画像電子学会誌
Online ISSN : 1348-0316
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52 巻, 3 号
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随想
追悼文
論文
  • 高野 邦彦, 大岩 徹志, 福嶋 駿, 梶村 一太, 小野 治親, 髙崎 和之, 若林 良二, 圓道 知博, 佐藤 甲癸, 浅井 紀久夫
    2023 年52 巻3 号 p. 405-412
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/09/10
    ジャーナル 認証あり

    本稿では,青紫色光のレーザ光源を利用したホログラフィ空間投影法の可能性について検討する.本稿で構成した空間スクリーン生成装置では,空間スクリーンにミスト流を採用しており,吸気用と排気用の二箇所に設置したファンにより気流制御を行っている.まず,スクリーン生成装置の構成について述べ,その光学特性を調べた結果を示す.次に,本手法により得られた投影像の結果を示し,その安定性と輝度特性を客観的かつ主観的な手法により評価した結果を示す.さらに,表示像の撮像結果に対して,コンピュータの自動処理により類似度判定を行って,ヒトが良いと知覚するためのスクリーン構成条件を求めた.その結果,各評価結果の間には相関性があり,その傾向に沿ってスクリーン生成装置を構成することにより,青紫色利用時においても鮮明な空間投影像が表示可能となることが分かった.

システム開発論文
  • 趙 マイケル嘉, 河村 尚登, 姜 玄浩, 岩村 恵市
    2023 年52 巻3 号 p. 413-421
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/09/10
    ジャーナル 認証あり

    グリーンノイズ拡散型電子透かし法(GN法)とブロックパッチワーク電子透かし法(BP法)によるHybrid型の電子透かしシステムによる強靭な電子透かし法を提案する.一般に,GN法はJPEGで高圧縮した場合や,強い平滑化,縮小率の大きな変倍などでは,埋め込んだグリーンノイズパターンが消失し,抽出の正答率が低下する.そこで,BP法による電子透かし法を組み込んだHybrid型にし,かつ,両者を適応的な埋め込みにすることによりかかる問題を解決し,耐性が著しく向上することを確認した.そして,IHC評価基準(Information Hiding and its Criteria for evaluation研究会で策定した電子透かしの評価基準)をほぼ満たす見通しが立った.

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