放送研究と調査
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70 巻 , 12 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • テレビとソーシャルメディアの連関の中で~ 【第1部】データで総覧する報道と投稿の200日
    高橋 浩一郎, 原 由美子
    2020 年 70 巻 12 号 p. 2-35
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/04/16
    研究報告書・技術報告書 フリー
    2020年は、「新型コロナウイルス」という未知のウイルスによって、世界中がかつてない経験を強いられる年となった。感染が拡大する中、日本では、4月に全国に緊急事態宣言が発出され、小中高校が休校、外出や移動の自粛を要請されるなど、人々の生活が大きく変化することとなった。この間、放送局は、取材や番組収録などに制約を受けつつも、新型コロナウイルス関連の報道にも力を割いてきた。また、この間は、テレビなど既存メディアによる取材が困難になる中、当事者や関係者からのソーシャルメディア等を使った発信が数多く行われ、それをテレビが伝えるというような、両者の相互連関が見られた。そこで、1月中旬から7月末までの期間、テレビがソーシャルメディアと連関しつつ「新型コロナウイルス」に関してどのように伝えてきたか、検証を行った。 日中から夜間の情報番組・ワイドショー、キャスターニュース番組を対象に検証したところ、これらの番組が多くの時間を割いて関連報道を行っており、ほとんどの番組で視聴率も増加していた。伝えられた諸々の内容のうち、「PCR検査」「マスク」「自粛」などに関わる話題は、一貫して伝えられた。また、テレビは一定程度ソーシャルメディア由来の情報を扱い、中でもTwitterを多く利用していた。Twitterの中ではテレビの話題に活発に反応した局面も多々見られ、相当数の投稿がなされた。両者間では、時に話題の往還が見られ、その往還が実社会に影響を与えるケースもあった。
  • 2020 年「日本語のゆれに関する調査」から(1)
    塩田 雄大
    2020 年 70 巻 12 号 p. 36-53
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/04/16
    研究報告書・技術報告書 フリー
    「日本語のゆれに関する調査」の結果について報告をおこなう。調査結果から、次のようなことを指摘する。 ▼「9時10分前」というのは「9時10分の数分前」であるという解釈のしかたが、若い年代になるほど多くなっている。 ▼「私情」ということばについて、20代を中心に「私的な事情」のことも指しうるという考え方が多くなっている。 ▼「船は2日おきに来ます」という言い方について、ある日に船が来たら次に来るのはその3日後になるという解釈は少なく、2日後になるという解釈が最も多かった。 ▼「言う」について、「[ユウ]と発音する」と意識している人が多かったが、文字で書かれたとおり「[イウ]と発音する」と意識している人の数も決して少なくなかった。 ▼「ぬかった道」ではなく「ぬかるんだ道」と言うという人が最も多く、この回答に集中する割合は若い年代になるほど顕著に多くなっている。 ▼「足らない」「もの足らない」ではなく「足りない」「もの足りない」と言うという人が、いずれも多い。年代が若くなるほどこの回答に集中する割合が多くなっている。 ▼「はし・はじ」(端)は、全体としては「はし」が最も多いが、若い年代になるほど「はじ」もある程度多くなるような分布になっている。
  • 「新型コロナウイルス臨時休校・休園時と再開後の‚子どもと保護者のメディア行動調査」から②
    宇治橋 祐之, 谷 正名
    2020 年 70 巻 12 号 p. 54-86
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/04/16
    研究報告書・技術報告書 フリー
    新型コロナウイルス感染症による2020年4~5月の休校・休園時に在宅を余儀なくされた子どもと保護者は、学校・園再開後の6~7月にどのような意識・価値観のもと、どのようなメディア行動をとったのか。また学校や家庭に広がりつつあったデジタル学習教材は、学校・園再開後にどのように評価されたのかを報告する。 メディア行動の変化をみると、「テレビ」は、休校・休園前と比べると、利用時間が「増えた」人が「減った」人より多い傾向だが、休校・休園中との比較では「増えた」人と「減った」人が、ほぼ同じ程度であった。一方「スマートフォン」は休校・休園前との比較、休校・休園中との比較のいずれも利用時間が「増えた」人が多かった。また、生活の変化についてみると、「ストレスが多重にかかる状況」は継続していた。 その中で、「有意義へのニーズ」が存在する、という大枠自体は、変化していないようであったが、その内実は異なる様子がみられた。 デジタル学習教材についてみると、利用は広がったが、それは学校などからの指示によるためで必ずしも興味をもつ人が増えたわけではないこと、一方で実際にデジタル学習教材を利用した結果、多様なニーズが現われていた。大きな方向性としては、メディア接触の変化でみられた「オンデマンド化」と「有意義へのニーズ」と重なることが多い様子がみられた。
  • 東山 浩太
    2020 年 70 巻 12 号 p. 88-91
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/04/16
    研究報告書・技術報告書 フリー
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