活性汚泥中の生菌数を計数するために, 活性汚泥の粉砕法, 培養条件 (培地, 温度, 時間) などの検討を行なった。その結果, ホモジナイザーで10分間活性汚泥を粉砕し, 1平板当り適当なコロニー数になるように稀釈し, それをASE寒天培地 (COD濃度約200mg/l) に混釈接種し, 20℃で10日間培養を行ない培地上に増殖した全コロニー数を計数することによって活性汚泥中の生菌数が得られることがわかった。
本法によっていくつかの下水処理場の活性汚泥中の生菌数を計数したところ, 混合液1ml当りの生菌数は10
7~10
8の範囲であった。
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