廃棄物学会誌
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4 巻, 4 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 鍋島 淑郎
    1993 年 4 巻 4 号 p. 263-264
    発行日: 1993/10/30
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
  • 原田 種臣
    1993 年 4 巻 4 号 p. 265-278
    発行日: 1993/10/30
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    Spoelの報告 (1990) によると, 文明創生期から1750年までに生産された金属量は2, 500万t以下, 1750年から1800年まででは1, 000万t, 1800年から1850年まででは1億t, 1850年から1900年まででは9億t, 1900年から1950年まででは40億t, そして1980年代の10年間で58億tを数える。
    しかしながら, 近年における金属, その他の物質, エネルギーなどの消費の激増は, 金属資源の枯渇や地球環境問題をひき起こすにいたっている。この問題の解決策の一つが資源リサイクリングである。
    各種廃棄物からの金属回収に関する情報の提供を目的として, 本稿では, 1) 金属資源の寿命, 2) 社会システムと金属, 3) 金属の分離回収技術について概説した。
  • 永田 勝也
    1993 年 4 巻 4 号 p. 279-289
    発行日: 1993/10/30
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    環境と資源の保全から廃棄物再資源化に対する要請が強まり, 国民全体で廃棄物の再資源化に取り組む資源循環型社会の構築が急がれている。こうした情勢にあってリサイクル性を考慮した製品作りが望まれている。ここでは, まずリサイクルシステムの分類と特徴についてふれ, その動向や望ましい方向に関して述べた。さらにリサイクル設計に当たっての要点を考察するとともに, その評価法のいくつかの例を提示した。また, 現在注目を集めているライフサイクルアセスメントに関して海外の実施あるいは提案例を紹介し, その重要性を指摘した。最後にリサイクルを含めた環境保全型製品設計に関連する課題を整理した。
  • 高橋 征
    1993 年 4 巻 4 号 p. 290-294
    発行日: 1993/10/30
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    高度技術を結集して強固な産業基盤を形成して, 躍進を遂げて来た自動車産業が, 唯一今世紀中に取残して来た課題が廃車処理を含むトータルリサイクル問題である。1992年には廃車発生台数年間約500万台の内約70%は中古部品, 再生部品, 資源リサイクルにて再利用されているが, 残りの約30%は再利用が出来ない廃プラスチック類として産業廃棄物扱いとなり, 埋立処分されている。しかし, 埋立処分地の用地取得が, 周辺住民の反対運動から年々厳しくなり, その処分費用の高騰により, 円滑なリサイクル機構が崩壊する懸念があり, 現在関連業界で熱源化利用を検討している。
  • 釜江 誠一
    1993 年 4 巻 4 号 p. 295-303
    発行日: 1993/10/30
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    廃家電品は, 金属類, プラスチック類, ガラス類, 木類などの各種原材料から構成される複合商品である。したがって, 現在の金属類を主体とするリサイクルだけでは不充分であり, 製品アセスメントの充実とリサイクル企業の条件整備がうまくマッチしてリサイクルが促進されることが望まれる。
  • 矢野 一也
    1993 年 4 巻 4 号 p. 304-314
    発行日: 1993/10/30
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    日本におけるアルミ缶の販売量と再資源化率の伸びは顕著である。本稿ではアルミ缶の需要, アルミ空き缶の回収方法, 回収されたアルミ缶の再生利用について報告する。さらに, アルミ缶リサイクル協会が, アルミ缶の再資源化率引上げのために実施している事業活動計画について報告する。
  • 村田 徳治
    1993 年 4 巻 4 号 p. 315-325
    発行日: 1993/10/30
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    レアメタルは先端産業を支える素材として不可欠の物質である。レアメタルは, その資源の大部分を海外に依存している。本稿ではセレン・アンチモン・ベリリウム・テルル・タリウム・ガリウム・希土類のリサイクルについて示した。産業廃棄物として発生するレアメタルの一部は, 再資源化されているが, エレクトロニクス製品をはじめ, 家庭から排出される廃電化製品からのレアメタルの回収は行われていない。資源保護・資源枯渇を防止するという観点から, レアメタルの回収・再資源化の重要性は増大している。
  • 鈴木 胖
    1993 年 4 巻 4 号 p. 326-338
    発行日: 1993/10/30
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    未利用エネルギーとしてごみ焼却熱, 工場廃熱, その他の廃熱, 河川水, 海水, 下水をとりあげている。これらをどのように活用できるかについて一般論を述べ, 量的にどれ位期待できるかを近畿地域を例にとって示しでいる。そしてそれぞれの未利用エネルギーがどのように活用されているかを代表的な事例をあげ, 具体的に説明している。最後に未利用エネルギーを活用する上での課題について述べている。
  • 溝上 芳史, 原 昌弘, 藤井 健一
    1993 年 4 巻 4 号 p. 339-345
    発行日: 1993/10/30
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    建設汚泥は排出量が多い産業廃棄物であり, 都市近郊の埋立残余地がなくなりつっある昨今, リサイクル使用可能な処理方法を早急に確立する必要がある。そこで, 本稿では建設汚泥の溶融処理をとりあげ, 処理コストの大半をしめるプロセスにおける燃料原単位に着目し, 低減のためのパラメータサーベイを行った。検討対象のパラメータとしては, 乾粉予熱温度, 乾粉水分濃度, 空気予熱温度, 溶融炉空気比, 酸素濃度, 汚泥処理量, スラグ溶流温度および汚泥含水比である。これらの組み合わせにて熱の高効率利用を図ると, 乾燥処理に要する燃料量に若干の燃料を付加するだけで溶融処理が可能となりかっ生成スラグの建設資材としての活用が期待されることが判明した。
  • 1993 年 4 巻 4 号 p. 346-349
    発行日: 1993/10/30
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
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