長方形複数ボルト締結体の最適ボルト締付間隔について解析的に検討した結果,次のことが明らかとなった.
(1)弾性床上のはり理論を適用して作成したプログラムにより,最小ボルト本数およびその最適位置を求めることができ,その結果は,実験結果ともほぼ一致する。ただし,結合部ばね定数は,あらかじめ実験的に求めておく必要がある.
(2)最適ボルト位置は,締付間隔と端部長さを適切に決めることにより得ることができ,この比である端部長さ比は,ボルト締付間隔,締結体厚さ,締結体材質結合部ぽね定数によって左右される.
(3)解析結果より,設計図表を作成でき,これを用いて容易に最小ボルト本数およびその最適位置を決定できる.
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