日本信頼性学会誌 信頼性
Online ISSN : 2424-2543
Print ISSN : 0919-2697
ISSN-L : 0919-2697
43 巻, 5 号
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展望 「通信ネットワークの安全・信頼性」
編集後記
論文
  • 井上 真二, 藤原 隆次
    2021 年43 巻5 号 p. 309-320
    発行日: 2021/09/01
    公開日: 2025/10/22
    ジャーナル フリー

    システムの機能安全を担う安全関連系に対するプルーフテスト(定期的な安全機能の動作点検と保全活動)は,運用時におけるシステムの安全要件を継続的に満足するために必要不可欠な保全活動として知られている.プルーフテストは,システムの安全性向上・維持に寄与する一方,ある程度のコストと時間が必要であるため,頻繁にそれを実施することは現実的に難しい.本稿では,まず,運用時における危害リスクを考慮しながら理論的にその実施間隔を決定する問題を,信頼性・保全性理論を活用して定義する.また,定義した問題を現実的な状況を損なわず簡略化し,定常状態における保守コストと危害リスクの観点から最適なプルーフテスト実施間隔を求める最適方策を導くことで,E/E/PE安全関連系に対する運用時の保全実施計画策定を支援する技術について議論する.

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