Journal of Spine Research
Online ISSN : 2435-1563
Print ISSN : 1884-7137
15 巻, 8 号
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原著
  • 三宅 央哲, 吉水 隆貴, 水野 哲太郎, 野坂 潮, 石井 啓介, 渡邊 水樹, 佐々木 寛二
    2024 年 15 巻 8 号 p. 1053-1058
    発行日: 2024/08/20
    公開日: 2024/08/20
    ジャーナル フリー

    Unilateral Biportal Endoscopy(UBE)/Biportal Endoscopic Spine Surgery(BESS)は2つのポータルを同側に作成し,灌流下に行う脊椎内視鏡手術である.灌流液を使用するため硬膜外に水圧がかかることによる合併症の報告があり,圧管理は安全な手術に必要である.UBE/BESSによる腰椎手術の灌流圧を計測し,安全域を定義検討した.

    腰椎椎間板ヘルニアに対し手術を行った8例を対象とし,内視鏡はSmith&Nephew社ランバースコープ,灌流液は生理食塩水2,000 mlのバッグを用いて自然落下で手術を行った.灌流液バッグの高さの変化とポータルからの排液の有無,それぞれに伴う灌流圧の変化を計測し,50 mmHg以上を危険域とした.

    灌流液バッグと術野の高低差が大きいほど灌流圧は上昇し,ポータルが閉塞して排液が阻害されるとより著しい圧の上昇を認めた.灌流液バッグの高さが60 cmを超えた閉塞例では圧が危険域に達する症例を認めた.

    ポータルから十分な排液が得られていること,灌流液バッグの高さを上げすぎないことが,安全に手術を行う必要条件であると考えられた.

  • 李 徳哲, 大森 一生, 米山 励子, 遠藤 康広
    2024 年 15 巻 8 号 p. 1059-1066
    発行日: 2024/08/20
    公開日: 2024/08/20
    ジャーナル フリー

    はじめに:肥満は脊椎手術合併症の危険因子となるが,全内視鏡下椎間板摘出術(full-endoscopic discectomy:FED)との詳細な関係は不明である.

    方法:2020年1月から2022年6月に当院でFED-interlaminar(IL)法を,L4/5もしくはL5/S1単椎間に施行症例を対象とした.BMI,体表-椎間板距離,手術時間,椎間関節温存率,合併症発生率を評価し,BMI≦20(T群),22≦BMI≦28(C群),BMI≦30(O群)の3群間で比較した.

    結果:全264症例が研究に含まれ,T群30,C群188,O群31例であった.BMIまたは体表-椎間板距離と,手術時間または椎間関節温存率に有意な相関は無かった.硬膜損傷・血種・感染は発生せず,O群では糖尿病罹患率が35%と高かったが,合併症,在院日数は増加しなかった.T,C,O群の疼痛VAS改善率(81% vs 77%vs 78%),腰椎JOAスコア改善率(87% vs 85% vs 88%)および再手術率(3% vs 8% vs 6%)に有意差は認めなかった.

    結論:肥満腰椎椎間板ヘルニア患者においてFED-IL法は有用な治療法である.

  • 米山 励子, 大森 一生, 李 徳哲, 遠藤 康広
    2024 年 15 巻 8 号 p. 1067-1072
    発行日: 2024/08/20
    公開日: 2024/08/20
    ジャーナル フリー

    はじめに:Full-endoscopic Posterior Cervical Foraminotomy(FPCF)は頚椎神経根症に対する低侵襲で優れた術式として知られている.しかしFPCFの安全かつ確実な手術手技の習得にはラーニングカーブが存在し,その詳細は不明である.今回我々は,FPCFのラーニングカーブと手術手技習得の際の留意点について検討した.

    対象と方法:頚椎神経根症に対し,同一術者が単椎間FPCFを施行した55例を対象とした.術者はFED IL/TF法を助手として20例,執刀医として5例経験したのちにFPCFを初めて執刀した.FPCF初執刀から20例目を初期,21~40例目を中期,41~55例目を後期とした.手術時間,上肢痛・しびれVAS改善率,椎間関節切除率を評価項目とした.

    結果:罹患高位はC4/5:6例,C5/6:26例,C6/7:22例,C7/T1:1例であった.連続値を使用した手術時間は症例数が増すほど短縮する傾向にあった.平均手術時間は初期90.8±29.6分,中期75.6±27.4分,後期70.5±17.4分であり,症例数が増すほど手術時間は短縮する傾向にあった(p=0.044 for trend).上肢痛・しびれVAS改善率は初期87.5±27.5%,中期77.0±25.3%,後期76.1±30.6%,椎間関節切除率は初期27.2±11.8%,中期33.9±9.5%,後期30.3±14.0%であり,統計学的に有意な傾向はなかった(p=0.081 for trend,p=0.50 for trend).

    結語:腰椎FESSの経験の浅い術者においてもFPCFを執刀可能であり,初期症例からVAS改善率は良好であった.

  • 中川 智刀, 髙橋 永次, 徳永 雅子, 星川 健, 兵藤 弘訓, 佐藤 哲朗
    2024 年 15 巻 8 号 p. 1073-1078
    発行日: 2024/08/20
    公開日: 2024/08/20
    ジャーナル フリー

    腰部脊柱管狭窄症,特に変性すべり症を伴う症例に対する固定手術必要性の結論は出ていない.当院では低侵襲な内視鏡下除圧術のみを行っている.固定手術を追加する理由としてよくあげられるのは,変性すべり症に伴う腰痛の存在である.この腰痛は,除圧術のみでは改善が期待できないため,固定術を行って変性すべり症自体を加療する必要があるという理由である.

    目的:本研究の目的は,腰部脊柱管狭窄症手術症例において,腰痛と変性すべり症の関係を調査し,さらに固定をしない除圧術のみによって腰痛の改善が得られるかどうかを検証することである.

    方法:当院でL4/5椎間のみに内視鏡下除圧術を行った腰部脊柱管狭窄症213例を対象とした.L4椎体の5%以上の前方すべりを変性すべり症と定義すると,非変性すべり症群(NDS群)84症例,変性すべり症群(DS群)129例に分類された.DS群は,平均すべり度(%):16.8(5~35),平均%スリップ(前後屈でのすべりの変化量):4.9(0~14),Meyerding分類1度84%(109例),2度16%(20例)であった.検討①:全症例に対してすべり度や%スリップが術前腰痛numerical rating scale(NRS)と相関関係があるかについて検討した.検討②:NDS群とDS群間において,術前・術後腰痛NRSの差があるかについて検討した.検討③:術前腰痛NRSが7以上の腰痛重症例に症例を限定して,検討②と同様の検討を行った.

    結果:検討①:すべり度や%スリップのいずれも,術前腰痛NRSと相関関係は見られなかった.検討②:NDS群とDS群間で,術前・術後腰痛NRSに差はなかった.検討③:腰痛重症例においても同様の結果であった.

    考察結論:すべりの有無,程度によって,術前術後共に腰痛の程度に差がなく,除圧術のみで改善が見られた.術前腰痛が強い症例も同様であった.これらの結果からは,変性すべり症合併において,固定術を追加する理由としては術前の腰痛は不十分であると考えられた.

  • 中川 智刀, 髙橋 永次, 徳永 雅子, 星川 健, 兵藤 弘訓, 佐藤 哲朗
    2024 年 15 巻 8 号 p. 1079-1083
    発行日: 2024/08/20
    公開日: 2024/08/20
    ジャーナル フリー

    腰部脊柱管狭窄症に対する手術療法の基本は除圧術であるが,そのエンドポイントは多くの手技書で不明確である.昨年我々は脊柱管狭窄症の圧迫部位は椎間板レベルであることから椎間板高位での十分な除圧の重要性を報告した.脊柱管狭窄では脊柱管内で馬尾及び神経根が圧迫される.硬膜管内の馬尾は比較的自由に動くことができるため,硬膜管自体の除圧は外側縁までは必ずしも必要でない.これに対して,神経根は可動性が少ないため,神経根外側縁まで十分に除圧することが必要である.一方,硬膜管からの神経根の分岐は,腰椎高位によって異なることが知られている.このため,椎間板高位頭側で神経根がすでに分岐していれば,椎間板高位での除圧はより外側まで必要であり,椎間板の尾側で神経根が分岐するなら,外側縁までは必ずしも必要でないと考えられる.

    本研究の目的は,脊髄造影後CTを使用し,腰椎高位別に硬膜管からの神経根分岐と椎間板との位置関係を調べ,除圧術のエンドポイントとの関係性を明らかにすることである.

    対象は当院で腰椎椎間板ヘルニア手術に際して脊髄造影を行った50例である.脊髄造影後CTの水平断を使用し,神経根が硬膜管から分岐を始めた時点を分岐部と定義した.L3~S1神経根の分岐を同定し,当該椎間板尾側縁との位置関係を調べた.

    結果,神経根分岐が椎間板尾側縁よりも頭側に位置していたのはL3:0%,L4:6%,L5:58%,S1:96%であった.

    L3/4より頭側の椎間では,神経根は椎間板より尾側で分岐するため,硬膜管外側縁までは必ずしも必要でない.しかし,L4/5では半分以上,L5/Sではほぼ全例が神経根分岐が椎間板尾側縁よりも頭側にあるため,椎間板高位で神経根外側縁まで十分に除圧する必要がある.

  • 八島 悠至, 中野 正人, 今井 達朗, 今西 理恵子, 藤田 雄介
    2024 年 15 巻 8 号 p. 1084-1089
    発行日: 2024/08/20
    公開日: 2024/08/20
    ジャーナル フリー

    当院で2012年から2021年に施行した脊椎手術において運動誘発電位および誘発筋電図の使用の有無で合併症の発生率を後方視的に算出し有効性を検討した.運動誘発電位単独で有意差は出なかったが,腰椎で誘発筋電図併用により発生率が低減する傾向があった.一方筋電図併用例においても術中に異常を予測できなかった症例があり,術中出血への漏電対策や警告電流のカットオフ値の設定変更などモニタリング精度のさらなる向上が必要と考えられた.

  • 土田 隼太郎, 北濱 義博
    2024 年 15 巻 8 号 p. 1090-1099
    発行日: 2024/08/20
    公開日: 2024/08/20
    ジャーナル フリー

    腰仙椎部椎間孔病変に対して全内視鏡下全周性除圧術を施行した60例の治療成績を分析した.手術時間は平均136.5分,JOA scoreは術前13.4点から術後23.4点,下肢痛VASは術前7.8から術後1.9,ODIは術前平均43.7%ら術後12.2%へと有意に改善した.局所側弯角は術前3.6度から術後4.5度と有意な増加は見られなかった.成績不良例が8例あり,局所側弯が進行する症例が多かった.局所側弯が進行する因子としてL5/S1高位以外,除圧部位に関節形成部が含まれる症例が挙げられた.

  • 吉兼 浩一, 菊池 克彦, 德永 真一
    2024 年 15 巻 8 号 p. 1100-1106
    発行日: 2024/08/20
    公開日: 2024/08/20
    ジャーナル フリー

    Percutaneous endoscopic transforaminal lumbar interbody fusion(PETLIF)は経皮的椎弓根スクリューによるすべり整復固定を併用し,全内視鏡下に確認を行いながらKambin三角経由でNagahamaらによって開発された楕円形スリーブを用いて椎間板高を整復しケージを挿入する椎体間固定術である.我々は手術既往のある椎間に生じた脊柱管再狭窄症,椎間孔狭窄症に対するindirect decompressionとして適用し,ともに術後短期の症状改善が確認され,再再手術症例も認めなかった.術中硬膜神経根損傷や症候性術後硬膜外血腫等の周術期合併症の発生もなく,再手術例に対するPETLIFの低侵襲性,安全性,有用性が示唆された.

  • 小山 一茂, 澤田 利匡, 田中 利弘, 川岸 利光
    2024 年 15 巻 8 号 p. 1107-1111
    発行日: 2024/08/20
    公開日: 2024/08/20
    ジャーナル フリー

    はじめに:MIS-TLIFでは,ケージが椎体終板の強度が低い正中に設置されやすい.スレッド型ケージ(TC)は,ねじ構造が椎体終板にくい込むため,初期固定性を向上させる可能性がある.本研究の目的は,TCとボックス型ケージ(BC)を用いたMIS-TLIFにおける画像パラメータの違いを明らかにすることである.

    対象と方法:L5/S1に対するMIS-TLIFを行い,術後1年以上観察が可能であった44例を対象とした(TC 19例,BC 25例).最終観察時における骨癒合ありの割合,スクリュー折損,ケージの後方移動の有無,L5/S1の局所前弯角を観察し2群間で比較検討した.

    結果:骨癒合ありの割合はTC群47%,BC群84%であった(P=0.004).スクリュー折損はTC群3例,BC群0例,ケージの後方移動はTC群0例,BC群10例だった.局所前弯角はTC群で術前6.7度→最終観察時4.9度,BC群で術前6.7度→最終観察時6.6度であり,両群とも術前と最終観察時で有意差を認めなかった.

    結語:TCは前後方向の制動に強くケージの後方移動を認めなかったが,前後屈方向の制動が弱いため骨癒合に不利と思われた.TC,BCともに局所前弯角の獲得は小さく,ケージの設置位置や挿入数など改善の必要があると思われた.

  • 谷 陽一, 中 信裕, 小野 直登, 川島 康輝, 朴 正旭, 石原 昌幸, 足立 崇, 谷口 愼一郎, 安藤 宗治, 齋藤 貴徳
    2024 年 15 巻 8 号 p. 1112-1119
    発行日: 2024/08/20
    公開日: 2024/08/20
    ジャーナル フリー

    はじめに:LLIFと経皮的椎弓根スクリュー(PPS)による後方固定を併用する手術においては脊柱管内の操作をすることなく神経除圧が得られることから,周術期に抗血栓薬を休薬することなく安全に手術を行える可能性がある.

    対象と方法:対象は当教室において,LLIFとPPS固定を施行した症例のうち,抗血栓薬継続下に手術を行った継続群17例と比較対照群として術前から一定期間休薬した後に手術を施行した休薬群16例を合わせた33例,手術時平均年齢は74.4(54~85)歳である.

    結果:術中出血量は継続群で多い傾向にあったが統計学的有意差はなく,術後出血量は継続群で有意に多かった(p=0.0241).Hb値,Ht値の低下率は術翌日,術後7日目ともに継続群で多い傾向にあったが統計学的有意差はなかった.輸血は継続群で3例(17.6%)に施行し,休薬群では認めなかった(p=0.0390).基礎疾患の発症を含めた周術期合併症は両群ともに認めなかった.

    結語:抗血栓薬継続による出血リスクよりも休薬による基礎疾患発症のリスクが高いと判断された場合,脊椎固定術に関しては間接的神経除圧を目的としたLLIF+PPSが有用である.

テクニカルノート
  • 吉水 隆貴, 三宅 央哲, 水野 哲太郎, 野坂 潮, 石井 啓介, 渡邊 水樹, 佐々木 寛二
    2024 年 15 巻 8 号 p. 1120-1125
    発行日: 2024/08/20
    公開日: 2024/08/20
    ジャーナル フリー

    はじめに:Unilatearal Biportal Endoscopy(UBE),Biportal Endoscopic Spine Surgery(BESS)はポータルを2つ用いて灌流下に行う脊椎内視鏡手術である.内視鏡下の腰椎除圧手術は操作性や視野の不良により硬膜損傷など合併症や除圧不足が懸念されるが,UBE/BESSは操作性が高くこの問題を低減できる可能性がある.UBE/BESSによる腰椎除圧術での黄色靱帯の処理の工夫を紹介する.

    技術報告:片側進入両側除圧で手術を行う.上位椎弓尾側縁の骨切除を行い,黄色靱帯の正中部および頭側付着部縁を同定する.対側椎弓と黄色靱帯の間を剥離して椎弓腹側から下関節突起の骨切除を行う.黄色靭帯の浅層を切除し,さらに深層を菲薄化し上関節突起の辺縁を同定する.上記手順で黄色靱帯深層を神経根上の緩衝剤として対側外側陥凹部の骨性狭窄をドリルで切除可能である.黄色靱帯を正中で裂き対側靱帯のみ切除する.進入側椎弓の骨切除を追加,黄色靱帯を切除して除圧を完了する.

    結語:UBE/BESSでは拡大視野で黄色靭帯の微小な解剖を確認できるため精細に対側除圧を行うことができる.

  • 井ノ口 崇, 三宮 将典, 田中 孝明, 小田 和孝, 横田 真二郎, 西田 一平, 赤木 俊亮, 小笠 滉貴, 西井 幸信
    2024 年 15 巻 8 号 p. 1126-1130
    発行日: 2024/08/20
    公開日: 2024/08/20
    ジャーナル フリー

    はじめに:局所麻酔下で行うTF-FESS(Transforaminal approach-full endoscopic spine surgery)は,見慣れないモノポータル内での限られた視野で行う手技であるため,止血操作がより重要である.局所麻酔で行うため,麻酔科に周術期管理を依頼せずに手術可能となる反面,術中血圧などのコントロールについても術者の技量に委ねられるため,骨・軟部組織からの出血への厳格な対応が要求される.稚拙な止血は手術時間が延び操作の的確性は下がり,ひいては治療成績の低下に繋がりかねないが,これまでにTF法の止血方法に絞った報告はない.

    技術報告:止血方法は,出血点を物理的に塞いでしまう直接的な止血と,周囲環境を変化させることで出血を管理する間接的な止血に分けることができる.直接的な止血には,バイポーラを使用した止血などがあり,関節的な止血には,灌流圧の調整などがある.

    結語:直接的な止血方法および間接的な止血方法を整理して,手術中適切に使い分けることで,スムースな手術が可能になると思われる.

  • 井ノ口 崇, 三宮 将典, 田中 孝明, 小田 和孝, 横田 真二郎, 西田 一平, 赤木 俊亮, 小笠 滉貴, 西井 幸信
    2024 年 15 巻 8 号 p. 1131-1135
    発行日: 2024/08/20
    公開日: 2024/08/20
    ジャーナル フリー

    はじめに:経椎間孔アプローチによるfull-endoscopic ventral facetectomyは,西良らによって報告された,外側陥凹部狭窄に対し局所麻酔下での除圧手術である.

    技術報告:筆者は,この手術の開発者から直接指導を受けたのち,2022年4月より本術式を自施設で導入した.手術手順は,以下の6つのステップで実施される.

    1.局所麻酔下に,カニュラを正しく設置する.

    2.上関節突起の切除.

    3.下関節突起の部分切除.

    4.黄色靭帯と神経根との間の剥離操作.

    5.黄色靭帯の切除.

    6.traversing nerve rootの開放.

    これらの手順の重要なポイントについて詳述する.

    結語:局所麻酔下で行う経椎間孔アプローチによるfull-endoscopic ventral facetectomyは,外側陥凹部狭窄の治療において,低侵襲に除圧可能な術式である.

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