衛生動物
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45 巻, Supplement 号
選択された号の論文の23件中1~23を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. Cover17-
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. App10-
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. App11-
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
  • 篠永 哲
    原稿種別: Article
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. 1-7
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
  • 岩佐 光啓, V. K. THAPA
    原稿種別: 本文
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. 9-22
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
    ネパールのツヤホソバエ類については今までに8属25種が記録されていた.1988年, 1990年および1992年に行われたネパールにおける双翅目昆虫の調査において採集されたツヤホソバエ類を調べ, 1新種Dicranosepsis trichordisを記載し, 2属7新記録種を加え, 計10属33種を記録した.また, 属および種への検索表を付した.新種のD. trichordisは, 雄の前脚の腿節の刺, 剛毛などの形状によって他の同属の種と区別できる.
  • 岩佐 光啓, Raghav Ram TEWARI
    原稿種別: 本文
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. 23-29
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
    1987年と1993年に行われたインド亜大陸における双翅目昆虫の調査において採集されたインドのツヤホソバエ類を調べ, 1新種Meroplius maximus Iwasa, n. sp.を記載し, 3新記録種Meroplius elephantis Iwasa, Perochaeta hennigi Ozerov, Dicranosepsis prominula Iwasaを含む7属18種を記録した.新種のMeroplius maximus Iwasa, n. sp.は, M. beckeri (De Meijere)とM. elephantis Iwasaに類似しているが, 雄の前脚腿節の棘や剛毛の形状および雄交尾器のsurstylusの前方に突起を有することなどによりそれらと明確に区別できる.
  • 林 利彦
    原稿種別: 本文
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. 31-54
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
    文部省海外学術調査で, パキスタン(1988年)とネパール(1992年)におけるハヤトビバエ相を調査する機会を得た.人糞との係わりの強いParalimosina属について調べた結果, 14種を見いだした.その内, 6種が新種であった.また, P. japonica Hayashiがネパールより初めて見いだされ, P. altimontana (Rohacek)及びP. marshalli Rohacek et Pappの雌が初めて発見された.新種は以下の通りである : P. albipes Hayashi, sp. nov. (ネパール);P. biloba Hayashi, sp. nov. (ネパール);P. cavata Hayashi, sp. nov. (パキスタン, ネパール);P. confusa Hayashi, sp. nov. (ネパール);P. megaloba Hayashi, sp. nov. (パキスタン, ネパール);P. similis Hayashi, sp. nov. (ネパール).なお, P. eximia種群は本属中特異なグループであり, 非常に複雑であるため, 充分時間をかけて再検討する必要があり本論文中には含めなかった.
  • 上宮 健吉
    原稿種別: 本文
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. 55-69
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
    平成2年度文部省国際学術研究によって得られたネパール王国の眼病媒介性メマトイキモグリバエSiphunculina属を分類学的に研究した.その結果, 既知種の4種に加えて新たに4種を追加して全体で8種の分布を確認した.すなわち, S. stigmatica sp. nov.を新種として記載し, S. funicola (de Meijere), S. nitidissima Kanmiya, S. simulata Kanmiyaの3種を同国より新しく記録した.このうち, S. funicolaは東南アジアで眼病媒介性の顕著な種類として知られている種である.これらネパール産8種とインド産既知種の6種(共通種3種)を加えた包括的な検索表を作成し, 同時に頭部額三角部の形態形質の模式図による簡便な識別化を試みた.さらに, 各種の明瞭な識別形質の記載と一部の種では, 頭部, 腹部や雄交尾器の図示を行った.
  • 諏訪 正明
    原稿種別: 本文
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. 71-80
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
    Botanophila属のハナバエはネパールからは従来7種が知られていたが, 東京医科歯科大学の篠永哲博士らの調査によってもたらされた標本を基に今回B. shinonagai sp. nov., B. nigriterminis sp. nov.及びB. apodicra (Feng)の3種を追加した.新種B. shinonagaiはチベット産のB. coloriforcipis (Fan)に近縁であるが, 口前縁がより突出すること, 雄の生殖器節の細部が相違することなどにより識別できる.新種B. nigriterminisは中国貴州省産のB. suwai (Wei)に近縁で, 雄の生殖器節にはわずかな相違しか認められないが, 脚の剛毛式に顕著な相違がある.B. apodicra (Feng)は中国四川省より記載された種で, 雌についてはこれまで知られていなかったが, ネパール産の雌雄の標本に基づいてその再記載を行った.
  • 西田 和美
    原稿種別: 本文
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. 81-97
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
    東洋区のヒメイエバエ科のハエについてはほとんど実態は解っていない.著者は, 1992年から1994年に行われた文部省海外学術調査と, 1972年に行われた九州大学ネパール・ヒマラヤ学術調査で採集された標本を調べる機会を得た.ネパールにおけるヒメイエバエの調査も十分ではなく, まだFannia nepalensis Nishida, F. himalayana Nishida, F. alta Nishidaの3種しか記録はない.衛生害虫であるF. canicularis (Linnaeus)やF. scalaris (Fabricius)の記録は未だない.上述の調査で得られた標本のほとんどは, F. nepalensisとF. himalayanaであった.残り標本の中から, 次の4新種を記載した.F. ampla sp. nov., F. angusta sp. nov., F. densa sp. nov., F. globosa sp. nov.また, F. densa sp. nov.および日本産のF. jezoensis Nishidaを含む近緑種グループとして, carbonaria-group内に, 新しくjezoensis-subgroupを設けた.さらにネパール未記録種として次の4種を報告する.F. alpina Pont, F. dupula Nishida, F. indica Chillcott, F. manicata (Meigen).
  • 篠永 哲, Madhusdan M. SINGH
    原稿種別: 本文
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. 99-177
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
    文部省科学研究費(海外学術研究)補助金によるネパール王国の衛生上重要なハエ類の研究の一環として, 野外調査で得たイエバエ科のうち, イエバエ亜科, サシバエ亜科およびトゲアシイエバエ亜科を調べた.このほか, 九州大学ヒマラヤ学術調査隊の採集した標本も合わせて研究した結果, 23属, 112種が産することが判明した.この内, 新種26種, ネパールからの新記録種が52種含まれている.
  • 倉橋 弘, V. K. THAPA
    原稿種別: 本文
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. 179-252
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
    1990年と1992年にネパールで行われた東京医科歯科大学による文部省海外学術調査の際, 調査隊メンバーにより採集された標本を中心に, さらに九州大学, 北海道大学, ルンド大学博物館, ビショップ博物館所蔵の資料も加えてネパール産クロバエ科双翅目昆虫の分類学的研究を行った.ネパールのクロバエ科は合計23属77種となった.このうち, 10種は新種, 42種がネパール新記録であった.採集された標本に基づいてネパール産77種の検索表を作製した.コクロバエ属Melindaの1種は同定未了として残った.新種はCalliphora himalayana sp. nov., Nepalonesia pulchokii gen. nov., sp. nov., N. shinonagai gen. nov., sp. nov., Onesia girii sp. nov., Melinda nepalica sp. nov., M. sugiyamai sp. nov., Cosmina nepalica sp. nov., Isomyia hetauda sp. nov., I. shelpa sp. nov., I. singhi sp. nov.であり, Nepalonesia属はその雄の特徴的な第5腹板などによりOnesia属に近縁な新属として設立された.ネパールのクロバエ相は東洋区系要素が40%をしめ, 東洋区・オーストラリア区(一部, 東旧北区から東洋区オーストラリア区に広く分布するものも含め)要素が13%と東洋区の色彩が濃いことと, 固有種が占める割合が26%と高いことが特徴である.シノ・ヒマラヤ要素は9%を占め, 低地の東洋区系要素と高山帯の旧北区系要素に挟まれた山地帯に分布していることが判った.ホホアカクロバエ, ミヤマクロバエ, ヒツジキンバエ, オビキンバエなど世界共通種や氾熱帯・亜熱帯種も分布が確認されたことは医学上又は獣医学上重要である.
  • 加納 六郎, 篠永 哲
    原稿種別: 本文
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. 253-275
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
    ネパール産ニクバエ亜科ハエ類について1990年及び1992年の文部省海外学術調査の際, 我々が採集した標本を同定した結果, 1新種と8未記録種を見出した.ネパール産ニクバエは合計40種となった.新種はヒロムニクバエSarcophaga hiromui n. sp.と命名し, 図を附して記載した.新たに記録された8種はSarcophaga unguitigris (Rohdendorf), S. scopari-iformis Senior-White, S. yunnanensis (Fan), S. beesoni Senior-White, S. hozawai Hori, S. seniorwhitei Ho, S. crinita Parker, S. globovesica (Ye)である.1990年と1992年採集の37種の検査標本のデータ, Sarcophaga globovesica (Ye)の雄の第5腹板と生殖器, 及びS. doleschalli Johnston et TiegsとS.Khasiensis Senior-Whiteの雌の腹板と生殖器を図示した.
  • 嶌 洪
    原稿種別: 本文
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. 277-286
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
    ネパール, タイおよびインドから, それぞれ次のようなヤドリバエ科の顕著な新種を記載した : Legeriella coxalis sp. nov., Paropsivora asiatica sp. nov., Pales tamilensis sp. nov. Ligeriella属はヨーロッパに分布する種aristataに基づいて創設され, その後もモンゴルから同一種が記録されたのみであったが, 今回第2の種coxalisが旧北区に隣接するネパールから発見された.タイから記載されたParopsivora asiaticaは, 本属としては初めてオーストラリア以外から記録されたもので, 本属の系統関係を考えるうえで興味深い.Pales属は東南アジアから6種が知られているが, 今回インドから発見されたtamilensisは, アフリカ, ヨーロッパ, アジアなどの旧世界から知られるいずれの種とも異なる, 特異な形態的な特徴を持つものである.
  • 角田 隆, 林 晃史, 篠永 哲, Aye Myat Thu, Madhusdan Man SINGH
    原稿種別: 本文
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. 287-290
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
    ネパールの6地点からイエバエを採集飼育し, 8種類の殺虫剤に対する感受性について調査した.ネパール産イエバエは一般的に高槻系イエバエよりもこれらの殺虫剤に対して高い感受性を示した.特に, 2種類のピレスロイド系殺虫剤, d-t, allethrinとpermethrinが低いLD-50値を示し, イエバエの防除に対して現時点で強い効果を持つことがわかった.
  • 林 晃史, Dipika KAUL, 廿日出 正美, Raghav Ram TEWARI, 篠永 哲, Uma Rani AGRAWAL
    原稿種別: 本文
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. 291-297
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
    今日まで, 世界各地からイエバエを採集して, 各種の殺虫剤に対する感受性について調査を行なってきた.しかし, いずれの場合も実験室に持ち帰り, 一度, 飼育して増殖した個体群を用いたものであった.今回は, 薬剤感受性の程度を現地で.迅速且つ簡便に実験出来る方法を知る事を目的とし実験を行なった.実験方法は, 迅速且つ簡便に実験出来る方法を知る事を目的とし実験を行なった.実験方法は, 準備が容易な濾紙接触法により, 速効性や残効性を調べた.実験に用いたイエバエは, インドのアラハバード市内と周辺の地域の4か所で採集した個体群である.実験に使用した殺虫剤は, malathion, fenitrothion, permethrin, fenothrinおよびpropoxorの5種類である.実験の結果, 継続接触法では, permethrinとfenothrinが優れた速効性を示し, propoxor>fenitrothion>malathionの順に感受性が低下した.また, 採集地別の感受性は, 速効性のある殺虫剤において, その差が大きい傾向が強かった.短時間接触法の結果について見ると, fenothrinの効果が高かった.Katra (市内)で採集したイエバエは, fenitrothion, permethrinおよびpropoxorに対する感受性が郊外のPhaphamauで採集したものよりも低く, 感受性に差異が認められた.残効性については, permethrinとfenothrinともに優れていた.Permethrinについては, 処理直後のKT_50値が8分45秒に対し30日後の処理面で6分21秒と低下は認められなかった.しかし, propoxorは, permethrinやfenothrinに比較して遅効性で, 残効性も低下しやすい傾向が認められた.以上の結果から, この実験の範囲では, 濾紙接触法は, 現地で迅速に状況を知る方法として, 実用性が高いといえる.なお, malathionに対する感受性は, 日本産イエバエでは見られない, 高い感受性であった.また, pyrethroid剤が, propoxorよりも高い残効性をしめした事は興味ぶかい点である.このほか, 今回の実験で, イエバエとフタスジイエバエの感受性に差異が無い事がわかった.
  • ウエールス J. D., Madhusdan M. SINGH, 鈴木 健之, 三浦 雅美, 倉橋 弘
    原稿種別: 本文
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. 299-302
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
    1990年, 1992年に行われた文部省海外学術調査の際, ネパールで採集されたホホグロオビキンバエChrysomya pinguis (Walker)の雄の複眼に2型があることが発見された.複眼の上部2/3の個眼が特に大きく, 下部1/3の小さい個眼との境界がはっきりしているdf型(derived form)は比較的標高の低いところで, 複眼の上部2/3の個眼は下部1/3のものから段々大きくなって, 境界がはっきりしないnf型(normal form)は標高の高いところで, しかも, 自然度の高い森林内でみられた.東南アジアの8か国からの標本について2型の分布や環境等を調べた結果, df型の分布はnf型の分布よりも広く, 低地の二次林や人類生活環境にも見られるなど人親和性も強いことが判った.
  • Dipika KAUL, 篠永 哲, Uma Rani AGRAWAL, 倉橋 弘, Raghav Ram TEWARI, Sasya TH ...
    原稿種別: 本文
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. 303-309
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
    インド産Sarcophaga amplicercus Shinonaga et Tumrasvinの5種のアイソザイム, aldehyde oxidase (AO), malic enzyme (ME), xanthine dehydrogenase (XGH), lactate dehydrogenase (LDH), acid phosphatase (ACPH)の電気泳動パターンを調べた.AO, XDH, MEについては変異は認められず, ACPH, LDHでは多型を示した.さらにその結果を, これまで電気泳動パターンのわかっている6種のニクバエと比較したところ, S. amplicercusのAO, XDH, MEの3酵素は他のニクバエと同じくシングル・バンドであったが, その移動度は大きく異なっていた.LDHとACPHについては他のニクバエとおなじくLDHはシングルローカスで, ACPHはダブルロカースであった.S. amplicercusのスロームービングなLDH^aの移動度はS. argyrostomaのLDH^cに近かった.一方, S. amplicercusの速いLDH^bは他のニクバエに見られないものであった.
  • Dipika KAUL, 篠永 哲, Raghav Ram TEWARI, 倉橋 弘, Uma Rani AGRAWAL, Chandra ...
    原稿種別: 本文
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. 311-316
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
    インド産Sarcophaga pattoni Senior-Whiteの7つの飼育コロニーについて, 電気泳動による3種のアイソザイムaldehyde oxidase (AO), malic enzyme (ME), xanthine dehydrogenase (XDH)のローカスの遺伝的変異を調べた.その結果, AOとMEは7つのすべてのコロニーで変異が認められなかったが, XDHは2つのコロニーで多型を示した.
  • 原稿種別: 目次
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. Toc1-
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. Toc2-
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. Cover18-
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1994 年 45 巻 Supplement 号 p. Cover19-
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
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