The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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ISSN-L : 1881-3526
46 巻, 6 号
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第45回日本リハビリテーション医学会学術集会
パネルディスカッション
  • 2009 年 46 巻 6 号 p. 345-374
    発行日: 2009/06/18
    公開日: 2009/06/25
    ジャーナル フリー

     
    キーノートレクチャー1:呼吸器系ハイリスク患者への実践的リハビリテーションアプローチ…上月 正博 345

    キーノートレクチャー2:循環器系ハイリスク患者への実践的リハビリテーションアプローチ…水落 和也 350

    リハビリテーションに苦慮した若年性肺気腫の1症例…霜田 直史,笹尾 ゆう,豊倉  穣,児玉 三彦,市川  毅 354

    複数施設で連携して取り組んだ高位頸髄損傷による呼吸障害患者の1例…笠井 史人,東  瑞貴,加藤  馨,長沢 雅子,渡辺 英靖,水間 正澄 358

    急性心筋梗塞後の亜急性期に心室細動を引き起こし,緊急冠動脈バイパス術に至った心不全症例のリハビリテーション…牧田  茂 363

    重症心筋梗塞を来たし長期間心不全加療および人工呼吸管理下でリハビリテーションを施行した症例…高内 裕史,野々垣 学 368

    骨髄異形性症候群による高度貧血および心房細動によるうっ血性心不全症例に対するリハビリテーション…金澤 雅之,上月 正博,南  尚義 372
教育講演
原著
  • 峯松 亮, 吉村 理
    2009 年 46 巻 6 号 p. 380-385
    発行日: 2009/06/18
    公開日: 2009/06/25
    ジャーナル フリー
    骨量減少モデルマウスにおける骨特性に対する運動の有効性は示されているが,その効果は運動条件により様々である.本研究は,骨強度低下予防に対する効果的な走行速度と時間の組合せを調査することを目的とした.12 週齢,雌性ICRマウス60 匹を無作為に6 群(10 匹/群)に分け,SHAM術または卵巣摘出(OVX)術を施行した.SHAM群とOVX群の各1 群を非運動とし,OVXの4 群を運動群(AS,AL,BS,BL群)とした.運動群は,10 週間のトレッドミル走行を行った(走行速度:A群-8 m/分,B-16 m/分,走行時間:S群-25 分間,L群-50 分間,運動頻度:5 回/週).実験終了後,大腿骨および脛骨の機械的骨強度(3 点曲げ強度試験)を算出し,骨重量と灰量を調べた.その結果,大腿骨,脛骨ともAL,BS,BL群は機械的骨強度,灰量においてOVX群よりも有意に高値を示した.BL群は運動群において機械的骨強度,骨重量,灰量は最高値を示した.また,大腿骨,脛骨の機械的骨強度と灰量には,走行速度の有意な影響が認められた.トレッドミル走行により大腿骨および脛骨の骨特性の低下・減少抑制が認められ,その効果は運動量の多い方が高かった.しかし,走行群間の有意な差は認められず,運動量だけではなく,それを規定する運動強度と時間の組合せが骨特性に影響することが示唆された.
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