図学研究
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56 巻, 2 号
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研究論文
  • 高橋 信雄, 浦田 真由, 遠藤 守, 安田 孝美
    2022 年 56 巻 2 号 p. 3-10
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/09/01
    ジャーナル フリー
     本研究では,CG実写合成の視覚的整合性を向上させるため,簡易測定したカメラpoint spread function(PSF)注1)に基づくブルーム効果の表現手法について検討した.はじめに撮像したエッジ像からカメラ固有のedge spread function(ESF)注2)を取得し,そこから得られたline spread function(LSF)注3)によりPSFを算出した.その後,CG画像とPSFの畳み込みによりブルーム効果を加え,画質を評価した.結果として,PSFに基づくブルームはカメラで撮像した実写のブルームと画素値がほぼ一致し,当該手法がCG実写合成の視覚的整合性を向上させるうえで有効であることがわかった.
研究資料
教育資料
  • 椎名 久美子
    2022 年 56 巻 2 号 p. 17-22
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/09/01
    ジャーナル フリー
     著者が担当する図法幾何学の授業は2019年度までは対面形式で実施されていた.手描き作図を伴う図法幾何学の授業として,投影の考え方を模型で説明したり,作図過程を板書で説明したりした後,学生に作図課題の提出を課して,添削して返却していた.COVID-19のため,2020年度に急遽オンライン形式で実施することになり,模型での説明や作図過程の提示は,静止画や動画による教材を作成して行った.電子的に提出された作図課題については,誤りを指摘するフィードバックシートを返却することで,添削の代替とした.2021年度もほぼ同様のやり方でオンライン授業を実施した.両年度共に,期末試験に相当する学期末レポートをオンライン形式で行った.
  • 平野 重雄, 喜瀬 晋, 関口 相三, 奥坂 一也, 荒木 勉
    2022 年 56 巻 2 号 p. 23-27
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/09/01
    ジャーナル フリー
     JIS B 0001:機械製図は,利便性に優れかつ有用性の高い規格である.2019年5月20日に改正された.改正規格には,製図則の不適格な使い方が散見される.例えば,用語の間違い,製図ルールの誤用と例外的事項などがある.社内規格の機械製図の改定を行うにあたり,製図則から逸脱した規定を確認し,基本的な規定を明確にすることを目的に精査し,その結果を基に,改定を行うことにした.その検討事例と他社における改正規格の取り扱いに関する実状調査結果を述べる.
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