日本血栓止血学会誌
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21 巻 , 1 号
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特集「線溶研究に関する最近の話題」
原著論文
  • 千葉 拓也, 鈴木 啓二朗, 諏訪部 章
    2010 年 21 巻 1 号 p. 32-41
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/02/26
    ジャーナル フリー
    血小板凝集能は脳梗塞などの血栓性疾患における血小板機能評価や抗血小板剤モニタリングにおいて有用な検査であるが,透過光法やレーザー散乱光法などの従来法では測定機器や測定時間の点で臨床応用は限られている.今回我々は,自動血算計ADVIA120のPerox peak height analyzed signals(PHA)totalを血小板凝集の指標として,全血による血小板凝集能測定を検討した.健常人10名を対象とした基礎的検討では,Perox PHA totalの変化は,0.5μM ADP凝集(r=0.685,p=0.039),0.5μg/mlコラーゲン凝集(r=0.685,p=0.039)および自然凝集(r=0.891,p<0.01)において,レーザー散乱光法における小凝集塊検出との間に有意な相関を認めた.また,アスピリン内服者7名の投与前後における小凝集塊形成の抑制をPerox PHA totalの変化として捉えることができた.以上より,本法は従来法と同等に血小板凝集能を捉えることが可能であった.本法は,遠心分離操作を必要とせず,特別な機器も不要で,簡便かつ迅速な血小板凝集能測定法として臨床応用可能と考えられた.
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