呼吸反応の時間的変化が,実務場面で行われた113の隠匿情報検査(CIT)において調査された。すべてのCIT被検査者の有罪知識は,検査後の捜査活動によって確かめられた。呼吸振幅(RA),呼吸数(RR),サイクル毎の呼吸速度(RS
cyc)が,刺激呈示後25秒間について1秒毎に計測された。RA,RR,RS
cycは,刺激呈示後1-18 s,9-25 s,2-25 sの期間において,非裁決項目と比較して,裁決項目に対して有意に減少する結果を示した。検出率の結果は,RAとRR間の時間特性の更なる顕著な違いを示した。さらに,RS
cycの検出率はRA・RRのものより優れた。
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