中耳真珠腫進展度分類を用い、多施設共同研究を行った。2009年と2010年の6施設で登録された症例から先天性真珠腫について検討した。
534症例のうち70例が先天性真珠腫として登録されたが、後天性とまぎらわしいものは除外し、鼓膜正常の59例を検討の対象とした。
中耳真珠腫進展度分類で、Stage Iが29例、Stage IIが30例、今回Stage IIIはなかった。
副分類についても検討し、後天性真珠腫とは病態、術式、予後にも特徴があることがわかった。
中耳真珠腫進展度分類は病気の解明に有意義であることがわかった。
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