生理心理学と精神生理学
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27 巻 , 3 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
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原著
  • Keita KAMIJO, Yuji TAKEDA
    27 巻 (2009) 3 号 p. 199-206
    公開日: 2011/02/14
    ジャーナル フリー
    事象関連電位を用いて,subitizingに与える加齢の影響を検討した。40人の若齢者と35人の高齢者が (1~4個のsubitizingの範囲で) 計数課題を行った。標的数の増加に伴う反応時間の延長 (反応時間スロープ) が高齢者においてより大きかったことから,subitizingが加齢の影響を受けることが示された。N1振幅が年齢とは関係なく標的数の増加とともに増大したことから,加齢に伴うsubitizing速度の遅延は初期知覚レベルの処理過程には関連していないことが示唆された。一方,若齢者においては標的数の違いによってN2振幅は変化しなかったのに対し,高齢者においては標的数の増加に伴ってその振幅は低下した。これらの結果から,高齢者はsubitizingの範囲においても計数のために注意過程を必要とするが,若齢者は前注意的情報を使って計数をおこなっていることが示唆された。
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短報
  • 加藤 公子, 吉崎 一人, 沖田 庸嵩
    27 巻 (2009) 3 号 p. 207-213
    公開日: 2011/02/14
    ジャーナル フリー
    意味情報の半球間転送を研究するために,顔 (プライム) と名前 (ターゲット) ペアが左視野 (LVF) あるいは右視野 (RVF) に連続して呈示される意味マッチング課題遂行中の事象関連電位が記録された。12名の右手利き実験参加者はプライムがターゲットと同じ性であるかどうかを判断するよう要求された。明らかになった結果は2つである。lつはプライム-ターゲット間の緩徐な陰性電位はLVFプライムでは半球差は認められないが,RVFプライムでは右半球よりも左半球で大きかったことである。2つ目はN400プライミング効果が視野条件の組み合わせによって変化しなかったことである。これらの結果は顔情報の右半球から左半球への転送がその逆方向と比較して優位であったこと,この非対称性はN400によって観察された意味プライミング効果に影響しなかったことを示唆している。
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  • 入戸野 宏, 坂田 彩
    27 巻 (2009) 3 号 p. 215-223
    公開日: 2011/02/14
    ジャーナル フリー
    コンピュータを使っているときの認知過程を事象関連電位 (event-related brain potential: ERP) によって検討することができる。本研究では,ユーザーの操作に対してコンピュータが応答しなかったときに生じるERP成分に及ぼす課題教示の効果を検討した。16名の大学生に自分で決めた一定間隔 (1-2秒) でマウスボタンを押すように求めた。ボタン押しの直後に反応フィードバック刺激 (黒いコンピュータ画面上の白い円) が提示されたが,提示されないこともあった (p = .15)。刺激が提示されないと,その200-250ms後に陰性の欠落刺激電位が側頭部優勢に生じた。これに加えて,参加者のパフォーマンスによって刺激提示の有無が決まる (つまり,ボタン押し間隔が一定でないと刺激欠落が生じる) と教示したときには同じ潜時帯において前頭部にフィードバック関連陰性電位が生じた。これらの知見はコンピュータ事象に惹起されたERPがその事象に対するユーザーの解釈を反映することを示唆している。
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