日本看護研究学会雑誌

臨床実習において看護学生が望む教師像についての研究

山下かおる, 木下佳子, 菅本栄子, 高平文子, 富谷晃子, 野島良子

1980 年 3 巻 3 号 p. 3_3-3_12
発行日: 1980/07/01
公開日: 2016/03/31

DOIhttps://doi.org/10.15065/jjsnr.19800701001

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　看護を学ぶ過程において臨床実習は不可欠であるといわれているが，学生の側からみれば，それは精神的・肉体的に厳しい学習であり，常時意欲的に行うのは容易ではない。学生の実習意欲の向上と減退にはさまざまな要因が関与していると思われるが，本研究においてはそれらの要因の一つとして教師をとりあげ，学生が臨床実習において望む教師像を　１）教師のパーソナリティ，２）教師と学生の相互理解，３）教師の指導行為，４）教師としての能力，５）教師による学生の評価，の５点から明らかにした。
　方法：質問紙法
　対象：４教育学部を含む６看護大学，２看護学校の最終学年199名
　結果：学生は現実の教師に対して，患者やケアに関心をもっているが，学生のことに関してはあまり敏感ではなく学生の気持ちをあまり受け入れていないと感じている。いっぽう，学生が望んでいる教師は，看護に対する情熱をもち，学生を暖かく受け入れ，知識をわかりやすく伝達でき，学生の能力を公平に評価する教師である。
　学生の描く教師の現実像と理想像の関係をみると，現実像に対する得点よりも理想像に対する得点の方が高く，両者間には明らかに差がみられた。
　教育学部学生群と非教育学部学生群とでは，102項目中得点に有意差が認められたのは，わずか７項目であるが，教師が臨床実習にいつも来る群と，ほとんど来ない群とでは，102項目中34項目についてその得点に有意差が認められた。

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学生による成人看護実習指導の評価

－１回生と２回生の比較検討－

渡辺陽子, 末次たづ子, 小島操子

1980 年 3 巻 3 号 p. 3_13-3_19
発行日: 1980/07/01
公開日: 2016/03/31

DOIhttps://doi.org/10.15065/jjsnr.19800701002

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For giving clinical instructions effectively, it has need to manifest factors that will affect the clinical learning. Authors made the evaluation form which could manifest these factors. And students offer the evaluation form in the end of each Medical-Surgical Nursing laboratory.
Some factors that must have interfered with clinical leaning were identified by the evaluation of graduates in 1979. Various improvements in the way of teaching for these factors were attempted to next year students (graduates in 1980).
In order to investigate the effect of these improvements, components of evaluations were compared graduates in 1979 with graduates in 1980.
As the result of this study, it was demonstrated that some of these factors were improved remarkably.

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就労と母性

卒業生の就労状況からみた看護職と母性

田中洋子, 草刈淳子, 伊藤淑子

1980 年 3 巻 3 号 p. 3_20-3_28
発行日: 1980/07/01
公開日: 2016/03/31

DOIhttps://doi.org/10.15065/jjsnr.19800701003

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術前オリエンテーションの評価

－術前トレーニングを中心として－

益子秀子, 田中久美子, 花坂礼子, 山口桂子, 宮崎和子

1980 年 3 巻 3 号 p. 3_29-3_39
発行日: 1980/07/01
公開日: 2016/03/31

DOIhttps://doi.org/10.15065/jjsnr.19800701004

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術後経管栄養法に関する研究

池上緑, 重村由美子, 栗原保子, 山口公代, 城慶子

1980 年 3 巻 3 号 p. 3_40-3_48
発行日: 1980/07/01
公開日: 2016/03/31

DOIhttps://doi.org/10.15065/jjsnr.19800701005

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　経管栄養による副作用を軽減する目的で，フードポンプと加湿器を使用し，胃切除術後の患者３名に対して，注入速度を２ml／^min，３ml／^min，４ml／^minに変化させた場合と，食間を２時間と４時間にした場合で，経管栄養時の副作用や患者の反応について検討した。
　結果は以下の通りである。
１．腹満感の発現時間は，注入速度を２ml／^min，３ml／^min，４ml／^minと変化させても，注入開始後約40分くらいに発現し，注入速度と関係がみられなかった。また注入速度が遅い程，注入に時間を要するので，腹満感の持続時間は長く，患者の拘束感も長くなった。
２．食間を４時間あけた場合も，腹満感は発現するが，２時間しかあけなかった場合にくらべ，腹満感の程度は軽く，夕食時の腹満感の発現時間も遅く，拒否もみられなかった。
　また３症例とも下痢はみられなかった。

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眼球摘出術後の母児への外来での援助

宮腰由紀子, 阪口禎男

1980 年 3 巻 3 号 p. 3_49-3_55
発行日: 1980/07/01
公開日: 2016/03/31

DOIhttps://doi.org/10.15065/jjsnr.19800701006

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急性骨髄性白血病患者の看護をとおしての一考察

東サトエ

1980 年 3 巻 3 号 p. 3_56-3_64
発行日: 1980/07/01
公開日: 2016/03/31

DOIhttps://doi.org/10.15065/jjsnr.19800701007

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