廃棄物学会誌
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17 巻 , 5 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 古市 徹
    2006 年 17 巻 5 号 p. 253-254
    発行日: 2006/09/30
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
  • 由田 秀人, 秦 康之
    2006 年 17 巻 5 号 p. 255-262
    発行日: 2006/09/30
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    アスベスト廃棄物の処理については, 従前より飛散性アスベスト廃棄物を特別管理産業廃棄物に位置付け, 飛散防止のための規制を行ってきたところである。一方, 非飛散性アスベスト廃棄物についても, 今後大量に発生することが見込まれ, 解体や破砕等によりアスベストが飛散するおそれがある。このため, 飛散防止を図った上での埋立処分に加え, 溶融等により無害化するルートを確立し, 迅速かつ安全な処理を推進していくこととした。アスベストは1, 500度以上の温度で無害化することが知られているが, 溶融状態によってはこれよりも低い温度でも無害化できることを実証試験により確認したため, 個別に無害化の判断を行う環境大臣の認定制度 (無害化処理認定制度) を平成18年に廃棄物処理法改正により創設した。併せて処理基準の改正等所要の政省令を改正した。
  • 神山 宣彦
    2006 年 17 巻 5 号 p. 263-270
    発行日: 2006/09/30
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    アスベストは極めて有用な工業材料・建築材料として20世紀を通して世界中で盛んに使われたが, そのがん原性により2005年までに世界のほとんどの先進国で使用が禁止された。人類はアスベストにより安全と快適な生活を保障されたが, 安全な使用方法を開発できず, アスベスト関連疾患による多くの犠牲者を出してしまった。現在, アスベストの負の遺産に対処した諸々の法対策や災害補償・救済が行われている中で, アスベスト測定は重要な対策手段の一つになっている。本稿では, 位相差顕微鏡法とX線回折法に加えて分析電子顕微鏡法を紹介した。分析電子顕微鏡法は, 建物解体・改修工事周辺や廃棄物処分場周辺の大気中浮遊アスベストの測定とともに建材や天然鉱物等のバルク試料中のアスベストを的確に定性分析するのに極あて有用である。今後, 広く普及してゆくことが期待される。
  • 永塚 栄登, 河邊 安男, 藤吉 秀昭
    2006 年 17 巻 5 号 p. 271-279
    発行日: 2006/09/30
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    一般廃棄物処理施設 (粗大ごみ処理施設・焼却施設) および収集車において, 石綿含有廃棄物が混入した場合, それが容易に大気中に飛散しないとされる非飛散性石綿廃棄物であっても, 処理・運搬等のプロセスで石綿飛散の可能性は否めない。本調査では, 一般廃棄物処理施設等において, 石綿含有廃棄物を混入させ, 処理または積み込み作業を行ったときと通常処理時の石綿飛散の状況を把握し, 現行の処理方法の検証を行った。その結果, 一般廃棄物処理施設等に石綿含有廃棄物が混入した場合についても, 現行の処理方法にて適正な運転管理 (局所吸気設備による吸気およびバグフィルタによる除じん等) を行うことにより, 石綿を飛散させることなく処理ができるという結果が得られた。なお, 評価の参考値以下ではあるが一部石綿が検出された検体もあるたあ, 一層の飛散抑制および暴露防止に向けての措置を講じることが適切である。
  • 大和田 彰, 岩永 朋来
    2006 年 17 巻 5 号 p. 280-289
    発行日: 2006/09/30
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    アスベスト含有建材廃棄物中のアスベストの分解条件の探索を目的として, セメントロータリーキルン内での焼成によるアスベストの非アスベスト化について検討を行った。その方法としてはサスペンションプレヒーターを模擬した流動焼成炉実験設備を使い, 実機窯尻投入時にサスペンションプレヒーター内上昇気流中に一部飛散する恐れのあるアスベスト繊維を非アスベスト化できる温度と時間条件について検証した。アスベスト含有建材廃棄物粉砕品を一定の割合で炉内に投入した結果, 炉内温度900℃で炉内滞留時間が約0.8秒での排ガス中のアスベスト濃度は30~80f/L, 950℃の場合は15~33f/Lとなり, 1, 000℃以上でほぼ定量下限レベルとなった。また, 各種アスベスト単体を電気炉にて瞬間加熱した場合, クリソタイルは700℃から, クロシドライトおよびアモサイトは950℃から一部非アスベスト化が開始されることが確認された。
  • 酒井 伸一, 山本 貴士, 野馬 幸生, 貴田 晶子, 寺園 淳
    2006 年 17 巻 5 号 p. 290-300
    発行日: 2006/09/30
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    本研究はアスベスト廃棄物の分解条件・除去条件の探索と分解実証に焦点を絞った緊急研究であり, 実用規模施設を用いた高温溶融分解技術の実証的検討, 産業廃棄物破砕過程でのアスベストの挙動とその制御の実証的検討, 廃棄物処理過程におけるアスベスト分析方法の開発を目的とした。高温溶融処理によって得られたこれまでの溶融スラグにはアスベストが残存していないこと, またこれら施設の排ガス中のアスベスト濃度は十分に低い値であることを確認した。また, 破砕施設におけるアスベストの挙動として, 破砕設備周辺空気で管理濃度を上回るケースがあったものの, バグフィルタ等適切な除去対策がなされている施設では, 排ガス中のアスベスト濃度は十分低い値まで低減できることを確認した。
  • 中村 崇, 柴田 悦郎, 白鳥 寿一
    2006 年 17 巻 5 号 p. 301-310
    発行日: 2006/09/30
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    リサイクルは持続可能な発展を支える鍵となる項目の一つである。わが国のリサイクルの状況は特に廃棄物処理を考えた場合, 徐々に改善されている。しかしながら, 金属素材のリサイクルは, レアメタルよりはリサイクルしやすいベースメタルでも十分ではない。本文では, 金属リサイクルの状況と課題についてまとめた。金属リサイクルにおける人工資源の基本概念について, 製錬で使用される天然資源と比較しながら検討した。その本質は (1) 収集が経済的でないこと (2) 不純物が不安定であることである。汚染防止をしながら効率のよいリサイクルを促進するために新しいシステムが必要とされている。このために“人工鉱床”の提案を行った。この概念は, これまでとは異なった発想の転換を行った。廃棄物を資源化するために一度管理保管するという。基本思想を示す言葉として“保管物から原料”へをあげている。これは廃棄物を鉱物資源として取り扱うことを基本にしており, この提案の実現により将来の金属資源リサイクルの確保と有害物の不拡散を実現することが可能と思われる。
  • 2006 年 17 巻 5 号 p. 311-314
    発行日: 2006/09/30
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
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