兎の乳腺管内注射によりprolactinの乳腺発育作用を調べた。
既にalveolusを有する乳腺に対しては,更に発育と共に強い乳汁分泌を示した。
Alveolusはないが,かなりduct systemの発達した段階の乳腺に対しては,alveolus形成作用を示し,個体によつては更に乳汁分泌を起した。
未発達のduct systemの乳腺に対してはalveolus形成は見られなかつた。
尚alveolus形成に必要なprolactinの量的時間的問題及びductの状態による条件の有無は検討を要する。
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