山羊を実験材料として,P.M.S.を74日間注射し,アンチホルモン生産を実験して,次の結果を得た。
1) 毎週注射山羊(500i. u.毎週)血清中に58日以降アンチホルモンの生産が窺われた。
2)アンチホルモンの生産は,P.M.S.では,注射方法の差よりも注射用量に影響される様で,その持続性はそれ程長くたい亀のと思われる.
3)アンチホルモンの生産と黄体活性との関係は更に検討する必要があろう。
4)下垂体のBasophile細胞の増加と血清r一Glob-ulinの増加がアンチホルモン生産山羊でみられたが,今後の検討を必要としよう。
御指導戴いた東大小林隆教授,新谷昇治博士,岩大三浦定夫教授,大島寛一助教授,並びに日頃御鞭燵戴いている東大名与教授佐々木清綱博士に感謝の意を表します。
又,使用したホルモンを提供された東芝製薬に対して感謝します。
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