生理心理学と精神生理学
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26 巻 , 1 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
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  • 一谷 幸男
    26 巻 (2008) 1 号 p. 1-3
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
  • 筒井 健一郎, 渡邊 正孝
    26 巻 (2008) 1 号 p. 5-16
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    本論文では, 脳内の報酬系にかかわる最新の知見を取り上げてレビューする。黒質緻密部 (SNc) および腹側被蓋野 (VTA) のドーパミン細胞は, 側坐核, 背側線条体, 辺縁系, および前頭連合野など, さまざまな報酬関連領域に軸索を投射しており, 報酬の脳内表現に重要な役割をはたしている。ドーパミン細胞が報酬の予測誤差の検出に関わっているのに対して, 側坐核や辺縁系に属する複数の脳領域は, 報酬から快感や喜びを生じさせることに関わっている。背側線条体は, 特定の刺激や行為の価値を学習することに関わっており, パブロフ型および道具的条件づけの成立に重要な役割を果たしている。前頭連合野は, 行為を実行したり将来の行動を組織化したりするための動機づけの支えとなる, 短期および長期の報酬期待に関わっている。また, 行動選択肢の評価, 行おうとする行為の検討や, 行為の結果のモニタリングなどに関わることにより, 報酬情報に基づいた意思決定に重要な役割を果たしている。
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  • 坂田 省吾
    26 巻 (2008) 1 号 p. 17-26
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    時間は生体における毎日の活動にとって重要である。タイミングと時間知覚は動物が生きていくうえで基本的なものである。しかしその脳内メカニズムはまだ明らかになっていない。ここでは海馬機能に注目して海馬が時間情報処理に果たしている役割について解説する。海馬領域の電気的活動であるLFP (local field potentials) として訓練や行動の状態に依存した律動的な海馬θ波がよく知られている。これは海馬錐体細胞の同期振動の結果としてLFPに現れるものであり, どのような訓練条件でその同期現象が生じるのかを観察すれば海馬機能の推定もできる。ここでは時間処理を含む非空間的な刺激弁別について考察する。時間情報処理の指揮者の役割として基底核 (basal ganglia) が考えられているが, その情報制御と海馬機能との関連についても注目される。
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  • 山田 一夫, 一谷 幸男
    26 巻 (2008) 1 号 p. 27-39
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    情動記憶の消去を薬理学的に促進することは, PTSDや不安症, そして薬物依存の治療に有用である。本稿では, まずラットの情動記憶の測定方法として, 恐怖条件づけと条件性場所選好について概説し, それらの条件性反応の消去メカニズムと, 扁桃体, 海馬, 内側前頭前野との関わりについての最近の研究知見を概観した。また消去におけるグルタミン酸受容体の役割についての知見も紹介し, PTSDなどの情動記憶が関わる精神疾患の治療薬としてのグルタミン酸受容体作動薬の有効性について論じた。
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  • 辻井 岳雄, 山本 絵里子, 渡辺 茂
    26 巻 (2008) 1 号 p. 41-48
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    抗ヒスタミン薬は, アレルギー疾患の治療薬として広く臨床で用いられる薬物であるが, 旧世代の抗ヒスタミン薬 (例 : ケトチフェン) は, 眠気・ふらつき・認知パフォーマンスの低下などの副作用を招くことが指摘されてきた。一方, 新世代の抗ヒスタミン薬 (例 : エピナスチン) は, 抗アレルギー作用が強く, かつ中枢神経の抑制作用が低いことが知られている。本論文は, 記憶認知とその神経相関に及ぼす抗ヒスタミン効果について, 近赤外分光法 (NIRS : near-infrared spectroscopy) を用いた最新の研究成果を紹介し, 特に小児神経薬理学の分野におけるこの手法の有効性について議論した。
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  • 柳井 修一, 岡市 広成
    26 巻 (2008) 1 号 p. 49-59
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    記憶や学習を司る脳部位を検討するため, 多くのアプローチが試みられてきた。本稿ではこのようなアプローチの中から, 脳部位の恒久的損傷法として吸引, ナイフカット, 電気損傷, 神経毒損傷を, 一過性の脳機能停止法として薬物の末梢投与と脳内投与を紹介する。最後に, 本来隣接領域で用いられており, 現在生理心理学の領域で利用されているアプローチの例として, 免疫染色を紹介する。
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