生理心理学と精神生理学
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23 巻 , 3 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
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  • 長野 祐一郎, 児玉 昌久
    23 巻 (2005) 3 号 p. 197-205
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    支援的他者の存在が, 血行動態に与える影響が28名の男子大学生を用い検討された.被験者は, サポート群と非サポート群に分けられ, 暗算課題を行った.サポート群の被験者は親しい友人を同伴し, 友人と一緒に課題を行った.評価的側面を最小化するため, 友人はヘッドフォンで音楽を聴きながら自分の課題 (クロスワードパズル) を行った.心拍数, 血圧, インピーダンスカーディオグラフィ, 感情反応が記録された.非サポート群に比べサポート群の被験者は, 拡張期血圧においてのみ, 反応性の減少を示した.両群の血行動態の間に, 明確な差は認められなかった.否定的感情に関しては, 両群に差は見られなかったが, 肯定的感情に関しては両群に明確な差が認められた.対人的なサポートは, 認知的なプロセスを通じて心臓血管反応を軽減するものと思われる.ストレスバッファプロセスにおける肯定的感情の役割の重要性が特に強調された.
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  • 寺井 堅祐, 竹内 裕美, 梅沢 章男
    23 巻 (2005) 3 号 p. 207-215
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    呼吸セルフコントロールがストレス刺激にともなう心臓血管系および心理的反応性を緩和しうるかどうかを検討するため, 29名の男女被験者が実験群 (n=13) と統制群 (n=16) に振り分けられた.すべての被験者が暗算, 寒冷昇圧それぞれ3試行から構成されたストレス課題を経験した.実験群の被験者は, ストレス課題の第1試行では呼吸のセルフコントロールを行なわず, 第2, 3試行において分時換気量を安静レベルに制御することを求められた.呼吸セルフコントロールの手がかりとして, サイクルごとの分時換気量をフィードバックした.実験を通して, 心電図, 血圧, 呼吸流量を測定した.実験群はストレスにともなう分時換気量増加を抑制することに成功した.実験群は統制群に比べ呼吸数が少なく, 1回換気量が大きく, 呼気終末炭酸ガス分圧が高いという結果を得た.加えて, 実験群は統制群に比べて心拍数増加が小さく抑えられる傾向を認めた (p <.08).しかし血圧, 気分評定値に関して, 実験群と統制群との問に統計的な差異を認めなかった.以上の結果は, 呼吸セルフコントロールが, ストレスによる心臓迷走神経活動の抑制を緩和させる効果があることを示唆している.
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  • 山本 直宏, 畑山 俊輝
    23 巻 (2005) 3 号 p. 217-226
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    本研究は, 精神性発汗の生起は後続する発汗活動にとってどのような意味をもつかについて調べたものである.実験1では, 皮膚電位反応 (SPR) 振幅全体に占める陰性波成分の割合とSPRが生じてから汗の分泌が起こるまでの時間 (SPR-発汗潜時) との関係を調べた.実験には6名の被験者が参加した.陰性波成分率を被験者内で二分してt検定を行ったところ, 陰性波成分率が小さいほどSPR-発汗潜時は短くなることが分かった.この結果よりSPR陽性波成分が多くなるほど汗の分泌は速くなることが示唆された.実験2では導管内に残存する発汗量が多い状態ほどSPR陽性波成分が多くなると考え, 検証した.実験には8名の被験者が参加した.実験の結果, 導管内に汗が多く残存すると考えられる状況ほどSPR陽性波成分が頻発することを見出した.これらの結果を受けて, 発汗の効率化に関するモデルを考案した.
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  • 白石 舞衣子, 宮谷 真人
    23 巻 (2005) 3 号 p. 227-236
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    本研究ではタイムプレッシャー (以下TP) が刺激評価過程や反応準備過程に及ぼす影響について, P300とLRPを指標として検討した.視覚および聴覚刺激を用いた弁別課題を遂行中の参加者からERPを記録した.TPは反応に許される制限時間の長さで操作し, P300とLRPの潜時に及ぼすTPの効果を弁別の難易度が異なる2つの条件間で比較した.弁別の難易度は刺激強度によって操作した.P300の潜時は弁別が困難な条件でのみ, TPの影響を受けて短縮した.LRPの潜時は刺激強度にかかわらずTPの影響を受けた.これらの結果は, 刺激評価過程と反応準備過程の両方が, TPによって短縮されることを示唆する.
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