多くはその建物全体の配置に係る変更ではなく, 部分的な室の配置変更やその仕上げ材料, 窓出入り口, 設備などである.また実施設計図書の時点で記載された内容で設計変更になった事項のほとんどは設計段階で討議されていない.設計変更になった事項の約7件に1件が, その内容に関して設計段階で討議されず, 設計図書でも提示されていない.また設計図書のなかで「平面詳細図」や「平面図」など平面系図面が最も設計変更の影響を受けやすく, 次いで「設備図」, 「展開図」の順であり, その内容は「平面詳細図」や「平面図」「展開図」では各室の配置や出入り口など, 「設備図」では電気設備などである.
  • 菱田 博俊, 直井 久
    2003 年37 巻2 号 p. 9-17
    発行日: 2003年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    作図原理が視覚と異なる斜軸測投影図の描画では適切な奥行きを設定する事が重要だが, 誤解を誘発させる一般的な設定限界は明確とは言えない.本研究では, 斜軸投影図が直軸測投影図から視覚的にゆがんで作図されている事を鑑み, 読図する上で適切または容認し得る奥行き方向と縮率について認識実験に基づき立方体に関して考察した.視覚認識実験では, 描画方向のパラメータである基線角θおよびφに関して規則的に行列配置した一覧図を用いたものと, 不規則なものの二種類を用いた.実験の結果, ゆがみと強く関連する辺長g'<28%が設定限界であり, それを満たした上で三面をできるだけ平等に描画できる奥行きが適切であるとの結論を得た.この奥行きを作画できる基線角は, 《θ=60゜φ=30゜》から《θ=70゜φ=45゜》近傍の範囲に含まれる.更に認識実験からは, 上から見下ろした図が直軸測投影図同様に敬遠される傾向にあり, 不規則配置実験結果に被験者の個性や嗜好が現れた可能性が認められた.
  • 渕上 季代絵, 鹿島 享, 平野 重雄, 加藤 道雄, 面出 和子, 近藤 邦雄, 横澤 肇, 斉藤 孝明, 斉藤 綾, 椎名 久美子, 鈴 ...
    2003 年37 巻2 号 p. 19-31
    発行日: 2003年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • 2003 年37 巻2 号 p. 32-41
    発行日: 2003年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
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