本研究は,オープンスペースへのアクセシビリティと,こどものI. ボールあそび頻度,II. 電子スポーツゲームあそびの有無,との間の相関を示すことを目的とする.分析の対象データは,小学3~4年生時のあそび環境に関する中学生を対象としたアンケート調査により得た.分析にあたり,あそび方法に対する嗜好を表す指標として電子-実体験嗜好性を新たに導入し,屋内外嗜好性と併せて計6つのグループにこどもを分類した.
分析の結果,特定のグループでは,アクセシビリティとボールあそび頻度,スポーツゲームの有無との間に相関が見られることを明らかにした.また,ボールあそびとスポーツゲームとの間には,共通したおもしろさ要素に基づく関係が見られることが明らかとなった.
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