- 4 号 p. 127-
- 3 号 p. 101-
- 2 号 p. 45-
- 1 号 p. 1-
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橋本 知幸, 皆川 恵子, 數間 亨, 武藤 敦彦, 葛西 真治, 駒形 修, 前川 芳秀, 冨田 隆史, 渡辺 護, 澤邉 京子, 白石 ...2017 年 68 巻 3 号 p. 101-108
発行日: 2017/09/25
公開日: 2017/10/31
ジャーナル フリー人の活動域に生息するマダニに対して，衛生害虫用殺虫剤4製剤（プロペタンホスMC剤，フェニトロチオンフロアブル剤，フェンチオン・フタルスリン混合乳剤，フェニトロチオン粉剤）を各々処理し，防除効果とその持続性を評価した．試験区内ではフタトゲチマダニが優占して見られた．4製剤は処理1～6日後に80%以上の減少率を示し，概ね速効的にマダニを駆除した．4製剤の中でプロペタンホスMC剤は48日後まで減少率80%以上を維持し，効果が最も持続した．他の剤は19日後以降，減少率は徐々に低下した．これに対して，処理区画内で地面と同様に処理し，継続配置した白布を1, 6, 31日後に回収し，マダニを24時間強制接触させた場合，フェンチオン・フタルスリン混合乳剤とフェニトロチオン粉剤では6日後までに，他の剤も31日後には残効性がほぼ消失し，見かけ上の効果と残存成分による効果には差があることが示唆された．処理区周辺でのニホンジカ等の大型動物の活動状況から，処理区内のマダニ密度の回復には，これらの動物による影響が大きいと推定された．
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Toshihiko Hayashi2017 年 68 巻 3 号 p. 109-111
発行日: 2017/09/25
公開日: 2017/10/31
ジャーナル フリーA new species of the genus Minilimosina (Allolimosina) Roháček is described from Nepal, Vietnam, Malaysia, Singapore and Indonesia. Minilimosina (A.) cerciseta Su, 2011 is newly recorded from Pakistan, and it is also new to the Oriental region.
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橋本 知幸, 琴 基天, 東 直行2017 年 68 巻 3 号 p. 113-117
発行日: 2017/09/25
公開日: 2017/10/31
ジャーナル フリー2015年10月に経口ダニアナフィラキシーと見られる1症例を経験し，その事故品中より，ヒョウヒダニ属の一種Dermatophagoides siboneyを多数認めた．得られた標本の計測では雌の胴体長は平均296±S.D. 35 µm，雄の胴体長は平均256±S.D. 17 µmであり，一般的なコナヒョウヒダニよりも一回り小型であった．雄成虫では第I脚基節条に分離型とV字型が見られたが，その比は47匹：16匹であった．さらに，患者宅の屋内塵中のダニ相を検査した結果，コナヒョウヒダニとヤケヒョウヒダニに混ざって本種を認めた．本種は本邦初報告と考えられる．
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角田 隆2017 年 68 巻 3 号 p. 119-120
発行日: 2017/09/25
公開日: 2017/10/31
ジャーナル フリーA 57-year old male, who had taken part in a field investigation of Japanese serow, Capricornis crispus, was bitten by a tick in Shimokita Peninsula in Aomori Prefecture, northern Honshu, Japan in late December 2007. The female tick was found attached to his left chest. The author, who also took part in the field investigation, removed the tick with forceps. Examination of the tick revealed that it was Ixodes acutitarsus (Acari: Ixodidae). As the mean temperature on the day that he was bitten was 3.7°C, this suggests that I. acutitarsus is active at around 0°C.
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2017 年 68 巻 3 号 p. 121
発行日: 2017/09/25
公開日: 2017/10/31
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