タイプA群とタイプB群の課題に配分される処理資源量の違いが, P3の2つの下位成分を測定することによって査定された : 初期P3 (ピーク潜時380ms) と後期P3 (ピーク潜時520ms) 。タイプA群 (
N=18) とタイプB群 (
N=19) は, stoP/Nostopパラダイムを用いた弁別反応 (反応時間) 課題を遂行した。単一課題条件では, 参加者は反応時間課題のみを遂行した。二重課、題条件では, 彼らは反応時間課題とカウント課題を同時に遂行した。二重課題条件には2つの課題条件があり, 2つの課題条件は課題の困難さが異なっていた。両参加者群のNoStop刺激に対するRTは, 二重課題条件下で遅延した。しかし, 二重課題条件下における初期P3振幅の減衰は, タイプB群にのみ認められ, タイプA群には認められなかった。両参加者群のNoStop刺激に対する後期P3振幅は, 二重課題条件下で増大した。これらの結果は多重資源モデルの枠組みで考察された。
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