The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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52 巻, 8-9 号
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Editorial
第51回日本リハビリテーション医学会学術集会 パネルディスカッション
短報
  • 小野 恭裕, 本田 透, 桑嶋 博史, 菰渕 真紀, 山田 耕平, 横山 茂樹
    2015 年 52 巻 8-9 号 p. 550-554
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/08/29
    ジャーナル フリー
    目的:当院で急性期リハビリテーション(以下,リハ)を行った脳卒中患者の血清アルブミン値の継時的変化を病型別に解析し,転帰との関係を検討した.方法:2008 年から2014 年の急性期リハを行い,リハ連携病院での転帰情報が得られた295 名を対象とした.血清アルブミン値を当院入院時から経時的に調査し,連携病院退院時のfunctional independence measure(FIM)を患者転帰の指標として,両者の関連性を調べた.結果:病型は脳梗塞170 名,脳出血105 名,くも膜下出血20 名であった.入院中に血清アルブミン値は全病型で低下し,最低アルブミン値は脳梗塞で3.1±0.6 g/dl,脳出血で3.1±0.6 g/dlと同程度であった.くも膜下出血は2.6±0.4 g/dlまで大きく低下したが,その後の回復は他の病型と同様であった.脳梗塞と脳出血においては最低アルブミン値と退院時FIM間に正相関がみられたが(p<0.001),くも膜下出血では関連性は認められなかった.結論:脳卒中リハ患者の血清アルブミン値と転帰は病型によって異なり,病型別解析の必要がある.
症例報告
地方会
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