図学研究
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33 巻, 4 号
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  • 斉藤 孝明, 鈴木 賢次郎
    1999 年 33 巻 4 号 p. 3-10
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    実物模型のステレオ撮影映像を用いて問題図を立体視化することにより, 実物とほぼ同様の奥行感を与え得るMCTを開発し, 調査を実施した.通常の透視図によるMCTを併せて実施し, 両者の調査結果を比較, 検討した.主要な結果は以下の通り.1) 実写映像を用いて立体視することでMCTの平均得点は有意に上昇した.この得点上昇は, 一部の問題における正解率の向上によって生じており, 多くの問題においては正解率の向上は見られなかった.2) 立体視により正解率の上昇した問題群においては, 透視図MCTにおける誤答の一部が, 立体形状の認識, および, 立体と切断面の相対位置の認識過程において生じていることが示された.一方, 立体視により正解率の上昇が認められない問題群においては, 多くの誤答が, 切り口形状の生成過程, 見えない部分の処理過程, および, 量判断過程において生じていることが示唆された.3) 実写映像を用いて立体視することによる全解答時間および問題毎の解答時間の差は認められなかった.これは, 立体視による解答時間の短縮効果と, 実写映像から稜線を抽出するのに要する時間が相殺しあうためと考えられる.
  • 村松 俊夫
    1999 年 33 巻 4 号 p. 11-20
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    デザインの基礎教育では実技や演習に多くの時間がさかれるべきである.しかし, 2年制の造形芸術系専門学校や短期大学, また4年制の教員養成系大学の美術教育においては, 十分な授業時間を確保する余裕がない.そこで, 基礎デザインの教育目的である発想力や構成感覚を養成しながらある程度専門的なデザインプロセスを経験できるよう, 難易度の高い条件や制約を設けた課題を設定することがある.
    この場合, 受講者は基礎的な描写力や発想力に未習熟な者が多く, また, 人門としては比較的高度な課題に複雑なモチーフを選定することはふさわしくないので, 基礎造形力に左右されない「幾何図形」を素材として用いることがよくおこなわれる.
    本研究では, 「タングラム (Tangram) 」と「立方体の展開」を用いて教員養成系大学, 被服系短期大学, 工芸系専門学校で試みた基礎デザイン教育の実践例2題を紹介する.
  • 小山 清男
    1999 年 33 巻 4 号 p. 21-26
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • クラスライブラリの継承と2次元サンプルプログラム
    佐久田 博司
    1999 年 33 巻 4 号 p. 27-34
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • 斉藤 孝明
    1999 年 33 巻 4 号 p. 35-50
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
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