近年, 企業は「リサイクル」や「環境配慮製品の普及」といった環境経営に努めるようになってきた。今後は, これまでに確立されたリサイクル基盤の整備に加え, 新たな視点によるさらなる環境負荷の低減への取組が脚光を浴びつつある。
経済産業省では, 「環境負荷低減」および「競争力を有する新たなビジネスモデルの創出」に資する先導的な「グリーン・サービサイジング事業 (環境にやさしいサービス提供型事業) 」が, 持続可能な社会構築に向けた事業活動へ進展する契機となることを目的として, それらの支援・研究・調査を行っている。
これらについては, 支援・研究等が緒についたばかりではあるが, 「環境負荷低減効果の期待がもてる」, 「将来的には市場競争力を有する新たなビジネスモデルへ発展する可能性がある」という特徴から今後も社会の動向を見極めながら, 積極的に研究・支援していく。
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