生理心理学と精神生理学
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16 巻 , 2 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
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  • 渡邉 亮太, 沖田 庸嵩, 小西 賢三, 今塩屋 隼男
    16 巻 (1998) 2 号 p. 67-76
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    本研究では, 4つの実験を通して, 顔に対する事象関連電位について検討した.被験者は, 大学生・大学院生, 12名であった.実験1・2では, 未知の人物の顔 (未知顔) ・動物の顔 (動物顔) ・物品の写真と, それぞれの写真に量子化処理を施した写真を刺激として呈示した.その結果, 潜時170ms近傍に, 入の顔に対して特異に増強する電位 (N170) が観察され, Bentinetal. (1996) の報告が支持された.実験3では, 既知性の異なる被験者自身の顔 (自己顔) と未知顔を呈示した.その結果, N170振幅に差はなかったが, 自己顔に対しては, 潜時270ms近傍で陰性方向に発達する電位 (N270) に差が認められた.実験4では, 自己顔・未知顔・動物顔・物品を呈示した.結果は, 実験1・2・3と同様であり, N170は人の顔に対して特異に増強し, N270は顔の既知性による影響を受けた.これらの結果について, 顔認識モデル (Bruce&Young, 1986) に対応させて検討し, N170は構造の符号化過程に, N270は顔認識ユニットの活性化過程に関連する電位であると解釈した.さらに, 実験4で用いたパラダイムは, 発達遅滞児・者の顔認識についての研究に有用であることが示唆された.
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  • 岩木 信喜
    16 巻 (1998) 2 号 p. 77-84
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    本研究では, ERPとEMGを, 2種類の視覚刺激の弁別をするGO/NO-GO課題において記録した.80名の右利きの被験者は, 一方の刺激に対してボタンを押し (GO試行), 他方には押さない (NO-GO試行) ことが求められた.実験の結果, 反応抑制機能と関係するNQGO電位がNO-GO試行において前頭部と中心部で優勢に認められた.エラーが筋レベルで生じたNO-GO試行では, NO-GO電位とそれとは別の陰性ERPが出現し, オーバーラップしていた.そこで, このエラーが生じたNQGO試行におけるEMG潜時, NO-GO電位とは異なる陰性ERPの潜時, および, EMG開始時点に合わせて加算平均したERPを分析した。その結果, NO-GO電位とは異なる陰性ERPは, エラー関連陰性電位 (ERN) であることが示唆された。また, ERNが反映するエラー検出処理に要する時間が, 被験者の反応の正確性とトレードオフの関係にあることが示唆された。さらに, ERNが他のERPに重畳することを防ぐための方法上の問題について考察した.
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  • 正木 宏明, 高澤 則美, 山崎 勝男
    16 巻 (1998) 2 号 p. 85-91
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    本研究では, 運動プログラミングおよび力量パラメータの適用過程が準備電位に及ぼす効果を調べた.9名の被験者は, 引き金の牽引によって標的強度値を出力する課題を遂行した.3条件が設定された.単一標的条件では, 1300gfの標的強度値が繰り返し出力された.複数標的条件では, 1300gf以外にも2種類の標的強度値 (500gfと2100gf) が出力された.さらにトラッキソグ条件では, 1300gf出力課題以外に, CRT上に提示されたS字あるいは直線状のコースに白色光点を通す課題が遂行された.1300gf出力課題遂行時の脳波だけを解析対象とした.その結果, 準備電位の振幅は, 複数標的条件およびトラッキング条件の方が単一標的条件よりも, 運動開始前1300-100ms区間で有意に大きかった.本研究の結果は, 準備電位の振幅増大が一般運動プログラムおよび力量パラメータの修正過程に起因したことを示唆している.
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  • 北島 善夫, 雲井 未歓, 小池 敏英
    16 巻 (1998) 2 号 p. 93-100
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    乳児における期待心拍反応の発達過程を検討した.検討1では, 4名の乳児を対象として, 4, 6, 8ヵ月において, 母親が顔と人形を用いてイナイイナイバー遊びを行った.検討2では, 1名の乳児を対象として検討1と同条件において0ヵ月から9ヵ月まで, 各月齢の心拍反応と行動反応を縦断的に測定した.「イナイイナイ」をS1, 「バー」をS2として, S1呈示時点を基準とした平均心拍曲線を算出した.0ヵ月から2ヵ月では加速反応が示され, 防御・驚愕反応の生起が示された.3ヵ月から5ヵ月では, S2呈示後有意な減速反応が生じ, S2に対する定位反応が示された.6ヵ月以降, 体動の生起率は大きく減少し, S1呈示後生起した減速反応がS2呈示時点まで持続し, 期待減速反応が生起した.本結果より, 生後6ヵ月において, 刺激随伴関係の認知が発達し, 期待減速反応が生じることが考えられた.
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  • 16 巻 (1998) 2 号 p. 101-127
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
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