エンジン燃焼解析ソフトウエアであるHINOCAを対象に,ディーゼルエンジン解析のための機能拡大と適用性検証を行った結果を中心に紹介する.
ガソリンエンジンにおけるCO2排出量低減のための希薄燃焼の実現に適した強流動ポートの探索を課題として,HINOCAを用いたLESによる多サイクル流動計算を実施し,一般的なエンジン開発で多用されているRANSを用いた評価では困難なサイクル間変動まで含めた筒内流動評価を試みた.この結果,HINOCAの活用により,強流動とサイクル間の燃焼変動抑制を同時に実現し得る吸気ポート形状の検討が可能であることが示された.
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