鹿児島県内の茶園においてチャの重要害虫であるチャノホソガに対するジアミド剤の防除効果を検討した。その結果,南九州市知覧町の個体群では防除効果が低いことが明らかになった。次に,県内4地域の個体群について感受性検定を行った結果,南九州市知覧町個体群のクロラントラニリプロール水和剤に対するLC50値は,卵期処理で5.9ppm,潜葉前期処理では53.8ppmで,抵抗性の発達が認められた。南九州市の2個体群にはフルベンジアミド水和剤およびシアントラニリプロール水和剤に対する感受性の低下が認められた。なお,霧島市および志布志市の個体群ではジアミド剤の効果は高かった。
カフェイン+EGCG/テアニン+アルギニンのモル比が2未満の高級抹茶を継続摂取するとストレッサーによる侵襲を受けにくいことが既に報告されている。一方,カフェイン+EGCG/テアニン+アルギニンのモル比が2以上の抹茶ではストレッサーによる侵襲を受けてしまうことが本研究でも明らかになった。しかし本研究では,上記モル比が2以上の抹茶ラテを飲用していた場合,不安状態における交感神経系を介したストレス防御反応の低下を抑える可能性があることが示された。