精密機械
Print ISSN : 0374-3543
45 巻, 534 号
選択された号の論文の24件中1~24を表示しています
  • 中小企業の技術と研究における課題
    矢野 宏
    1979 年 45 巻 534 号 p. 653-654
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
  • 岡藤 栄助
    1979 年 45 巻 534 号 p. 655-658
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
  • 太田 和文
    1979 年 45 巻 534 号 p. 659-663
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
  • 生産技術を主として
    佐久間 敬三
    1979 年 45 巻 534 号 p. 664-667
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
    方向,体質ともに大きな変革期にある日本の産業において,中小企業の問題は特に重要である.
    本特集で中小企業の技術面についての所見の御依頼を受けたので,以前にかなり長く機械工場にあって技術者として勤務していた当時からの見方をまじえ,以下,主として機械加工を中心とする生産技術上の問題について記してみたい.
  • 末永 松治
    1979 年 45 巻 534 号 p. 668-672
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
    本県工業は戦前,豊富な水資源と安い電力によって基礎資源型の化学,鉄鋼,パルプ,繊維等の工場を立地し,これらの産業が県勢発展の原動力となってきたが,現在,不況構造業種に指定され減産のやむなきに至っている.このため本県の産業構造を根本的に転換して地域経済機構の改善を図ることが,最近の重要な課題となっているので,内陸型の金属製品工業,一般機械工業,電気機械工業,輸送機械工業,プラスチック工業等,工業技術の展開を考察して工業試験場の今後の研究課題を,次のようにまとめている.
    応用技術名
    試験研究課題名
    1.真空技術
    真空乾燥技術
    木材の真空乾燥に関する研究
    木質系複合材料の研究
    真空焼入技術
    組立金型部品,機械部品の真空焼入れに関する研究
    真空鋳造
    耐熱アルミニウム合金の溶解に関する研究
    金型鋳造の研究(関連)
    セラミック鋳型の研究(関連)
    気相めっき技術
    スパッタリング法,イオンプレーティング法による表面処理に関する研究
    2.高圧成形技術
    粉末成形技術
    発泡セラミックの研究
    セラミック系複合材料の研究
    電子部品用基板の研究
    焼結金属技術
    焼結金属部品の研究
    3.ホログラフィ技術
    ホログラフィ技術と電子応用技術による切削,三次元測定,ひずみ測定に関する研究
    4.フォトエッチング技術
    フォトエッチング技術応用による金型部品,電子部品の加工研究
    5.溶射技術
    簡易金型製作の研究
    金型用離型剤の研究
    6.高圧,高流速技術
    バルジ法による機械部品の加工研究
    ジェット研削液応用による研削加工の研究
    7.電子ビーム技術
    超硬金属,セラミックの加工研究
    異種材料の接合化研究
    8.薄膜技術
    薄膜電子部品の研究
    9.冷凍技術
    プラスチック廃棄物の有効利用研究
    10.公害防止技術
    産業廃棄物の研究
    溶剤,油脂の回収及び再生システムの研究
    11.機器分析技術
    微量成分分析の研究
    12.超計測技術
    粒子構造の研究
    13.破壊予知技術
    AE法による金属破壊予知の研究
  • 機械技術研究所の場合
    木村 誠
    1979 年 45 巻 534 号 p. 673-675
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
  • 計量研究所の場合
    飯塚 幸三
    1979 年 45 巻 534 号 p. 676-679
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
  • 電子技術総合研究所信頼性技術研究会の場合
    塩見 弘
    1979 年 45 巻 534 号 p. 680-682
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
  • 小出 栄
    1979 年 45 巻 534 号 p. 683-688
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
  • 中小企業における切削加工技術の実態
    佐藤 素
    1979 年 45 巻 534 号 p. 689-692
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
  • 加工精度の調査と技術指導
    丸山 久男
    1979 年 45 巻 534 号 p. 693-696
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
  • 旋削加工精度と実態
    近藤 静
    1979 年 45 巻 534 号 p. 697-700
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
  • 小野 道彦
    1979 年 45 巻 534 号 p. 701-704
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2010/02/16
    ジャーナル フリー
    以上の研究結果を要約すると次のようになる.
    (1)キャプスタソ軸の曲がりによって発生するワウフラッタは,振れ1μmに対して0.033%となる.よって現在の振れの公差3μm以下という規格を再検討する必要がある.
    (2)真円度について考えると,ひずみ円の形状は奇数形で且つ多角形のものほど,ワウフラッタは小さく表示される.またキャプスタン軸の真円度公差0.5μmは普及型のカセットテープレコーダ(ワウフラッタ0.3%程度)では十分な値であり,今後性能に見合った公差を設定すべきである.
    (3)ベルトの性能を迅速に且つ簡単に測定することが可能となり,このことによってカセットテープレコーダに組み込む前にベルトの性能を確認できるようになった.
    これらの研究成果は各種の講習会や,企業へ出向いての技術指導等で普及に努めた.一方,真円度測定の依頼件数は極端に減少し,しかも依頼の目的が不良対策から品質管理的な傾向が強くなり,例えばキャプスタン軸の購入先を変更したために真円度値の確認をする程度となった.このことは各社が生産しているカセットテープレコーダを持ち込んでワウフラッタ信号を周波数分析することにより,ワウフラッタの発生源がキャプスタン軸の真円度以外にあることが明らかとなったためである.
    さらに周波数分析結果から新たな部品管理も必要となった.ベルトがよい例で,今まで無検査で受け入れていたものを当試験場で試作した測定機によって性能を把握することができ,受入検査を検討するようになった.このようにキャプスタン軸の真円度がワウフラッタに影響すると始まった研究も,つきつめてみれば0.5μm以下に加工されている現在では,その影響はわずかなものであり,新たに他の部品から発生していることが明らかとなり,性能向上のための対策を企業が率先してとり入れたことは研究の大きな成果と考えてよい.
    一方,試験場の性格上研究成果の適用はテープレコーダのみにとどまらず,これに関連した様々な問題が持ち込まれている.例えば8ミリ映写機のワウフラッタ対策については,研究成果を十分に活用できる内容である.
  • 鴨下 隆志, 向山 俊博, 矢野 宏
    1979 年 45 巻 534 号 p. 705-708
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
  • 古沢 敦郎
    1979 年 45 巻 534 号 p. 709-710
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
    中小企業における溶接技術の問題点は,大企業の場合と基本的には異なることはなく,溶接加工品の品質とコストの問題である.しかし一般的には中小企業は大企業の部品加工の下請であり,それらの部品は大企業のブラソドの製品に組み込まれて,その品質の一部を構成して~・る.又一・方では製品隷ストの引下げは外注単価の引下げという形で発注者から強い要望が出される.このような条件の下で溶接加工を行っている中小工場の状況と技術上の問題点について,筆者が在住している北九州地区で鉄鋼機械・化学機械等の部品の溶接を行っている工場について見聞した事柄を記したい.
    中小企業をみて大企業と最も異なる点として感ずることは,技術管理が弱いことである.直接の生産部門には必要人員は配置しながらも,間接である技術部門は極めて手薄である.場合によっては,技術担当者は工程管理・労務管理・安全管理にとどまり,日常の生産技術についての管理・機械設備の管理等生産や品質に関する事柄がなおざりにされている工場を多く見受ける.技術担当者は日常の生産に追われて技術開発・改善等について余力をもち合わせてない工場が多い.このような事情から溶接技術についても多くの問題が発生する.それは一般に学術誌等でとり上げられている技術上の問題というよりは,それ以前の工作上の問題が多い.以下工場現場の問題点について述べる.
  • 今西 龍介
    1979 年 45 巻 534 号 p. 711-712
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
    中小企業において,こうした考えに基づく技術改善を自主的に行っていくには試験設備等困難が多いようである.筆者が属する試験研究機関ではこうした問題に対して企業の技術者と連携して進められるよう努力しなければならないと考えている.
  • 加藤 進, 望月 圭祐, 若林 太
    1979 年 45 巻 534 号 p. 713-714
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
  • 包丁の切味の評価法
    鴨下 隆志, 矢野 宏
    1979 年 45 巻 534 号 p. 715-717
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
  • 包丁の加工と切味評価
    平田 〓宏
    1979 年 45 巻 534 号 p. 718-719
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2010/02/15
    ジャーナル フリー
  • のこの加工と切味評価
    宮沢 二郎
    1979 年 45 巻 534 号 p. 720-722
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
    以上の結果をまとめ,今後の課題を展望してみる.
    (1)官能検査の手法を手引きのこに適用し,人間の感覚切味の判断に一意性及び一致性のあることがわかり,客観的に切味の定量化が出来た.
    (2)感覚切味とよく一致した切味試験機の開発によって,能率的に客観的な判断で,手引きのこの切味の判定をすることが可能となった.
    のこの製造業には多くの開発課題がある.しかし業界の多数が零細企業であることから,技術開発力は乏しい.この点からも試験場が,開発課題を企業と共同で研究していくことが肝要である.次に当面の課題を列記する.
    (1)開発した切味試験機を活用し,切味と材質・熱処理・刃先形状などとの関係を求め,切味の耐久性を含め総合的にのこの性能向上を図る必要がある.
    (2)矯正及び腰入作業は,熟練と勘に頼る作業であるが,作業の自動化・機械化は極めて困難である.形状測定4)については,研究が進められている.腰入れについては,ローラなどによる機械化は進んでいるが,腰入れによる内部応力の測定法についての開発が急がれている.
    (3)のこは,金相学的に最もさびやすい状態にある.さびはのこの性能をたちまち悪くすることから,のこの耐銹性の検討が必要である.
  • 剪定ばさみの加工と切味評価
    相田 忠男
    1979 年 45 巻 534 号 p. 723-725
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
  • 地方公設研究機関における精密成形技術
    上田 誠一
    1979 年 45 巻 534 号 p. 726-728
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
  • 精密射出成形技術の進展
    岩崎 健彦
    1979 年 45 巻 534 号 p. 729-732
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
    以上,精密成形における現状と問題点について述べたが,これを結論づけると次のようになると思う.
    (1)合成樹脂成形加工の発達が,更に精度の高い成形品を必要とするようになった.
    (2)要求を満たすために,完成品の中で,成形部品の役割を十分理解して生産してゆく必要がある.
    (3)耐久性は,データに頼らず,製品としての耐久試験が必要である.
    (4)精密成形品には,大きさ,材質,形状等に制限と限界がある.
    (5)現在は金型と寸法形状の関係が明らかにされていない.
    (6)このため,計測出来る金型と成形品を作り,それぞれの役割と関係を明らかにしたい.
    (7)成形機は,まず諸条件の再現性を良くすること,次に環境の影響を補正する能力を持つこと.
    (8)成形作業を標準化し,高精度成形品を容易に生産出来るよう作業改善をすすめる.
    (9)このために,成形品,金型,成形機,作業条件等を客観的に評価するための計測技術を確立する.
    合成樹脂は,金属に比べ精度向上がむずかしいが,現在までの努力によって次第に問題点が明らかにされ,解決の方向に進んでいると思う.これらの問題を解決するための計測技術の役割は非常に大きいので,この点について関係者の十分な配慮をお願いしたいと考えている.
  • 加工技術の研究と中小企業/学会誌と中小企業/中小企業技術者への学会の役割/長野地方の現場から/機械金属工業の発展と学会/タテワリ技術からの脱皮を/新時代の中小企業/中小企業の歯車工場の立場から
    鳴瀧 則彦, 中沢 弘, 奈良 治郎, 大島 佑治, 中村 良保, 高木 浩孝, 鈴木 利次, 高木 久男
    1979 年 45 巻 534 号 p. 733-740
    発行日: 1979/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
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