Points
①TAF(I 56 kDa)は,活性化ペプチド(Phe
1-Arg
92; 20 kDa)と触媒ドメイン(Ala
93-Val
401; 36 kDa)から構成されている.
②活性化ペプチドは,4 つのβシートと2 つのαヘリックスからなるα/βサンドイッチ構造(Phe
1-Val
76),部分的にαヘリックス構造を形成したリンカー領域(Gln
77-Arg
92)に分けられる.
③トロンビンはArg
92-Ala
93 を加水分解して,活性化ペプチドを遊離させ,TAFI を活性化する.
④活性中心は,亜鉛イオンを配位したHXXE コンセンサス配列からなる.
⑤TAFI 特異的な活性阻害因子は存在せず,体内では不安定性により活性が制御されている.
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