エンジニアリング・グラフィックス教育における最近の変化は, 工学カリキュラムの配分の方法と限界を反映している。工学分野の総合と統合の増加, 各専門分野における実験の増加, より多くの改善されたチームワークによる研究実験が, 今日の工学教育の傾向である。工学教育者は, 活発な学習環境の創造, 教室におけるマルチメディアの利用, 学習動機のある学生, よい指針のもとでの学習の型について配慮しなければならない。
過去30年間にわたるエンジニアリング・グラフィックス教育は, コンピュータと, CADそして製図のソフトウェアーの普及にあるように思われる。エンジニアリング・グラフィックスカリキュラムは, 1950年代からかなり減少し, 多くの工学教科課程内においてかなり廃止された。
本論文は, エンジニアリング・グラフィックスの基礎を, 前進的に進める手法を提案する工学教育の新しい傾向を取り入れた, アイオワ州立大学におけるプロジェクトについて述べたものである。このプロジェクトは, エンジニアリング・グラフィックスの概念と並行して, 図形モデリング, 設計と製造を考慮し, 製品機能を, 学生に調査させる製品分析を含んでいる。そして書面・試問・図面による伝達が強調される。図学教育に対する本手法の原理的考察によって, 本論文は, 教師と学生との間のフィードバックをも含む。
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