木材保存
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15 巻, 6 号
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  • 石原 茂久
    1989 年15 巻6 号 p. 248-260
    発行日: 1989/11/25
    公開日: 2009/05/22
    ジャーナル フリー
  • 特に加圧注入用木材防腐・防蟻剤として
    竹内 孝常, 松阪 裕, 小林 智紀, 赤尾 真一, 桧垣 宮都
    1989 年15 巻6 号 p. 261-272
    発行日: 1989/11/25
    公開日: 2009/05/22
    ジャーナル フリー
    ナフテン酸銅及びナフテン酸亜鉛は優れた防腐,防蟻効力を有し,低毒性の木材保存剤として古くから使用されてきた。これらナフテン酸金属塩は従来油溶性薬剤として使用されてきたが,作業性,経済性等に問題がある。一方では,ひ素,クロム化合物を含まない加圧注入用薬剤の関心が高い。
    著者らは新しい加圧注入用薬剤の開発に関する一連の研究で,ナフテン酸金属塩の超微粒子水分散型乳化剤(商品名:トヨゾールCU及びトヨゾールZN)に着目し,その加圧注入用薬剤としての実用性について検討した。
    試験は,JWPA及びJIS規格による各種性能,加圧注入性及び薬液の安定性について行った。
    結果の要約は下記の通りである。
    1. JWPA規格及びJIS規格に準じて行った防腐効力試験,防蟻効力試験,鉄腐食性,吸湿性試験,及び2年間の野外防蟻試験の結果,供試濃度の範囲ではそれぞれの規格に定められた性能基準に適合した。
    2.加圧注入試験の結果,トヨゾールCUの薬液吸収量は209~460kg/m3,トヨゾールZNは116~336kg/m3であり,これらの吸収量は防腐・防蟻効力を示すに必要な量であった。各測定値はCCAの値と同様であり,従来の加圧設備と条件で実用可能であることがわかった。
    3.薬液の安定性試験では,特に鉄イオン,木粉の影響を検討したが,薬液の安定性は良好であった。
    4.処理材及び薬液中の有効成分量は,原子吸光分析法により迅速で簡単に定量できた。また,処理部分はジチゾンの0.1%トリクロルエチレン指定薬により簡単に呈色判別できた。
    以上の結果より,トヨゾールCU及びトヨゾールZNは加圧注入用木材防腐・防蟻剤として実用可能であることがわかった。
  • 特に表面処理用木材防腐・防蟻剤として
    竹内 孝常, 松阪 裕, 小林 智紀, 赤尾 真一, 桧垣 宮都
    1989 年15 巻6 号 p. 273-278
    発行日: 1989/11/25
    公開日: 2009/05/22
    ジャーナル フリー
    前報において,ナフテン酸銅及びナフテン酸亜鉛の超微粒子水分散型乳化剤が加圧注入用木材防腐・防蟻剤として実用可能であることを報告した。
    本報では,ナフテン酸銅及びナフテン酸亜鉛の超微粒子水分散型乳化剤が表面処理剤,特に浸せき処理剤としての実用化の可能性について検討した。
    試験は,JWPA規格に基づく表面処理剤としての性能試験及び浸せき処理試験について行った。
    結果の要約は以下の通りである。
    1.表面処理剤としての防腐効力,防蟻効力,鉄腐食性,吸湿性及び2年間の野外防蟻効力性能は,供試濃度の範囲ではJWPA規格の基準値に適合した。
    2.浸せき処理試験の結果,防腐・防蟻性能を示すに必要な処理量が得られた。また,本実験では浸せき時間の管理により,広い範囲の有効成分量を有した処理材を得ることができた。
    以上の結果より,本薬剤が表面処理用木材防腐・防蟻剤として使用可能であることがわかった。
  • 王 体科, 杉山 慎吾, 大熊 幹章, 善本 知孝, 高塚 春子
    1989 年15 巻6 号 p. 279-284
    発行日: 1989/11/25
    公開日: 2009/05/22
    ジャーナル フリー
  • 松岡 昭四郎
    1989 年15 巻6 号 p. 285-287
    発行日: 1989/11/25
    公開日: 2009/05/22
    ジャーナル フリー
  • 1989 年15 巻6 号 p. 301a
    発行日: 1989年
    公開日: 2009/05/22
    ジャーナル フリー
  • 1989 年15 巻6 号 p. 301b
    発行日: 1989年
    公開日: 2009/05/22
    ジャーナル フリー
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