生理心理学と精神生理学
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8 巻 , 2 号
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  • 山村 武彦, 佐々木 紀彦
    8 巻 (1990) 2 号 p. 61-69
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    対比較対照質問法による各60個の関係質問及び対照質問が含まれる20例の精神生理学的虚偽検出ポリグラフ記録の心拍反応の変化について分析した.資料に対する判定結果は, 半数の虚偽判定が被検者の有罪宣告 (虚偽事象), 残り半数の真実判定が容疑事実無し (真実事象) という法的結果により確認された.質問提示時の6拍を質問期間, 返答時10拍を返答期間として, それぞれ質問表提示前5拍の値との比を求めて心拍の変化とした.その結果, トニックな心拍変化において, 真実事象に較べ虚偽事象で心拍が増大していた.フェイジックな心拍では, 虚偽事象の質問期間中の関係質問と対照質問, 真実事象の質問期間中の関係質問に対して加速された.一方, 返答期間中には有意な心拍の変化は指摘されなかった.
    これらの結果は, 実務の虚偽検出事態では, トニックな心拍変化が虚偽と真実の識別に重要な役割を担っているが, フェイジックな心拍変化は見かけ上有効でない事が指摘された.従って, 実務事態では, 被検者の構えによる注意過程由来性の心拍変化が重要であると考えられた.
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  • 吉田 茂
    8 巻 (1990) 2 号 p. 71-80
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    本研究は, 系列光刺激に対する視覚誘発電位 (トレインVEP) に対して, 二元過程モデル (吉田, 1990) を適用したものである.視角で2°と5°の小円形の光刺激を, 3つのコントラスト・レベル (1.0, 2.2, 3.4) で提示した.パルス光の幅は10msで, 1sの間に, それぞれ, 50,100,200msの刺激間隔で.与えた.後頭中心部 (Oz) からの典型的なVEPを分析した.本モデルでは, トレインVEPは, オン・オフの二元過程 (興奮・抑制過程), および明順応によって潜時が減少する後期律動波から成るものと仮定した.このモデルの13のパラメーターは, フレッチャー・バウエル法と重回帰法によって決定した.こうして合成されたモデル波形は, 原VEPとよく適合しており, また, 振幅の初期減少過程や後期増大過程も表現できた.トレインVEPのコントラスト・ポテンシャルは, 定常VEPおよび心理事象と密接な関連をもつことが示された.
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  • 沖田 庸嵩, 諸冨 隆, 田中 春美, 小西 賢三
    8 巻 (1990) 2 号 p. 81-93
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    被験者にパタン刺激を上・下視野に無作為な順序で次々と, 430-540ms間隔をもって短時間呈示し, 事象関連電位 (ERP) を記録した.注意条件では, 被験者に中央の点を固視した状態で, 上・下いずれか一方の視野に注意を払い, そこに呈示されるパタンが僅かに異なる標的刺激を検出するように教示した.また, 固視点移動に伴うERP変化を調べるため, 課題なしの統制条件も施行した.パタン視覚誘発電位 (VEP) に関する従来の研究に一致して, 頭頂・後頭部における初期ERP波は上・下視野刺激で明瞭な極性反転を示した.すなわち, 上視野刺激にはP120-180, 下視野刺激ではN140-190が惹起された.選択的注意はこれらのP120-180とN140-190の振幅を増強した.統制条件の固視点移動は注意効果とは異なるERP変化をもたらした.これらの結果はパタン特異VEPのC2成分における注意効果を示唆する.
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  • 高澤 則美, 多喜乃 亮介, 山崎 勝男
    8 巻 (1990) 2 号 p. 95-101
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    課題の難易度と動機づけを操作した実験デザインの下で, 引き金引き運動の強度を調整することが要請される事態での運動学習中に, feedback音に対する事象関連電位を記録した.被験者に要求した作業は, 右手人差し指を用いて, ある決められた強さで自己ペースで引き金を引くことであった.Feedback信号は3種類のピップ音で, 運動強度が, 正反応 (適切;2000Hz) か誤反応 (過小;500H乙, 過大;4000Hz) かを示すものであった.
    すべての課題条件で, feedback音に対するP3成分が惹起された.また, feedback音が, 正反応を示すものか誤反応を示すものかに関係なく, P3の振幅および潜時はほとんど等しかった.頂点潜時が約210msの陰性ERP (Nd波) が, 誤反応のfeedbackに対してのみ観察され, Nd波の振幅は, 練習の進行と共に増大した.これらの結果は, 選択的注意におけるチャネル間選択およびチャネル内選択との関連において考察された.
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  • 8 巻 (1990) 2 号 p. 102-129
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
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